OLYMPUS ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8 | |||
レンズタイプ | 単焦点 | 開放F値 | F1.8-16 |
フォーカス | MF | 画角 | |
レンズ構成 | 4群6枚 | 対応マウント | OMマウント |
絞り羽枚数 | 6枚 | フィルター径 | 49mm |
焦点距離 | 50mm | 最大径×長さ | 59 x 32 |
最短撮影距離 | 0.45m | 重量 | 164.8g実測 |
ハードオフのジャンクコーナーで見つけました。全体的にはきれいな印象だったけど、前玉にぽつんとカビらしき点があります。また良く見ると前玉全体に薄いぽつぽつがびっしりです。ほんとに薄くなんですけど。家で良くみて初めて気づいたくらいです。
カビは後玉群の一番後ろのレンズ、薄い汚れは前玉群の一番前のレンズの裏だと思います。
前玉から分解します。ゴムで化粧リングを外します。
小ネジ3本を外します。これで前玉群が外れます。
でも・・・・・・・・ばらせません。前側も後ろ側もカシメているのか、接着なのかとにかく前玉群の内側に汚れがあるのに分解できないんです。正面から見れば分からないような汚れですしカビではなさそうなのでこの個体については諦めるしかなさそうです。組み戻して撮ってみます。
最短撮影距離は0.45mです。
マウント部分は金属製で綺麗な切削面です。
NEX-5に付けた感じは、OLYMPUS ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8が非常にコンパクトなのでちょうど良く、専用ズームレンズを付けたときみたいです。ちなみに、このレンズはMCマルチコートなのでFとかGの文字はありません。
NEX-5 絞り開放f1.8 1/250秒 ISO-200 多少前玉に汚れがあってもビビは綺麗に撮れてますね。ボケも滑らかで綺麗じゃないですか。
左がF.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8で5群6枚。右が海外サイトで出ていたZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8のレンズ構成図で4群6枚です。このOLYMPUS ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8のレンズ構成はこのMCマルチコート化される前のF.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8と同じなのか、違うのか情報として最終仕様のZUIKO 50mmF1.8は4群6枚なのも確からしいのですが、OLYMPUS ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8はネット情報もまちまちで決めてがないんですよね。海外のサイトでは4群6枚としてるものが多いようですが・・・また、このZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8と最終仕様のZUIKO 50mmF1.8は同じ多層コーティングでも仕様が違うらしいんです。
この ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8が4群6枚なのか5群6枚なのか自分なりに確かめたくてレンズ内に写りこむ光源の数をみてみました。後玉が見えているとうるさいので、絞り羽を絞っておきます。左の写真、奥の方の光源は3つ。右の手前側は2つです。
確実に5群6枚のF.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8は 左の写真、奥の方の光源は3つ。右の手前側も3つです。
これまたレンズ構成が分かっている5群6枚構成のsmc PENTAX-M 50mm F1.7です。左の写真、奥の方の光源は3つ。右の手前側も3つです。 この光源の写り込み方から、この ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8は4群6枚だと判断します。結局、このレンズは絞りを挟んで前後とも凹レンズが合わせレンズの典型的ダブルガウス(プラナータイプ)のレンズだったんですね。しかも合わせ部分が平面に近いバルサム切れを起こしにくいレンズです。ただ、コーティング技術の進歩なのか、レンズ構成が変形ダブルガウスからダブルガウスへと進化をさかのぼってるみたいで面白いです。
OMシステムのこのレンズはマウントについていない時は絞り位置に関係なくいつも開放です。
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