堂宇の光影

寺院建築の優美さ・秀麗さを追いかけています。
最近,更新に取材が追いつかず・・・
今しばらくお待ちください。

醍醐寺(上醍醐)・開山堂2

2010年03月11日 | 京都
上醍醐ではupしてきた諸堂のほか,本堂に当たる准胝堂,国宝の清瀧宮拝殿を見る予定でした。
ところが准胝堂は2008年に落雷が原因で焼失したとあり,その後しばらくは入山すら禁止されてい
たようでした。また,清瀧宮拝は私が訪れたとき修繕に入っていました。機会的にも,山道の厳しさ
からも,もう二度目の参拝はないだろうと思うと大変残念な思いです。
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醍醐寺(上醍醐)・開山堂

2010年03月10日 | 京都
醍醐山の最も奥に重文の開山堂があります。当初は911年(延喜11年)に創建されたそうですが,その後焼失し,
現在の堂は並んで映る如意輪堂と共に1606年(慶長11年),豊臣秀頼によって再建されたものとあります。
下醍醐からここまで至るのに1時間半以上掛かっていました。しかし本当に登ってよかったと思える伽藍です。
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醍醐寺(上醍醐)・如意輪堂2

2010年03月09日 | 京都
如意輪堂を山道間近から見上げた姿です。土台から欄干,堂さらに軒と精密な木組みが光ります。山寺を訪れて
いつも思うのですが,クレーンや工作機のない時代に,木の切り出しから整形,そして組上げと一体,どれだけの
人がどのくらいの時間を掛けて建立に当たったのでしょうか。道のりが厳しければ厳しいほど,その堂塔建造への
時の人々の思いを感じてしまいます。
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醍醐寺(上醍醐)・如意輪堂

2010年03月08日 | 京都
五大堂からさらに進むと,山道の左手崖に如意輪堂(重文)がそそり立つ姿が見えてきます。現存の堂は
1606年(慶長11年),豊臣秀頼による再建といわれています。南面した入母屋造りの屋根の優美な曲線と
舞台造りの基礎の力強さが見事に調和していました。醍醐山の頂上まではもう少しです。
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醍醐寺(上醍醐)・五大堂2

2010年03月07日 | 京都
五大堂の前にあるは醍醐寺開祖の理源大師聖宝(しょうぼう)の像です。874年(貞観16年)空海の
孫弟子であった彼が准胝観音(じゅんていかんのん)に如意輪観音を迎えて開山したとあります。
五大堂は五大明王を奉り,僧侶修行の場といわれています。

昨日,★一ついただきました。結構しんどい思いをして醍醐山を登ったことが報われた気がします。
ありがとうございました。
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醍醐寺(上醍醐)・五大堂

2010年03月06日 | 京都
薬師堂からさらに山道を歩くこと数分,上醍醐の頂上にたどり着くと五大堂があります。何度か火災で焼失
しているようで,現在のは昭和初期のもののようですが,本格的な木造建築で美しい姿を見せています。
軽装で登り始め,途中何度か,引き返そうかと思った中,この堂に辿り着いてようやく登ってよかったと思え
たところです。
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上醍醐・薬師堂

2010年03月05日 | 京都
金堂・五重塔のある下醍醐から境内の右側山道を10分ほど進むと,入山口があります。そこから約1時間,
上醍醐までは,かなりの山道を行くことになり,西国三十三箇所中,最も厳しいとの評もあります。実際に登っ
てみて,それなりの足回りの装備がいると後悔しました。現存の薬師堂(国宝)は1121年(保安2年)の再建
で,山あいの狭い平地に立っています。美しい堂なのですが,全容をきちんと収めるのは難しかったです。
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醍醐寺・三宝院・唐門

2010年03月04日 | 京都
醍醐寺の総門から仁王門に至る左側に特別名勝・特別史跡に指定されている院家「三宝院」があります。
庭園は,1598年(慶長3年)豊臣秀吉が,「醍醐の花見」に際して自ら基本設計をした庭といわれています。
写真は国宝指定の唐門で,中央に菊と豊臣の五七桐の紋があしらわれています。創建時は,門全体が黒
漆塗,紋には金箔が施されていたそうです。
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醍醐・五重塔2

2010年03月03日 | 京都
醍醐寺の五重塔を美しく見せているのは,そのバランスの妙にあるようです。全高38mのうち,上層部の相輪と
呼ばれる部分が約13mもあり,実に三分の一を占めています。加えて塔の各胴部が低く抑えられ,屋根が初重
から五重に向かって徐々に小さくなっており立体の遠近法が形成されています。各層の木組みもとても見事です。
いつ行っても凛とした姿を見せてくれ,個人的には十指に入る好きな堂塔です。
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醍醐・五重塔

2010年03月02日 | 京都
金堂の右手西側の広い平地に国宝の五重塔が立ちます。951年(天暦5年)の建立とされ,現存する五重塔の中では,
法隆寺,室生寺に次ぐ古塔です。京都は幾多の戦乱のため,平安時代からの堂塔が少ない中,1000年を超えるもの
として大変貴重です。
撮影には南側が広く開けているため,昼下がりには軒の影が深くなりすぎ,塗りも淡いこともあって画像がトビがちです。
やはり朝夕の光が美しいシチュエーションです。
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