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堂宇の光影

寺院建築の優美さ・秀麗さを追いかけています。
最近,更新に取材が追いつかず・・・
今しばらくお待ちください。

浄土寺(兵庫)・本堂(薬師堂)

2010年03月22日 | 兵庫
広い境内の浄土堂と対置される場所に本堂(薬師堂・重文)があります。創建は,浄土堂とほぼ同時期の
1197年(建久8年)でしたが,現在のものは1517年(永正14年)再建とされています,基本の大仏様の造り
に側面の花頭窓は唐様,内部外陣の組入天井などは和様で,和・唐・大仏様の折衷形式を見せています。

昨日久しぶりに★一ついただきました。天候に恵まれ浄土堂の濃い朱と空の青のコントラストを収めることがで
きました。ありがとうございました。
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浄土寺(兵庫)・浄土堂(阿弥陀堂)2

2010年03月21日 | 兵庫
浄土寺の開山は俊乗坊重源と言われています。重源は1180年(治承4年)の平重衡よる南都焼き討ちで,
焼け落ちた東大寺大仏殿再興を担ったとなった僧で,大仏再興事業の拠点として全国七箇所に東大寺の
「別所」を造りましたが,その播磨別所がこの浄土寺です。
浄土堂はその造りが直線的で,貫を多用するなど,重源が採用した東寺の中国,宋の建築様式を現し,
これを「大仏様」と呼んでいます。ほかには東大寺南大門がこの様式によっています。
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浄土寺(兵庫)・浄土堂(阿弥陀堂)

2010年03月20日 | 兵庫
「浄土寺」という名の寺院は全国に数多くありますが,今週は兵庫県小野市の浄土寺をUpしていきます。
分かりやすい行き方は,明石市内から国道175号を北上し,山陽自動車道三木小野ICを越えて小野バイ
パスに入って小野クリーンセンター・スポーツ公園を目指す道筋です。路幅の広く走っていてとても気持ちのよい
行程です。
写真は,浄土堂又は阿弥陀堂と呼ばれる1194年(建久5年)建立の国宝の堂です。
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圓教寺(円教寺)・食堂・常行堂

2010年02月26日 | 兵庫
再び戻って中心伽藍です。この光景をどこかで見たという方も多いのはないかと思います。圓教寺(円教寺)は,
2000年代に入って,NHK大河ドラマ「弁慶」,トム・クルーズ主演の「ラスト・サムライ」と著名な作品のロケ地とな
りました。弁慶は一時,修行をしたといわれ,境内には縁の物品も展示されています。
upしたほかにも開山堂を是非収めたかったのですが,修繕工事に入っていました。

昨日★一ついただきました。堂の見事な寺で,それを少しでも伝えられたら幸いです。ありがとうございました。

さて,明日からは2週にわたって下醍醐・上醍醐の名堂塔をお届けしたいと思います。
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圓教寺・摩尼殿2

2010年02月24日 | 兵庫
「湯屋橋」という小さな石橋の先,崖上に本堂にあたる摩尼殿があり,右側階段を登ると堂の入口に達します。
懸造りの建物は,急な斜面に組上げられた木組みの見事さにありますが,圓教寺に限らす,なかなかそれを
伝える構図を得ることが難しい寺院が多いです。脇階段の途中から見上げたショットですが,如何でしょうか。
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圓教寺・摩尼殿

2010年02月23日 | 兵庫
圓教寺はロープーウェイの終着から1km程度の緩やかな参道を登っていき,各塔頭を左右に眺めて「権現坂」と称する階段を
下ると,東谷と呼ばれる山間の見上げる断崖に懸造りの摩尼殿がそびえています。木々に遮られがちで全貌を写しにくい
ですが,その壮大な規模を感じていただけるでしょうか。
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圓教寺・常行堂

2010年02月22日 | 兵庫
常行堂(じょうぎょうどう)とは,ひたすら阿弥陀仏の名を唱えながら本尊を回る修行をするための道場とのことです。
写真の圓教寺・常行堂(重文)は,東北側からの構図ですが,正面は東側で,それに切妻造の吹き放しの建物が
接続しているという構造で,一見正面のように見える中央の唐破風造は「舞台」と見るのだそうです。とても変わった
建物です。

昨日★一ついただきました。訪れたのは今期最も寒い日で始発のロープウェイを震えながら待ったのですが,早出で
撮れたものです。ありがとうございました。
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圓教寺・大講堂

2010年02月21日 | 兵庫
圓教寺の中心伽藍は室町時代の再建です。大講堂(重文)は,経の講義や論議が行われる学問と修行の場とされています。
訪れた当日は人気のない伽藍が撮りたくて午前8時30分のロープーウェイ始発で登りました。すると大講堂の前扉も未だすべて閉
じられている姿を収めることができました。朝陽が右側から刺し込み,陰影のコントラストが素晴らしかったです。
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圓教寺・大講堂・食堂・常行堂

2010年02月20日 | 兵庫
圓教寺は,姫路駅から北北西に約10km,書写山にあります。神姫バスで麓まで行き,そこからロープーウェイが最もポピュラーな行き方です。
「西の比叡山」とよばれ,西国三十三箇所の第27番札所でもあります。写真は寺院の中心となる西谷の伽藍で,右から大講堂,食堂,
常行堂が矩形に並び実に壮観な場所です。
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六条八幡神社・本殿・薬師堂

2010年01月29日 | 兵庫
本社の起源については,995年(長徳元年)基灯が宝殿を建てた,1123年(保安4年)源為義が京都六条の自邸
に祀られていた石清水八幡宮の分霊を勧請し合祀したといわれているようです。神社でありながら塔堂があるの
は神仏習合によるもので,他の神社同様,明治の廃仏毀釈を受けて神宮寺が廃されました。
社殿の写真はあまり進んで撮らないのですが,当日,境内の大銀杏があまりにも見事でしたのでUpしました。
私以外にも何人かの女性が写生をされていました。
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