熱帯ゆるゆる日記

マレーシアでの期間限定生活日記。
2008年駐在開始、そして2011年 本帰国しました。

大少年のけが

2010年07月27日 01時38分06秒 | 少年たち(息子たちのこと)
大少年は 24日から カンポンホームステイに行きました。
今日 帰ってきました。

元気に 笑顔で 帰ってきました。


今日の笑顔に至るまでのことは 「限定公開日記」に 書きましたが
ここでも お話することにしました。


こどものけが  それも 親のいないところでのけが
どこのご家庭でも 哀しい出来事ですが 私の今の経験を 書いておくことにします。






カンポンとは 田舎 のことです。
今年は サバッブルナム村 KLの北 海岸に近い田舎の村に ホームステイしました。
日本人学校の行事で 希望者(高学年)が参加します。





大少年にとって 初めての カンポンホームステイ。
マレー語は 通じるのか。  食事は辛くないか。  不安と期待でいっぱいです。





楽しみにしていた旅行。


2日目 ステイ先のおとうさんが 海に こどもたちを連れて行ってくれました。
磯で みんなで(5人の日本人生徒と現地の子) 遊んでいたとき
海藻ですべって 大少年は 転んでしまいました。


ちょうど 岩場で藤壺のような貝があり かかとをえぐる大けがを。



”おとうさん”は 大少年を 病院に運んでくれました。
バイクと車を乗り継いで。



医院は 村の小さな診療所
3針縫うけがでした。




親である私たちが知ったのは この日の夕方でした。
先生からの電話に 驚いて。

母親としては 心配が胸にいっぱいです。




先生は まだ 息子にあっていないけれど 電話では 元気で
本人は 旅行を続けたいと言っているとのことでした。

治療後に 息子が 自分で 先生に状況説明の電話をしてきたそうです。



夜になって 息子と話すことができました。
「だいじょうぶ」
その声に 胸が詰まりました。





今日 ホームステイから戻ってきた大少年。
元気に 平然と 笑顔でした。

「だいじょうぶ?」

「だいじょうぶだよ」





見ると 足は どろだらけで 痛そうに 引きずっています。




それでも 平然と している姿に ほっとしたような 力が抜けたような。
親と言うのは どこまでも 子が心配なものです。





あの小さかった子が   私の後をついて回っていた子が
とうとう 「だいじょうぶ」と 笑うようになりました。






KLに戻ってから 病院に行きました。
消毒して 包帯を巻いてもらいました。
あとの治療は 日本で することになりました。






けがのことを 聞いても 「だいじょうぶだよ」
なにをきいても 「だいじょうぶ」




「痛かったでしょ?」

「そりゃ 痛いよ」





いつのまにか 大きくなって 泣き言も言わなくなって






カンポンのステイ先のご夫婦には 心から 感謝します。
釣りにつれていってくださったり 日本人向けの料理を用意してくださったり
そして なにより 息子の怪我に 対応してくださって
ありがとうございました。



先生がたにも 感謝しています。






大少年は カンポンホームステイが とても 楽しかったそうです。
田舎のヤシの木の林   海   外での遊び
すべて 楽しかったそうです。



ありがたいことです。




マレーシアのみなさまに感謝しています




子どもの怪我は 親にとって 哀しいことですが
怪我によって 成長し 学ぶことも あるのです。



こどもとともに暮らすことは 私にとって おおきな学びであり 感謝です。
 





コメント (2)
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