てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

去年読んだ本

2006年04月07日 | 読書
さすがに、何がなんだかわからなくなってきたので
去年読んだ本をまとめてご紹介。
去年ですよ、昨年度じゃないですからねー。

トリポッド2~4
第1巻は紹介済み。
ま、1巻だけ特殊で、2巻以降は続きものだから、まとめてもいいわけで~。
全巻揃うと、表紙のイラストが繋がってて面白いです。

内容は、ジュブナイルということで、
『ちょっと待て。それはないでしょう。』
と言いたくなるようなこともありましたが、
それらに目をつぶってしまえば、
基本的には、いい出来です。

誰も死なないと、あまりに都合が良すぎだが、
子供向けだから仕方がないのか?!
と思っていたら、ちゃんと死んだし。

実力ではない。運がよかっただけ。
と、自分について言い切る主人公。
フィクションのご都合主義をカバーするための発言ですが、
わりと気に入りました。

あ、どんな話か書いてないですね。

えっと、トリポッドという宇宙人が地球に攻めてきて、完全に掌握された世界で、反乱を起こすという話です。
トリポッドの征服方法は、思考コントロールができる帽子を14歳(だったっけ?)以上の全員にかぶせるというもの。
この帽子を被っていると、幸せな気分になれるところがミソ。
強制された幸福感より、自由な不幸の方が良いという戦いなわけです。


イカ星人
表紙イラストが面白いです。
えっと、どんな話だったっけ?
イカ、イカ、イカ・・・
このころ、まとめて北野勇作の本を読んだから、
なんだか区別がつかなくて。
あいかわらずの北野節だったと思います。

ザリガニマン
同じく、北野勇作の本。
こっちは覚えてますよ~。
表紙イラストは、仮面ライダーのようなザリガニマン。
『いつでも後ずさり、ザリガニマン』
というフレーズが妙に心に残るザリガニマン。
ラスト近く、
このとき、全世界のザリガニーがハサミを振りかざした
とかいうあたり、涙がじわっと滲むかもしれないような気もしたり・・・。
イカ星人、話を忘れちゃったけど、面白かったですが、
ザリガニマンの方が哀愁があって良かったかな。
イカ星人はまた別の味わいがあって、それも捨てがたいんだけどねー。
まあ、人を選ぶよね。
この記事もわけがわかんないと思うけど、
作品もわけがわかんないし。
白黒つけたい人は怒るよね。

ドーナツ
やはりー、北野勇作の本。
こんな風に続けて読むから、区別がつかなくなったんだよね。
ドーナツとイカ星人だったら、イカ星人の方が好きかな。
って、話忘れてるから、自信ないけど。

どうぶつ図鑑 1巻、2巻、3巻、5巻
これも北野勇作。
(4巻と6巻は、まだ読んでいません。)
SFマガジンで読んだことがある短編も収録されていて、
懐かしかったです。
で、1,2,3,5巻の既読短編以外で、
これはっ?!と思ったのは、3巻(かえる)。
3巻は、全体的にホラー味のものが載っています。
カメリ第2話すら、ちょっぴりホラーっぽい。
ホラーっていうか、小学生の怖さというのかな、
小学生って、道がよくわかんないでしょ。
この道をずんずん歩いていったら、異形の国に着いてしまうんじゃないか
もう家に戻れないんじゃないだろうか、
というような心細い怖さ。
そんな感じ。
で、ですね。
私が気に入ったのは、そのカメリ第2話じゃなくて(カメリも可愛いけど)
『怖いは狐』。
これ、怖いです。

SFマガジンで北野勇作を読んだことがない人なら、5巻がお勧め。


ハイブリッド
ネアンデルタール人が進化した並行世界と、この世界が繋がってしまったという設定で描かれたシリーズ第三作、完結編。
なわけですが、どうもね。
ソウヤーは、ミステリータッチのわかりやすい面白さが売りなんですが、
なんかあんまり面白くない、
金返せ~、時間返せ~、ってほどでもなかったけど、
読んでも読まなくても、どっちでもいいかなって感じ。
第1作は面白かったんですけどね。
ソウヤーっぽさが上手く出てました。