OLYMPUS PEN-EEです。これも昭和の香りが強い1961年製です。最近同じ名前のデジタルカメラも発売されましたよね。オリンパス光学工業製 昭和36年のモデルです。初代OLYMPUS PENではありませんが、最もPENらしいPENだったかも知れませんね。言わずとしれた35mmフィルムを通常の半分の面積で使うハーフカメラです。24枚撮りのフィルムなら50枚近く撮れちゃうんですよね。当たり前ですが普通に撮ると縦長画面になるので今のスマホの写真に通じるとがあったりして。
レンズはOLIMPUS D.ZUIKO 28mm F3.5/3群4枚で焦点は固定焦点(3.2m)です。ファインダーはアルバダ式ブライトフレームでファインダー内に露光不足警告が表示されたそうなんですが、セレン光電池がダメなんでしょうね、なにも表示されません。シャッタースピードは1/60秒の単速です。
シンプルですよね。フリマで安価で購入できました。でも帰ってきてアルコールで掃除したら思ってたより、すいぶん綺麗でラッキー。D.ZUIKO 28mm F3.5/3群4枚のレンズです。シャッターは切れますがなんとなく、絞り羽が壊れてるというか、EE機構が壊れてるんじゃって気がします。
PEN-EEの文字が質感高めで超OKです。右のカウンターの矢印は真ん中のつまみで回せますが、どうやって使うのやら。1959年最初に発売されたOLYMPUS PENは固定焦点ではなくて、ピント合わせが必要で、シャッターもバルブ含めて4速だったそうですが、PEN-EEは1/60秒だけ。OLYMPUS PEN-EEがいかに簡素化した機能のモデルだったのかが分かります。1961年から発売されたPEN-EEシリーズは25年もの間生産され続け最多・最長生産のロングセラーモデルになっています。
真ん中のネジは当然三脚固定用で左のボタンは撮影後の巻き取り用。左のつまみがこのカメラの一番のお気に入りポイントに繋がる部品のひとつです。
コストダウンしているとは言え、PEN-EEの文字は磨かれてかっこいいです。
フィルムカウンター部分です。まんなかのギザギザで矢印を使ってるフィルムの枚数にセットすれば巻き上げ毎に減算されてフィルムがなくなると0を示すようになってるカウンターです。
巻き上げはこの機種で考案されたらしいレバーではなくダイヤルで使い捨てカメラと同じタイプです。
撮影後の巻き戻しクランクは普通ですが、引っ張っても上に上がったりしません。上がる必要がないからなんですが、そのもこのカメラの特徴に繋がってます。
OLYMPUS D.ZUIKO 28mm F3.5/3群4枚のレンズです。ちょっとかびてたので外して掃除しました。セレン光電池に囲まれてます。
先ほどのレバーを立ててくいっと捻ると・・・
ばかっと底面と背面が一体で外れます。感動です(笑)この開き方はこのPEN-EEまでらしくて、この後のモデルは普通の開き方になっちゃたようです。残念です、面白いのに・・・
ハーフだからレンズからの開口部が縦長の四角です。下からパトレーネの着脱が出来るので巻き戻しクランクの軸も上がって逃げる必要がないんです。
丸いレリーズボタンになってます。これ以前のPENのレリーズボタンは四角でそれも特徴だったんですが・・・でのこの前面のOLYMPUS-PENのロゴの辺りが昭和の香りの強い部分でしょうかねぇ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます