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しゃりお @ 撮り鉄倶楽部

最近の鉄道撮影記録と懐かしい国鉄時代の写真を気ままに更新してます。

あの頃の 福塩線    最後の旧型国電

2011-03-23 21:21:21 | 国鉄時代
今日は会社の休業を利用して気分転換のつもりで伯備線の撮影に出かけてきました。
午前中はまずまずの天気でしたが、お昼頃から曇り始め上石見辺りで3084レ貨物撮影時には雪が舞う天気になりその後も小雨などが降る寒い一日で撮影にも厳しい一日でした。
撮影報告はまた後日に・・・



府中駅の隅にいつも静かに止まっている事の多かったクモハ32000ですが時には本線へと走り出すこともありました。
もちろん客扱いのない回送としてですが・・・


おそらく検査の70系2両を従えて山陽本線を岡山に向け走って行くクモハ32      笠岡~大門





時には回送ながらも1両で走ることも             横尾~神辺





阪和線を走る事は無かったでしょうが、この行き先看板を取り付けると不思議と往年の国電時代を思い起こさせ凛々しく見えます。





結局、一度もこの行き先看板を取り付けての客扱いの営業運転はありませんでした。





旧型国電時代     s.52(1977年)頃            府中電車区






70系時代       s.55(1980年)頃





105系時代       s.56(1981年).4月頃


戦前の古い車両ながら福塩線の三世代を見てきた長老クモハ32000

戦前、戦後の動乱の中を生き抜き最後は福塩線の府中電車区で入れ替え等の事業用として電車区の側線を温めることが多かったのですが、その特殊性故に旧型国電、70系が廃車されるなか最後まで生き抜くことが出来た車両でした。

105系が福塩線に投入後の1981年(昭和56年).7月にクモハ32000はその数奇な生涯を閉じました。

ほとんど走るところを見ることは無かったのですが、電車区に行くといつも止まっていて私にとってはお馴染みの電車で大好きな電車でした。
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