西明寺・三重塔

西明寺三重塔は，和様総檜造りの国宝であると共に大日如来を安置した初層内部の極彩色の壁画が有名で単独でも
国の重要文化財に指定されています。ただ，拝観には別途1000円が必要でちょっと高い気がしました。
明日から永源寺に移ります。

西明寺・本堂

石段の先の二天門を潜ると境内正面に本堂，その右手に三重塔が立ちます。共に鎌倉時代建立の国宝指定の堂塔です。
織田信長による比叡山焼き討ちの際，天台寺院であった西明寺もその標的となりましたが，寺僧が山門近くの房舎を燃やし，
全山焼失のように見せかけて奥の堂塔を守ったといわれています。

西明寺・二天門

湖東三山は，名神高速道路の八日市ICから彦根ICにかけて鈴鹿山脈沿いに南から百済寺，金剛輪時，そして西明寺と10km圏内に並んでいます。
三つの寺はすべて西向きに伽藍が配置されているので，写真を撮る者としては昼過ぎ以降に訪れたいと，この日も西明寺を最後に訪れましたが，
やや陽の光が遅くなってしまいました。
参道の石段を登り詰めた先の二天門（重文）です。

金剛輪寺・三重塔と紅葉２

ここ三日，金剛輪寺の三重塔ばかりupしてしまいました。それほどこの周囲の紅葉は見事で美しかったです。
このほか寺院には桃山，江戸初期，中期からなる池泉回遊式の名勝庭園もありこの時期見どころ満載です。
旅行会社のツアーも数多く組まれているようでこれまで私が訪れた中で最も人出が多い古寺でした。
明日からは湖東三山最後の来訪，西明寺に移ります。

金剛輪寺・三重塔と紅葉

金剛輪寺の三重塔は「待龍塔」とも呼ばれるそうです。当日，境内のなかで最も見事な紅葉が塔の周りで見られました。
写真には写し込んでいませんが，塔の縁壇に大勢の人が座り見上げていた風景です。

金剛輪寺・三重塔

金剛輪寺三重塔（重文）は本堂北側の高台に立ちます。様式的には南北朝時代～室町時代の建築のようですが，
すべてが当時のものではなく上層部は近年の再建とのことです。

金剛輪寺・大悲閣本堂２

金剛輪寺本堂の周りは真紅のもみじが多く，その色合いから「血染めのモミジ」と称されています。
ちょうどこの日，和服を着た女の子をモデルに撮影会が本堂の脇で催されていました。

金剛輪寺・大悲閣本堂

金剛輪寺の本堂は参道を登り詰め二天門をくぐった先にあります。鎌倉時代の代表的な建造で国宝指定の堂です。
訪れたときは紅葉の最盛期で，同時に寒桜も開花しており，桜ともみじという構図を撮ることができました。

金剛輪寺・千体地蔵

金剛輪寺（こんごうりんじ）は湖東三山の中央，名神高速道路八日市ＩＣから国道307号を進んだところにあります。
境内入口の黒門を入ると木々に囲まれた緩やかな石段の参道が続きますが，その途中から千体の御地蔵様が向かえてくれます。
一つひとつに風車が供えられ風に風車が回っていました。

百済寺・本堂

本堂の正面はあまり広く開けてなく，全貌を写し収めるのが難しいシチュエーションです。
黄色に染まった木々が逆光を透かして輝いて見えていました。