PENTAX super-Takumar 28mm f3.5 前期型初期タイプなんです。MF単焦点 レンズ構成6群7枚 絞り羽枚数5枚 最短撮影距離0.4m 開放F値F3.5 フィルター径58mm 最大径×長さ61.5X47mm(実測) 重量260g(256g実測) 発売1962年頃
なぜか、yashicaの一眼レフについたものがオークションに出ていたので思い切って落札しました。後期型はかなり安価で手に入りましたが前期型は案外高かったです。ですがかなり程度のいいものが手に入りました。しかも後期型とは全然違うレンズ構成だったとはびっくりです。構成だけではなく、後期型と比べてみると、実はかなり違います。前期型はフィルター径が58mmと大きく49mmの後期型とはっきり違いが分かります。この時代フィルターの価格も高い時代だったので同じフィルターが色々な焦点距離のレンズに使いまわせるように49mmに統一するようになったとどこかに書いてあるのを見たこがあります。
良く見ると後玉の押さえリングの数も大きさも違いますよね。
重さも260gだということなので重めです。化粧リングの文字の並びも他のsuper-Takumarの前期型と同様にsuper-Takumarのすぐ左側にシリアルナンバーがあります。そしてマニュアルとオートの切替部の表示がMとAです.切替レバーの裏に刻印もないです。
また絞りリングの滑り止め加工が後期型がピントリングと同じような感じなのに対し前期型は単純なギザギザだけなものです。
さらに調べたら、この個体は絞り値がf3.5~22なので前期型のしかも初期タイプでした。同じフィルター径が大きくレンズ構成も6群7枚の前期型でも最小絞り値が22のものと16のものがあるんです。こうなると前期型の最小絞り16のタイプも欲しいです。
NEX-5 絞り開放f3.5 1/100秒 ISO-200 ちなみに被写体はKODAK の古いカメラでレンズ部分はMADE IN USAと書いてあるのにカメラ本体にはMADE IN GERMANYと刻印されてます。なぜかちゃんとシャッターも切れます。
もう1本、困っている個体があります
こちらで紹介されている28mm/F3.5なのですが、絞りのAUTO-MANUALレバーがAUTO側で固着!?しており動かない個体があります
本日、光学系をすべて取り外し、絞り羽も分解し状態を確認してみましたが
・絞り羽は痛みや汚れによる固着要素がない
・絞りリングもクリック感があるうえ、スムースに回転する
・マウント側のピンも正常に出し入れ可能
・マウント側に絞り駆動系のメカもがありますが、AUTO-MANUALレバーが動かないだけで他はすべて正常に稼働します
AUTO-MANUALレバーが何らかの原因で固着していると考え、パーツクリーナーでマウント裏側を徹底的に洗浄しましたが動きませんでした
原因に心当たりがありませんか?
確認個所や対策があればご教示頂けると助かります
何度も質問させて頂き恐縮ですが、宜しくお願い致します