Dishes Are Burning ~燃ゆる皿~

宇宙、そこは最後のフロンティア。UFO時代のときめき飛行、動くなよ、弾が外れるから。

悲しむには早い

2015-01-06 08:02:14 | 日記
明けましておめでとうございます。

…と言うには遅すぎるか。

思えば昨年末は前年以上の慌ただしさだったと感じる。
十二月以降は軒並み実労働時間が14時間を超える日々が続き(労基に入られたら即アウトだな…)、自宅にはただ風呂で汗を流して寝るためだけに帰るようなものだった。
休日も欠かさず父の見舞いに行ってたので、疲れが抜けないまま翌日また出勤…という毎日。
こんな辛い年末は今後もあるまい。精神的な意味でも…。



緩和ケア病棟に移って以来、父の体力の低下は着実ではあるが緩やかだった。
ひょっとしたら次の誕生日まで保つかも…と淡い期待もしていたが、十二月に入ってから見舞う度に父の容態が悪化し、下旬には遂に食事も摂れなくなってしまった。
年が明けて一月二日、母と、帰省中の姉と共に見舞いに行った。
治まっていた下血が二、三日前から再び始まったの事。

「会わせたい人がいるなら今のうちに会わせてあげて下さい」

時期は明言されなかったが、衰弱ぶりから推察すると二月までは保たないかも知れない。
その時は、父を亡くすという感傷より、これから備えるべき諸々の事が頭を占めた。
そして、これから起きるつまらぬ家族間の争いが私を憂鬱にする…。
何の財産もない家庭なのに、父親が亡くなって喧嘩とは、あまりに滑稽ではないか。

悲しむにはまだまだ早すぎるようだ。