「抗がん剤がなんぼのもんじゃい」改め「肉腫も腎臓ガンもなんぼのもんじゃい」

青天の霹靂の大腸肉腫発覚、抗がん剤治療を終了したら今度は腎臓ガン発覚。治療を記録することにしました。

旅行の予約

2013-07-25 19:13:41 | お気楽日記
母を無事に送ったところで旅行の予約を入れてしまった。

一つは来月の頭からの16日間。
お盆の時期だけれど我が家は神道だし、世間一般が休みになるのでこれはまあ通常の範囲内。
ちょっと涼しい高地に行ってこようと思う。

もう一つはなんと来年の2月の予約。
むちゃくちゃ早いのだが、マイレージを使って安く行こうとすると予約を入れられるときに入れるしかない。
でタダでアルゼンチンまで飛んだら、その先はクルーズで南極半島を目指そうというもの。
このクルーズと言うやつが曲者で、申込金だけでも2,000ドル、これは一度入れたらもう返ってくることはなく、さらに高額のクルーズ料金はなんと出発3か月前からキャンセルしても100%支払いなのだそうだ。

大腸肉腫と腎臓腫瘍、ダブルで経験して次のCT検査は10月の予定。
何かあったらどうする、と考えないわけではない。

しかしだからこそ、行きたいところには行けるうちに行っておかなければと強く思う。
母の最後の1年、次第に動けなくなる様子を見てきたし、大体どうももう90、100まで生きることを想定して老後の設計をする必要はなさそうなのでお金だって使っていいと思う。

葬式を出したばかりで旅行に出てしまうとは我ながら薄情な娘だと思うが、こういう人間であることは母が一番よく知っていただろう。

料理もできない父をほっぽらかすことについては・・・我慢してもらうしかあるまい。


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葬儀を終えて

2013-07-14 15:36:43 | 母の緩和ケア日記
母の葬儀を終えた。

病院で亡くなってから葬儀の終了まで、次々に決めたり手配したりすることが続いて感慨にふける暇もなかった(葬儀の準備に関してはこちら)。

葬儀を済ませたところで入院していた病院で精算も終了。
ついでに病棟の看護師さんたちに挨拶に行ったが、シフトがあるので全員にお目にかかるわけにはいかず、特にお会いしたかった看護師さんに直接お礼を言うことができなかったのは残念。

主治医の先生もなかなかいらっしゃらず、いまだにご挨拶ができない。
亡くなってしまった患者よりも闘病中の患者さんの方が大事だからしかたないか。

長くお世話になった病院だが、縁が切れる時はあっさりしたものだ。


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母、逝く

2013-07-09 17:33:06 | 母の緩和ケア日記
緩和ケア病棟に入院から丸1ヶ月、今朝未明に母がとうとう旅だった。

以前にも書いたとおり、ガンの最末期とは言え疼痛ケアが奏功して痛みで苦しむことはあまりなかった。
大体乳がんの肺転移発覚から抗がん剤治療の1年を含めて丸3年、骨転移発覚からでも丸1年、最後の半年は弱る一方だったとはいえ、その間に家族で温泉に行ったり、おいしいものを取り寄せたり、楽しく過ごす時間は十分にもらうことができた。

この医療の進歩はいつガンが再発、転移するかわからない身としては実にありがたい発見。
ガンで死ぬことを恐れる必要はないと、母が身をもって示してくれたような気がする。

とは言えこの1ヶ月は吐き気などでまったく食事ができず、ひたすら牛乳だけを飲んでがんばった。
最後は文字通り骨と皮だけになってしまって、そのような状態が続くのは見るのもつらいものがあった。

緩和ケア病棟での最後は余計な機器につながれることもなく、家族で静かに看取らせてもらえたのが本当にありがたかった。
亡くなった後の顔が眠っているかのように穏やかだったのもうれしい。

心の準備をする時間がたっぷりあったし、また今日はもろもろバタバタしていたのでまだ悲しいという気持ちはわいてこない。
寂しいという思いはこの先に来るのだろう。

ともかく我が母にお疲れさまと言いたい。


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