たっちゃんのレンズ沼

個人的趣味の独り言を書いて行きます。
主にデジタルカメラとオールドレンズについてですが、他にも書きますよ。

【第334沼】PENTAX super-Takumar 105mm f2.8の分解清掃

2014-06-07 18:15:51 | PENTAX

 

PENTAX super-Takumar 105mm f2.8です。MF単焦点 レンズ構成4群5枚 絞り羽枚数6枚最短撮影距離 1.2m フィルター径49mm 最大径×長さ59.5mm x 63.8mm 重量290 g 1963年頃の発売。

 

あまり見かけない焦点距離のtakumarなのでオークションで落札しました。一期一会ですからね。一番後ろのレンズの外側をまずエタノールで綺麗にします。絞り羽前後のレンズにカビがあるようです。後のレンズ群の端にカニ目溝があって回せて外れそうなんですがマウント部のカバーが当たって外せません。後は諦めて前からアプローチします。

 

前玉群の外側を掃除して中を確認。

ゴムで化粧リングを外します。表示文字列は後期型のものです。

 

化粧リングの下からカニ目溝のある押さえリングが見えます。

ゴムで押さえて回すと前玉がごそっと外れました。後ろ側のレンズ面のカビをカビキラーで撃退です。

 

絞り羽を全開にして向こう側をカビキラーで掃除します。ここから後は合わせレンズ1枚なのでこれで綺麗になりました。バルサム切れもありません。

綺麗になった後玉です。切替レバーの裏に数字の刻印があります。これは、super-Takumar後期型の特長ですね。表示もAUTOとMANです。この super-Takumar 105mm f2.8にも前期型があるんでしょうか?

*ist Dで試し撮りしてみました。まあまあな感じですかね。絞り優先オートで撮ってます。絞りは開き気味です。

これも開放付近の画像です。

描写は柔らかい方でしょうかね。

これがダメダメ写真で、どうやら無限が出ていません。修理の必要ありですね。

 


【第333沼】PENTAX super-Takumar 28mm f3.5 前期型初期タイプ

2014-06-07 00:27:05 | PENTAX

 

 

PENTAX super-Takumar 28mm f3.5 前期型初期タイプなんです。MF単焦点 レンズ構成6群7枚 絞り羽枚数5枚 最短撮影距離0.4m 開放F値F3.5 フィルター径58mm 最大径×長さ61.5X47mm(実測) 重量260g(256g実測) 発売1962年頃

 

なぜか、yashicaの一眼レフについたものがオークションに出ていたので思い切って落札しました。後期型はかなり安価で手に入りましたが前期型は案外高かったです。ですがかなり程度のいいものが手に入りました。しかも後期型とは全然違うレンズ構成だったとはびっくりです。構成だけではなく、後期型と比べてみると、実はかなり違います。前期型はフィルター径が58mmと大きく49mmの後期型とはっきり違いが分かります。この時代フィルターの価格も高い時代だったので同じフィルターが色々な焦点距離のレンズに使いまわせるように49mmに統一するようになったとどこかに書いてあるのを見たこがあります。

良く見ると後玉の押さえリングの数も大きさも違いますよね。

 

重さも260gだということなので重めです。化粧リングの文字の並びも他のsuper-Takumarの前期型と同様にsuper-Takumarのすぐ左側にシリアルナンバーがあります。そしてマニュアルとオートの切替部の表示がMとAです.切替レバーの裏に刻印もないです。

また絞りリングの滑り止め加工が後期型がピントリングと同じような感じなのに対し前期型は単純なギザギザだけなものです。

さらに調べたら、この個体は絞り値がf3.5~22なので前期型のしかも初期タイプでした。同じフィルター径が大きくレンズ構成も6群7枚の前期型でも最小絞り値が22のものと16のものがあるんです。こうなると前期型の最小絞り16のタイプも欲しいです。

NEX-5 絞り開放f3.5 1/100秒 ISO-200  ちなみに被写体はKODAK の古いカメラでレンズ部分はMADE IN USAと書いてあるのにカメラ本体にはMADE IN GERMANYと刻印されてます。なぜかちゃんとシャッターも切れます。