肉腫発覚３周年は鹿児島で

バレンタインは手術記念日。

子宮筋腫の手術をして大腸肉腫が見つかったのは２月１４日だったので、手術日は忘れることがない。

あれから丸３年、今年の記念日は家族で父の出身地、鹿児島へ行ってきた。

目的地は鹿児島だけれど、その前に今まで行ったことのなかった佐賀へ寄り道。

　
東京駅の設計者、辰野金吾に依頼したという竜宮城のような共同浴場のある武雄温泉に一泊し、
　広大な吉野ヶ里遺跡も見学。

吉野ヶ里はあまりにも広くて、めっきり脚の弱ってきた父には車いすを借りた。
弟に押してもらったところ、嫌がるかと思ったら楽で気に入ってしまったらしく、癖になったらどうしよう。

鹿児島では急坂にある墓参りをなんとかこなし、霧島ではプールのような大浴場で遭難しそうになりつつ温泉を堪能。
　桜島では噴火も見られたが
　高台にある旅館の露天からは天気が悪くて見えるはずの島が見えなかったのは残念。

「墓参りもこれが最後だな」と父親本人がつぶやくのが寂しいが、今回何とか連れてきてやれてよかった。

これも肉腫が転移したり、再発したりしないでくれたおかげ。
子供が親より先に逝くのは最大の親不孝というけれど、親が年を取って衰えるとその意味がしみじみよくわかる。

次の検診は来月。
今回も無事にクリアしなければ。


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乳がん検診に行ってきた

毎年一度は行っていた人間ドック、肉腫発見以降は頻繁にCTやらMRIを受けているので行くのをやめた。
とは言え見張っているのは腸や肺なので、胃と乳がん検診は別に行かなければならない。
幸いににして現在住んでいる自治体では女性は２年に一回、子宮と乳がん検診に補助が出る。

というわけで、今回は乳がん検診に行ってきた。
なにしろ母も叔母も乳がんで亡くなっている血筋なのでリスクは高いのだ。

今回の検査は触診と超音波、これは人間ドックでも毎年やっていたが、マンモグラフィを受けたのはほとんど２０数年ぶり。
前回受けた時はなぜか男性の技師、しかも昔からなにしおう貧乳なので撮影に苦労してひどく恥ずかしい思いをさせられた。

今回行ったクリニックは乳がん検診に力を入れているらしく、医師や技師はもちろん全員女性でみなさん丁寧。
特にマンモは技師の方がとても気を使ってくださったが、あれはやっぱり痛いよね。

それにしてもこれだけ検査を受けて、自己負担は１０００円で済むのだからありがたい。
いろいろ言われてもやはり日本の医療保険制度は素晴らしいと思うのだ。

やるべきことをやったご褒美（？）、今回はこれ。
　あまおうがおいしい


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