堂宇の光影

寺院建築の優美さ・秀麗さを追いかけています。
最近,更新に取材が追いつかず・・・
今しばらくお待ちください。

浄土寺(兵庫)・浄土堂(阿弥陀堂)2

2010年03月21日 | 兵庫
浄土寺の開山は俊乗坊重源と言われています。重源は1180年(治承4年)の平重衡よる南都焼き討ちで,
焼け落ちた東大寺大仏殿再興を担ったとなった僧で,大仏再興事業の拠点として全国七箇所に東大寺の
「別所」を造りましたが,その播磨別所がこの浄土寺です。
浄土堂はその造りが直線的で,貫を多用するなど,重源が採用した東寺の中国,宋の建築様式を現し,
これを「大仏様」と呼んでいます。ほかには東大寺南大門がこの様式によっています。
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浄土寺(兵庫)・浄土堂(阿弥陀堂)

2010年03月20日 | 兵庫
「浄土寺」という名の寺院は全国に数多くありますが,今週は兵庫県小野市の浄土寺をUpしていきます。
分かりやすい行き方は,明石市内から国道175号を北上し,山陽自動車道三木小野ICを越えて小野バイ
パスに入って小野クリーンセンター・スポーツ公園を目指す道筋です。路幅の広く走っていてとても気持ちのよい
行程です。
写真は,浄土堂又は阿弥陀堂と呼ばれる1194年(建久5年)建立の国宝の堂です。
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室生寺・五重塔2

2010年03月19日 | 奈良
室生寺の五重塔は,高さ約16m,初重の1辺2.5mと,戸外の五重塔では国内最小級です。通常,重塔は
初層から五層へ屋根の辺が逓減するのでが,この塔は初層から五層まで余り変わりません。これは石段の
下から眺めたときの視覚的効果を配慮したものと言われています。
初夏には石楠花,秋には紅葉,そして冬は雪景色と,四季を通じた写真が数多くUpされています。それだけ
多くの人を魅了しており,個人的にも最も好きな塔です。
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室生寺・五重塔

2010年03月18日 | 奈良
本堂から更に石段を登ると美しく,優しい国宝・五重塔が壇上に少しずつ全貌を現します。塔は800年頃の建立で,
五重塔では法隆寺に次ぐ古塔です。1998年,台風で高さ50メートルの杉が倒れた際に屋根を直撃しましたが,その
後の修復工事で元の姿を取り戻しました。モノトーンの諸堂の中,鮮やかな朱塗りの塔は,深い緑に映えて,どの角
度から見ても素晴らしい姿です。
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室生寺・本堂(灌頂堂)2

2010年03月17日 | 奈良
室生寺の本堂は,灌頂(かんじょう)堂とも呼ばれています。灌頂とは密教において正統な継承者とするため
の儀式とのことです。寺は,真言宗室生寺派の大本山ですが,これまで様々な宗派に属した時期があり,
また,平安京都から離れた地にあって僧兵を持たなかったことで,内乱,焼き討ち等に遭うことがなかったため,
多種多様な仏教美術が現存しています。
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室生寺・本堂(灌頂堂)

2010年03月16日 | 奈良
金堂の脇から更に石段を山奥に進むと一層木々の深い中に1308年(延慶元年)建立の本堂(国宝)が見えて来ます。
境内を散策される方々の多くはさらにその先に垣間見える著名な五重塔に目を奪われがちですが,檜皮葺きの和様・
大仏様折衷の実に堂々とした見事な建造です。
堂に当たる木漏れ陽が次々に変化し,とても幻想的な雰囲気を醸し出していました。
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室生寺・弥勒堂

2010年03月15日 | 奈良
金堂を正面に見て左手,一段下に鎌倉時代建立の弥勒堂(重文)があります。真っ直ぐ堂内が見え,中央に本尊の
弥勒菩薩立像(重文)が,その右に釈迦如来坐像(国宝)が分かります。個人的に室生寺にはある種の強く惹かれる
ものがあり,何度か訪れていますが,この金堂と弥勒堂の見渡せる場所が最も澄んだ空間に思えて好きです。

昨日★一ついただきました。故土門拳先生のようにはいきませんが,室生寺の堂塔の美しさを少しでもお伝えできれば
本望です。ありがとうございました。
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室生寺・金堂

2010年03月14日 | 奈良
仁王門から進み,鎧坂と呼ばれる急な石段を上がると,正面に国宝の金堂が徐々に見えて来ます。懸造りの堂は,
詳しくは後ろが平安時代前期(9世紀後半)の建設の正堂(しょうどう,内陣)で,その手前に1672年(寛文12年)建
築の礼堂(らいどう)を付した形です。
室生寺の諸堂は森林の中に溶け込むように立てられていて,その一体感がとても良いのですが,写真にするには陽
の差込がほしいところです。
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室生寺・仁王門

2010年03月13日 | 京都
室生寺は奈良県の中央,近鉄大阪線室生口大野駅から奈良交通バスで約15分で行くことができます。
私はバイクで出掛けるのですが,その過程は山間の左右に渓流が現れるとても風光明媚な道筋で,寺院
に行くまでも心地よいツーリングです。バス停前の門前通りを抜け,緩やかな参道を進むと仁王門に至りま
す。石碑に女人高野とあるのは,女人禁制だった高野山に対し、女性の参詣が許されていたことからです。
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醍醐寺・金堂3

2010年03月12日 | 京都
本ブログの300日更新を記念して2週に渡って掲載した醍醐寺の最後は金堂に戻ってみました。前2葉と日にち,
角度を変えての撮影です。五重塔も好きですが,堂の中ではこの金堂は,やはり国宝指定されるだけあって美しく
見事だと思います。桜見も今年は来週の連休辺りからでしょう。

三日坊主が300日以上欠かすことなくupしてこられたのも毎日訪れてくださるビジターの方々のお蔭です。
アクセスも20000Ip,40000Pvを越えました。また,昨日はbrogramのタグクリックも★2つ頂きました。
本当にありがとうございます。これからも余暇にお立ち寄りください。
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