つれづれ草

日常の思った事を書いていきます。

神々の里の神楽祭り

2008-11-15 21:37:43 | 日々のこと
11月も終わりになると、
あちこちで神楽が始まる。
高千穂の神楽は今日からだと聞いたが、
毎週土曜の夜から日曜日にかけて、一晩中舞う。
各地域の民家が毎年交代で神楽宿として、
神様をお迎えしお宿を提供する。

普通の民家でこのようなことが行われることは、
神々の里・高千穂だからだろう。
お宿になった民家はこの夜は、
寝ないで神をお守りし、神楽の舞いをする。
地区の人が総出で神様をまつり、
一年の豊作に感謝し舞うのだと思う。
実際行って見ると神と里の人々とのつながりが、
何となく判るような気がする。

民家の8畳くらいのたたみの部屋の中側に、
半紙を切り抜いた飾りの紙が、
名前を忘れたが、四方の鴨居に張り巡らしてある。
そこは神の座をあらわしているようだ。
その中で舞い手が48番を朝まで交代で舞う。
地区の若い男の人は剣の舞いをする。
勇壮で激しい動きだったが、
笛と太鼓にあわせて上手に舞う。

真夜中になると、心地いい太鼓と笛の音に、
見ている人も眠くなる。
そうすると、笑いが出る舞いがあって、
お酒や煮物が回ってきてまた目が覚める。
それでもさすがに眠くなったので、
友人宅で仮眠させてもらった。
明け方に天の岩戸の場面があるというので、
見に行った。
タジカラオウノミコトが天の岩戸を空けて、
アマノミコトのお出ましで終わる。
神々の国・高千穂ならではの神楽祭りである。