6クール目 タキソテール＋ジェムザール投与で抗がん剤終了

とうとう最後の抗がん剤投与。

いつも通り9時に病室に入って採血、その後は放置プレイをされるのでPCでお仕事。

昼食が運ばれると同時に主治医がやってきて点滴ラインを入れてくれたので、薬を入れながら食事。

　本日のメインはサバのムニエル。野菜が多く、酸味のあるソースがかかってなかなかおいしい。

　最後のおやつはブラウニー。
いつもながらこの病院のおやつはお上品。

主治医がブッスリ入れてくれたラインがよかったのか、薬は順調に入ってタキソテールがこれまでの最短、3時間で終わった。
30分で終わるジェムザールの方はいつになく肘の方にまで血管痛があったが、これが最後と思えばなんということはない。

途中、最後だからというわけではないのだろうが、偉い先生方総出の回診があり、「何でも聞いてください」と言われるがいきなり言われても何も思いつかない。
やることはやったのだから後は監視を続けながら運を天に任せるしかあるまい。

というわけで5時前にはすべて終了して無事に退院。
この病院はとても設備がいいし、看護師さんたちもみな感じがいいけれど、もうしばらくは入院したくない。
これからも1ヶ月に一回は通院して経過観察をする必要があるらしいが。

長かったような短かったような6か月。
あとはこれから1週間ほどの胃もたれと、まだちょっと続きそうな脱毛さえがまんすればいいだけ。

ともかく抗がん剤終了、ばんざい！


　　

6クール目 ジェムザール投与

ジェムザール単体投与は今回がいよいよ最終回。

タキソテールから3週間あけたので、血液検査の結果は知らされなかったがすんなり投与。

今回はまた別のベテラン先生が点滴のラインを入れてくれたが、肘の内側で腕を曲げられない位置。
しかしおかげでじっとしていたので薬も順調に入り、血管痛もまったく感じることなく無事終了。

投与終了後、毎回恒例になってしまった自分へのごほうび、本日は渋谷駅前のリンツ直営店でホットチョコ。
　これが濃厚ながら甘すぎず、とてもおいしい。
ミニチョコが一つついてくるのもうれしいが、しかしセルフサービス、紙コップ入りのこれが一杯600円は考えるとずいぶんお高い。
同じチョコレート屋のアンテナ・ショップ、明治の100% Chocolate Cafeのココアはもっと大きなマグカップに入って420円。
味はリンツの方がおいしいので、やっぱり400円ぐらいにしてくれるとうれしいのだが。

そして1週間前に再開した大量脱毛、まだ少しづつ続いていて、頭は5年後の山中教授、というよりも高橋克美に近くなってしまった。
せっかく山中教授が気に入っていたのに。

次のタキソテール＋ジェムザールでいよいよ抗がん剤終了。
頭はどこまで高橋さんになるだろうか。


　　
　

脱毛再び

抗がん剤治療もラストスパート、5クール目を終えて頭が5分刈り状態になったのは以前に書いた通り。

髪の長さは１，２センチながら頭全体は黒く、でも眉毛がほぼすべて抜けてしまったので工業高校の野球部員みたい。
でも眉を描いて縁なしめがねをかければ山中伸弥教授と言えなくもない。

なんて悦に入っていたら、5回目のタキソテールからちょうど2週間目でまた髪が抜けだした。

最初の脱毛の時と同様、頭に手をやれば髪がいくらでもついてくる状態。
ただし今回は髪が短いので服の襟の部分などにつくとチクチクと痛い。

2クール目から4クール目までも、少しづつ脱毛は続いていたものの初回のように目に見えてごっそり、ということはなかった。なので今回の脱毛状況には意表を突かれた。
抗がん剤の副作用は予測がつかん。

さて、もう１回の投与後も山中伸弥教授でいられるだろうか。