水彩画ってとっても難しいんです。
失敗すると、後後までその失敗のところが残って気になっちゃったり、
うまく描けたと思っても、途中でにじんで変な絵になっちゃったり、
絵の具が最後だけちょっと足りなくてかすれちゃったり、
きれいだった色がみんな黒い絵の具と混ざって暗い絵になっちゃったり・・・
そう、大人になったってなかなか思い通りの絵は描けません
でも、色々な失敗の原因を逆手にとって「技」として楽しむことはできるんですよ
5月には、「にじみ」 の技をテーマに絵を描きました。
今回は「かすれ」です。
油絵のような力強い表現ができたりします。
今回は画用紙も「キャンバス画用紙」という本物のキャンバス地のような画用紙を使用しました。
とはいっても、子どもにとって「かすれ」はあまり魅力的には思えないみたいです。
ベタ塗りの失敗にしか見えないのかもしれませんね。
いい具合にかすれていても、急いでベタ塗りにしてしまう子が何人もいます。
それでも、どこかでこの技使いたくなった時、思い出してくれるといいなぁ・・・
えのぐをたっぷりの水で溶いて、乾かないうちにとなりに別の色を置くと「にじむ」とか、
にじませたくない時は、ドライヤーで完全に乾かしてから次の色を使うとか、
筆にえのぐを少ししかつけないで塗ると「かすれる」とか。
「センセーの言ってることよくわかんない」って思いながら描き続けているうちに、
ある日ピンと来る日が来たらしめたもの。
その技が習得できた記念日です
それでもね、難しいことばかり言うといやになっちゃいますからね、
描きたいって気持ち、最優先にしているつもりです。
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