てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

死の王

2006年04月21日 | 読書
この表紙イラストは罪ですなぁ。
こんなシーンは出てきませんよ。
良かった、良かった。
っていうか、これ、「死の王」ですから、死の王の話ですからっ!
『二人の美青年』はただの駒。
結局は、「闇の王」と「死の王」のお話です。

ところで、この作品、解説によるとシリーズ第2作らしい。
シリーズ名は何なのか、前の作品名はなんのか、
なーんにも書いてないとっても不親切な解説でした。
だから、なんとかして第1作のタイトルをGETしてそっちから読み始めようか
と思ったんですが、面倒だったんで、ええいと「死の王」を読みました。

でもね、闇の王アズュラーン(いっぺんに入力できないよ・・・)って聞いたことある。
ちょっと今、思いついたから、amazonで調べてみました。
すると、大当たり。
シリーズ第1作は、「闇の公子」。
「闇の王」じゃなかったけど、見つけることができました。
でも、これ品切れ中ですね、新品売ってないし。
しかーし、もしかしたら、私はこの本を持っているかもしれない。
なんか持っている気がしてきましたよ。
今度、調べてこよっと。
で、読もっと。
なんかもっと早くに気づけよ~って感じだけどね。

もっと調べてみたらば、シリーズ名は「平たい地球シリーズ」。
どうやらこの「死の王」以外は絶版状態だとか。
復刊ドットコムでリクエスト数が100を超えているけど、再版されるかなぁ。
シリーズものだしなぁ。。。


ところで、この本、
正直、最後の方ちょっとダレました・・・。
長いんだもん。
でも熱狂的なファンがつきそうな本ですね。
死の王、地味でおっさんぽいですが(闇の王と比べると特に)、渋いです。
ナラセン女王、怖いです。


とりあえず、普通に面白かったということで、
ほかのも読みたいです。
翻訳が別の人で、かつ、かなーり華麗な文章ということだし。


4月13日読了。

グイン・サーガ107

2006年04月21日 | 読書
タイトルは、「流れゆく雲」。

グイン様御一行は、一路パロを目指しておりますが、
まだ到達しておりません。
そこで、その間、ほかの人たちはどうしていたんでしょうね?
という話です。

ゴーラでは、カメロンが、こんな仕事向いてないんだよね、嫌だなあ~と言いながら、国政に励んでいます。
パロでも、リンダが、こんな仕事向いてないんだよね、嫌だなあ~と言いながら、国政に励んでいます。
ケイロニアでは、どうしてグインが戻ってこないんだろう?シルビアの行状のせいでは?と勘ぐっております。
そんだけ。

あ、そういえばリンダがなんか予言してましたよ。
光の王子と闇の王子がどうたらこうたらと。
まさか、今の王様達の子どもが活躍するまで話をひっぱるつもりじゃないでしょうね?
とがっくりきました。

なんか、いつもに増して、文章も酷かったし。
私に言われたくないだろうけど。

そうそう、一番ビックリしたのは、表紙です。
表紙イラストの横顔の人は、レムスじゃないですか?!
正面を向いているのはリンダってすぐにわかったけど、
横顔の人は誰かわかりませんでした。
リンダだから、マリウスかあ?と思ったけど、髪の毛の色が違う、
ん?髪の毛の色?
あ・・・レムスか・・・と気づいたわけで。
大きくなったなぁと感無量です。


あと、カメロンがケイロニア攻撃の口実を見つけましたよ。
イシュトバーンがしっかりすれば、ゴーラの国力も充実するだろうし、
これで、外伝1巻「7人の魔道士」に繋がるかなぁ~。
一番心配していた、あのシルビア一筋のグインが愛人?!という問題はもうクリアしてるしね。

さて、グインがパロに着くまで、あと何巻かかるのかな。

4月9日読了。
作者 栗本薫

模倣犯

2006年04月21日 | 読書
宮部みゆきの「模倣犯」、古本屋で購入♪
単行本だから、重かったです。
ボリュームでいったら、ベルガリアードと同じぐらいかな。

今まで読んだ宮部みゆきの作品の中では、もうひとつ。
多分、このボリュームがいけないんだと思う。
それと、フリーライターの夫婦関係が最後にああなったのは納得できない。
問題点が摩り替わってます。


こんな偉そうなことを言えるほど、推理小説を読んだことがあるわけじゃないけど、
一般的に小説に出てくる犯人って、ある意味、魅力的に書かれていますよね。
そして、
  それは違うんじゃないの?
  殺人犯なんて、卑劣な奴らだよ。
というのがこの作品。

被害者や、被害者の家族にスポットを当てて書かれているという点では、とても今っぽいし、共感できます。
なんだかんだと言っても、加害者が悪いのに決まってるんだし。

タイトルを「模倣犯」にしたのも、良いですね。
より加害者を貶めている感じがします。


そういえば、うちの主人、通勤電車の中で本を読んでいる人がいたので
何を読んでいるのかな~?とのぞいたら、模倣犯で、
しかも、自分がまだ読んでない箇所だったから、
  先の展開が分かってしまった~
と嘆いておりました。
でも、人が読んでいる本をのぞくほうが悪いと思う。
みなさんも気をつけて・・・


4月5日読了。

マジック・キングダムで落ちぶれて

2006年04月21日 | 読書
なんとなく気になるタイトルだったので、購入。
別にディズニーランドのファンでも、ホーンテッド・マンションのファンでもないんだけど。
ローカス賞受賞っていうのも、購入決意に向けて、後押しする役目を果たしました。
帯についてる池澤春奈氏の写真が、可愛いから購入したわけではありません。
そういう趣味はないし。

表紙イラストから受けるイメージで、軽~く、読み始めたのですが、
最初からなじみのない単語がドンドン出てくるのに唖然となりました・・・。
未来にいる主人公が、その社会がどんな仕組みか説明抜きに
バンバンおしゃべりを続けるんですよ。
もちろん、今とは常識も異なるわけで、ほへぇ~と感心しました。

で2、3ページ読んだ時点で、これは腰をすえて読まねば・・・
と思ったのですが、社会の仕組みが分かってしまえば、それほどでもなく
ハラハラドキドキ、軽く読めます。

まあ、見知らぬ単語といっても大体推測はできますけどね。

だから最初の数ページまでが、SFとしては一番面白かったなぁ。
その後も、ミステリータッチで面白いけど。


それにしても、不老不死を達成したのに、人類ってこの有様か・・・
情けないような、ホッとするような、
まあ、考えてみれば、そんなもんだろうなと思ったり。

私がこの世界にいたらどうするかな~。
似たようなものかなぁ。
しかし、積読本は解消できますよね。
あっ、待てよ。
ほぼSF、幻想小説限定にしている積読本の範囲が、
不老不死だから時間たっぷりあるしぃ~
っていうんで、
守備範囲広げて、さらに高さを増すという結果になるかも・・・


作者はコリイ・ドクトロウ
4月3日読了です。

銀河ヒッチハイク・ガイド

2006年04月21日 | 読書
「銀河ヒッチハイク・ガイド」、「宇宙の果てのレストラン」と続けて読みました。
今は、第三部の「宇宙クリケット戦争」というのも出てるようですが、買うか、買わないか、微妙なところ。
一応、2冊目のレストランで、話はちゃんと完結してるしね。

アヒルちゃんに惹かれて購入を決意したわけですが、
映画のマーヴィンロボットも可愛いですね~。
本を読んだときの印象では、前の映画のマーヴィンに近いイメージで、
新しい映画のマーヴィンとはずいぶん違いますが、
可愛いから許す、って感じ。
本に出てくるマーヴィンも可愛いしね。

・・・前の映画のマーヴィンって、真ん中やや左下の
「コレジャナイロボ」みたいな奴だよね?

そんなわけで(?)、この本を読んだあとは、
うちのマンションのエレベーターが
「お待たせしました」とか「扉が開きます」とか言うたびに、
  将来、このエレベーターが進化して、
  コミュニケーションが可能になって、
  この本に出てくるみたいになったらすごく嫌だな~

と考えて、ドキドキしてます。
うちのは違うけど、マンション入り口で鍵をあけると、
自動的にエレベーターが降りてきて待っててくれたりするようになったし、
この本みたいになるのも時間の問題かもしれない。なんて。


あ、そうだ。
どんな話かというと、地球が滅亡したとき、間一髪というところで宇宙船にヒッチハイクして助かった主人公が、おいしい紅茶を飲むために奮闘努力するという話。
それにくわえて、宇宙の究極の問題は何かを追求したりもします。(答えはわかっている)
まあ、要するにどうでもいい話です。


3月に読みました。
著者はダグラス・アダムス。