気は長く、
心は丸く、
腹を立てず、
人は大きく、
己は小さく
…… 達磨大師 ……
すべての人が
進むべき道を知っているが、
わずかな人だけが
その道を歩く。
…… 達磨大師 ……
< だるま(達磨) >
仏教の1派である禅宗開祖の達磨の坐禅姿を模した置物、または玩具であり、現在では禅宗のみならず宗教、宗派を越え縁起物として広く親しまれている。
多くは張子(はりこ)で製作され、目の部分は書き入れずに空白のままに残す。そして何らかの祈願を行い、祈願が叶うと目を書き入れるという習慣がある。
玩具の1つに、底が丸く重心が低く作られていることによって倒しても起き上がる起き上がり小法師(不倒翁)という物がある。その何度でも起き上がる様子が、達磨の面壁九年という坐禅をし続けた逸話に見立てられ、達磨の顔が描かれるようになった。そしてこの「起き上がり」「七転八起」と言う特性から、次第に縁起物とされるようになった。
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