「抗がん剤がなんぼのもんじゃい」改め「肉腫も腎臓ガンもなんぼのもんじゃい」

青天の霹靂の大腸肉腫発覚、抗がん剤治療を終了したら今度は腎臓ガン発覚。治療を記録することにしました。

救急車初体験

2017-04-24 17:04:13 | 病気のこと
生まれて初めて119番通報して、初めて救急車に乗った。

と言っても自分の具合が悪くなったのではない。
父親の顔を見に行って夕食を作り、さあ、食べましょうとなったら父の足腰が立たなくなってしまったのだ。

普段はサービス付き高齢者住宅に一人住まい、家族が行った時だけ一駅隣の実家に泊まるのだが、昼間はちゃんと自分の脚ででかけた。
それが夕方にはどうしても起き上がれなくなってしまって、ひっくり返った亀のようにじたばたするだけ。
私の力ではイスに座らせることさえできなくて、これはどうしようもないと119番通報した。

通報してから来てくれるまで10分ほどだっただろうか。
救急隊員さんたちは丁寧で親切で、なんとありがたいこと。
15年ほど前には住んでいたマンションの上の階で火事があり、その時も消防隊員さんたちが親切で感激したことがある。
日本の消防・救急ってすばらしい。

ところが「帰りが楽でしょうから」と気を利かせて運んでくれた駅前の病院がトホホなところ。
土曜の夜間で宿直医が一人、すぐにCTを撮って脳梗塞などではなさそうと確認してくれ、熱が39℃もあって白血球数が異常に高いので何かの感染症ではないか、と診断してくれたところまではいい。
しかしその後の処置やら入院手続きやら、命の危険はないと判断されたからか、何をしているのかもわからずやたらと時間がかかる。

しかもこの後はどうゆう診察をしてくれるのかと聞くと、夜間の看護師曰く、「月曜日に担当医が見ますが、午前中は外来が優先ですから」って、救急搬送されたのに、とびっくり。
とにかく医師といつ話せるのか連絡をもらえるよう話をつけ(と言っても結局こちらから連絡するまで何も言ってこず)、大部屋に収容された父親の様子を確認して病院を出るまで4時間もかかって疲れた。

その後は抗生物質の点滴で熱は下がり、今日は足もちゃんと立つようになったので一安心。
しかしこの病院、動けないからと下はおむつ、念のためにと食事も止められたが、明らかに良くなっているのに「食事は?」とこちらが聞くと「え、出てなかったんですか」ってひどすぎる。
抗生物質は効いているようだが、ちゃんと原因を特定してくれるのだろうかともう不信感でいっぱい。

普段はすこぶる元気で、常用している薬も入れ歯もないと言ったら看護士にびっくりされたが、86歳ではいつ何が起こるかわからない、と実感させられた今回の件。
病院も選ばないと大変ということも学ばされた。

今まで自分がお世話になった病院はやっぱりいい病院だったんだ。

ちなみに初めて乗った救急車は中にいろいろな器具がコンパクトに収納されて感心したが、乗り心地はあまりよくない。


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (あけ)
2017-04-24 17:39:41
私の、母は救急で、搬送先を選べず、とんでも病院へ運ばれ寝たきりにされました。病院へ着いたと思っても安心できませんね。亡くなった今でも、母に申し訳ない気持ちで落ち込みます。お父様お大事に。
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ビックリしました。 (SORA)
2017-04-24 23:13:49
タイトルを見て飛んできました

お父様だったのですね具合が悪くなったのは。救急隊員さんの対応の良さ心強いですね。日本はホント素晴らしい!
病院での手際、対応の悪さをのぞいていて 今のところ落ち着いているようで安心しました。高齢になると高熱で歩けなくなるのですね。自分では熱がある自覚もあまりなくなってしまうのかなぁ。。。

しかしお父様、86歳にして常用している薬も入れ歯もないなんて素晴らしいですね。

しっかり検査して頂いて、スッキリしたいところですね。どうぞお父様お大事に。
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Unknown (Lunta)
2017-04-25 09:30:57
あけ様、

やはり救急病院でひどい経験がおありなんですね。
その責任は絶対にあけさんではありませんが、自責の念を感じるのはよくわかります。
おかげさまで父は快方に向かっており、大事無いようです。


SORA様、

驚かせてしまいましたね、すみません。
誤解を生むタイトルだとはわかっていたのですが。

我が家は全員、基本ひどく丈夫で風邪などもまずひくことがなく、熱を出したことがないもので発熱しても自覚がないんです。それも問題なんですね。

おかげさまで大事はなかったようなので、抗生物質の投与が終われば帰してもらえそうです。
あの病院とは早く縁を切らねば。
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灯台下暗し (デ某)
2017-04-29 17:32:46
たぶん・・・はじめまして。
灯台下暗し・・・「Lunta」さんのお名前は存じていましたが、
このブログの存在にはまるで気づきませんでした。

腎がん術後5年でいらっしゃる由、ほぼ私と同じです(私は術後5年9月)。
自分のブログが半ばお休み状態になって周りのブログをよく訪ねるように・・・。
遅ればせながら 5年検診クリアーおめでとうございます。

さて 「救急」と「消防」・・・火災・震災時に救急搬送が必要だとしても、
組織としては分け、「救急に」は複数の医師を配置し、
搬送先の病院(医師)に直に引継ぐようにすべきだと改めて思いました。
防衛大学校の医学生には在学中から給料が支給され
卒業後(国家試験取得後)は強制ではないまでも
防衛業務に就きます。
定員を広げ 防衛業務の他に救急業務に就くという選択肢も設ければ
あながち不可能ではない気もいたしますが・・・。

すみません。
そんなことをコメントするつもりではなかったのに
書きながら つい!日頃思っていることを書いてしまいました。

末尾で恐縮ですが、
お父さまのご恢復を心よりお祈り申し上げます。
一病息災でありますように!
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デ某様、 (Lunta)
2017-04-29 22:59:43
コメント、ありがとうございます。
こちらもデ某さんのブログは時々読み逃げさせていただいておりました。

おかげさまで肉腫の手術から無事5年経過、腎臓の方はあと1週間で丸4年です。

父の方も救急搬送の後は治療が奏功し、昨日退院することができました。
救急隊員の方たちには感謝しかありませんし、担当医師も結局ちゃんと診てくださったのですが、どうも運び込まれた病院の経営方針が透けて見えるようで不安でした。

それでも日本の医療は他の国に比べればずっといいのではないでしょうか。この国で医療を受けられるのはラッキーだと思っています。
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