てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

[ The Year of Sharing ]

2005年06月19日 | 英語
OBW2、総単語数6500。
The Year of Sharing

都市も自動車も工場もない未来の世界。
そこでは、村と自転車があるだけ。
そして、動物たちは、村の外で生活している。
村の周りは、ぐるりと塀で囲まれている。
人間の居住空間、消費資源を制限して、自然と共存している世界というわけ。
そんな未来社会で、Richardは、過去の世界に憧れる12歳の少年。
The Year of Sharingは、この世界で12歳になった子どもが全員受けなくてはいけない試練で、
ジャングルで一年間、野生動物と一緒に、一人で生活するというもの。
約半数が死亡する。
そして、Richardは、明日、The Year of Sharingに出かけることになっている…。


まず、Sharingって何だろう?と思いました。
本の裏表紙にある文章"He must learn to share his world;"の意味はしっかり分かっていたのに。
そもそも、「シャリング」って読んでました。
娘に「シャリング」ってどういう意味?って聞いちゃいましたよ。
ちっ、「シェアリング」なんて、日本人には読めないよっ。(嘘。。。)


さて、内容についてですが、これが面白いんですよ。
ジャングル、あ、ジャングルじゃないな、森ですね、forestでは、鹿の一家と生活をするんですが、鹿との交流、ほほえましいです。
鹿には、自分の赤ちゃんだと思い込まれています。理由は、鹿の赤ちゃんの匂いがするから。
どういう技術か不明ですが、洗っても、匂いは取れません。

ところが、この話、何が言いたいのか、よくわからないのですよ。
ラストは悲劇じゃないのか、良かったのか、当然の帰結なのか、混乱します。

感情(母性?)に流される鹿のお母さんと、父親っぽい感覚のRichardのお母さんの対比が妙に心に残りました。
そんなことがいいたいわけではないんじゃないか、とは、思うんですけど。


【評価】
★★★★★

泣けます。
泣きました。


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