震災の為の支援ということで仙台の支店へ来ているのですが、
本当に被害の甚大さに驚いています。
私は住宅の仕事をしているため、被災した物件の被害状況の調査と、応急(緊急)措置をメインに行っています。
津波の被害の現場へも行きましたが、家が残っているから調査が出来、状況を見ることが出来るのですが、ひどい地域では住宅自体が跡形もなく流されているため調査も出来ず、まだその地区へは行っていません。
でも、家がある程度残っている地区でも、本当に悲惨な状況でした。
車は流され、船が道路脇に積まれ、木造の家屋は廃材のようにばらばらとなり散乱し、
その脇では消防、警察、自衛隊が細かくエリアを区切って、不明者の捜索をしています。
どんなことでも良いから、出来ることをしっかりとやって、少しでも被災して困っている大勢
の人達の力になりたい。 そう思うのでした。
家がなくなり、身内や家族までも失った多くの人達、自分に置き換えてみると悲しくて堪り
ません、いや、自分がなぜ生きているのか、生きる意味までも失ってしまいそうです。
そんな中で、避難所の生活を送りながら、被災者でありながら、すべてを失いながらも、周
りのほかの被災者のためにがんばっている人達や、明るく振舞っている人達を見ると、涙
が出てきます。
少しでも、どんな形でも良いから、東北の人々の力になりたい、そう心から思うのです。