そらは、頭カキカキもお腹なでなでも大好きだったけれど、
コロンと返されるいわゆる「ニギコロ」はあまり好まなくて
人のなすがままにはならないぞ みたいなところがありました。
鳥の本能を貫く頑固な奴
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GHQに「従順ならざる唯一の日本人」と言わしめた
白洲次郎さんは、頑なにプリンシプル(原理原則)を貫いた人でした。
彼が残した多くの名言から察するに、今どきの「忖度」など
大嫌いな人だったのではないかなと思います。たとえば
「ブレない人間は格好いい。そのためには自分の生き方の
”軸”を持っていないといけない。」
「人に好かれようと思って仕事をするな。むしろ半分の人には嫌われるように
積極的に努力しないと良い仕事はできない。」
「今の日本の若い人に、一番足りないのは勇気だ。
”そういうことを言ったら損する”ってことばかり考えている。」
かっこいいなあ! それにくらべて今の政権は、
大国に尻尾をふって、ヘリが落ちても断固たる態度がとれなかったり、
耳障りのいい言葉ばかり並べて、都合の悪いことは隠したり、
国民のために貫くべきプリンシプルはどこに行ったのかしらね。
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小田急線の鶴川駅から15分ほどの閑静な住宅街に
白洲次郎の邸宅『武相荘(ぶあいそう)』があります。
現在公開されているこの邸宅は、野草あり竹林あり小川あり…
そんな庭をゆるやかにのぼったところに建っています。
ここで食事をいただくこともできて、少し前に友人と訪れました。
決して華美でなく洗練された趣のある空間で、
ちょっと贅沢なランチだったな (^_-)-☆
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さてさて、選挙の行方やいかに。プリンシプルを貫く党はどこ?
選挙当日は台風が近づくそうだから、期日前に投票してこようかな。