定期健診クリア だけど・・・

大腸肉腫の手術から２年２か月、腎臓腫瘍の手術からもうじき丸一年。

腎臓の方の先生はもう１年に１回でいいとおっしゃるが、肉腫の方の先生は大事を取って１１月以来５か月ぶりにCT検査。

CTの撮影はあっという間、技師に「もう終わりなの？」と思わず聞いてしまったぐらいあっけない。
いつもこんなに早かったかな。

昼食に外に出て１時間もせずに戻るとすぐに診察室に呼ばれる。
この病院のいいところはCTでもMRIでもすぐに結果が出るところ。
先生の顔を見ると、「その後どう？結果は何の問題もなしね」で３０秒。
問題がなさそうだったのでCT撮影も早かったのだろうか。

この結果は実にありがたいが、１ヶ月ほど前から胸焼けと胃もたれに悩まされている。
近所の町医者では逆流性食道炎の疑い濃厚と診断され、薬も出されたがひどい胃もたれは治まらない。
婦人科とはまったく関係ないよな、と思いながらも相談すると案の定内科での診察を予約してくれた。
「大事はないと思うけど、これまでも予想外が多いからね。早めに検査するに越したことはない」って、もう予想外はたくさんです～。

で内科の方に行くと、この病院にもこんな先生がいらっしゃったのか、と思うほどの大ベテランの老先生。
これまでの経緯を話すと、「それはもう検査ね。バリウムじゃわからないから胃カメラね。やったことある？」となぜかとてもうれしそう。
もしかして「胃カメラ」の言葉にびびる患者を見るのが好きなのだろうか。

というわけで、なんと３０年ぶりの胃カメラ決定。
ただし明日から旅行に出るので、検査はGWの後。

胃の病気の可能性よりも、旅先で食べたいものが食べられないかもしれないのが一番の心配。

馬鹿につける薬なし。


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お花見散歩

思い出してみれば、昨年の今頃は母の病院通いに明け暮れ、花見に行くことがなかった。

母の病室からも敷地内の桜を見ることができたけれど、外に行こうと誘っても首を縦に振らなかった。
あれは本当に出られないほど具合が悪かったのか、車いすに乗せられるのが嫌だったのか、遠慮していたのか。
最後のお花見、ちょっと強引にでも連れ出してあげればよかった。

さて、今年は開花宣言から満開になるまでが早い。
来週にでも、と言っていた友人たちと昨日あわてて近場に花見に出かけた。

　　
さまざまな種類の桜が一斉に咲いて　
　
水面に映る姿も麗しい。

友人たちときゃいきゃい見る花も楽しいけれど、今朝は一人で近所の花探し。

　　　　
　
歩いてみれば、こんなところにこんなものがあったんだ、と新たな発見もあり、それ以上に桜の木の多さに改めて驚く。
どんだけ桜が好きなんだ、日本人。って自分ももちろんその一人だけど。

ところで昨日会った友人の一人、実は自分と同じ頃にやはりガンの手術をしていたことが発覚。
３年目で幸いにして再発や転移の兆候はないとのことだが、いささかの不安を抱えつつ、今楽しめることは精いっぱい楽しもう、と同じような気持ちでいることが分かった。

日本人の二人に一人はガンにかかるというけれど、やはり同志は身近にいたのだった。


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