また宣伝させていただきます。
今月28日(火)の午後6時半から8時半までの2時間、
朝日カルチャーセンター中之島教室(朝日新聞大阪本社の5階)にて、
「禅的柔軟 執らわれのない自由な身心」
という講座を行ないます。
(こちらをクリックください。)
私は、「ちゃんと坐禅したい」という思いから、
ずっと身体のことも探求してきました。
その過程で、いろいろ発見や学ぶことが多々ありました。
で、結局は、「思い込みや先入観を一切脇へ置いて、
ひたすらまかせていく(体の声を聞いていく)」ということです。
坐禅で、「調身(ちょうしん)」つまり、「身体を調える」ことを
重視します。私も、相国寺僧堂で居士(在家の修行者)として坐禅を
始めてから20年、ひたすら「調身」を心がけ、努力してきました。
これだけ「調身」を努力して、どうなったと思いますか?
膝を悪くし、両膝とも手術しています。ぎっくり腰にも苦しみました。
つまり、思い込みの「調身」であって、身体に害を与えていたのに、
「体を調えている」と思っているために、体からの声が聞こえなかったのです。
また、「調身」に加え、「調息」、つまり息を調えることも、
努力しました。「息を吐く際に、下腹が充実するように・・・」と
10年くらい心がけ努力しました。で、妙に、変てこで無様な腹になったり・・・
これが「息を調える」ということでしょうか? やはり、思い込みの
中の調息であるために、体や息の本来の働きを妨げていたのです。
これらの悲惨な体験を自分自身繰り返し、また人にも教える中で、
様々な「思い込み」のため、体からの声が聞こえず、
自分の思い込みを体に押し付けているのが、極めて多いというか、
普通の私たちのあり方だと気づきました。
その思い込みを脇へのけ、シンプルな形や動きを、
ひたすら丁寧にやっていく中で、無限に学べることが
わかってきました。
「寝る・坐る・立つ」という、私たち普通の人の生活の
ほとんどすべてを占める姿勢・動きの基本を、
丁寧にやっていきます。
あらゆる執らわれから脱すべく、本来の身体・姿勢に立ち返る
ことで、その人の本来持っているものが伸びてきます。
(身体技能の向上や、健康や、美容は、自ずと伴ってきます。)
このようなことを「禅的柔軟」としてやっていきます。
(ネーミングが今一だと自分で思うのですが、いくつか思いついた
中で他にマシなのがなくて・・・。良い案あったら教えてください。)
(他の候補:禅的体操、坐禅体操、調身心、平常かつ柔軟な身心・・・)