ユーザはデータモデルを本当に理解できるでしょうか?
弊社では定期的(1回/月)に「データモデリング」の講習会を実施しています。総受講者でいえば、1,000名以上の方が受講されています。
その講習会では、SIerの方が多いですが、ユーザ系企業のの方も参加されます。
正確な統計は取っていませんが、割合的にはSIer:ユーザ系企業=8:2ぐらいでしょうか?
その講習会の中では、課題(演習問題)を与え . . . 本文を読む
以前、「システム開発のできるだけ早期の段階で、モデルを利用したシステムイメージの確認(共有)を行うことが、リスクを回避するもっとも効果的な方法」だということを述べました。
イメージを調整するために、業務をモデル化(可視化)するためには、開発者にもさまざまな能力が要求されます。
ユーザが「こんなことをしたい」といった内容を咀嚼し、『システムが完成すると、こんなイメージになるます』という結果を見せて . . . 本文を読む
以前、「システム開発のできるだけ早期の段階で、モデルを利用したシステムイメージの確認(共有)を行うことが、リスクを回避するもっとも効果的な方法なのです。」と記述しましたが、では、何をモデル化(可視化)すればよいのでしょうか?
何を表現するかによって、作成するもの(成果物、モデル)が異なってきます。
業務の中でシステムが何をするのかを表現するために、業務の流れをビジネスフロー図として記述したり、 . . . 本文を読む
大規模システムの開発を行う場合、その管理対象(プロセス、画面、帳票、テーブル、フィールド、その他)となるオブジェクトは膨大な量になります。
小規模なシステムでも、フィールド数が1,000項目を軽く超えるのではないでしょうか?
大規模なシステムともなると、フィールド数が数万から数十万のオーダーになることも珍しくありません。
管理対象となる各種オブジェクトを洗い出すというだけであれば、手作業(ワー . . . 本文を読む
「ユーザのやりたいことができる」というのは、最も重要な品質だということは前回述べました。
しかし、業務をとりまく環境はどんどん変化していきます。
カットオーバー時点では、やりたいことができていたとしても、環境が変化するに従って、次第に業務とシステムが乖離してきます。
そうなれば、ユーザが「やりたいこと」ができなくなってきます。
従って、システムの品質としても求められる要件として「業務の変更 . . . 本文を読む
はじめまして、ケン・システムコンサルティング株式会社の松岡忠利と申します。
業務モデルや業務システムの要件定義、論理設計の分野で色んなお客様をサポートしております。
データ中心設計やオブジェクト指向設計のプロジェクトへの適用、さらにエンタープライズアーキテクチャ(EA)の構築、MDA(モデルドリブンアーキテクチャ)についても、支援しています。
また、それらの支援を効果的に実践するための支援ツ . . . 本文を読む