2年前の春に肺がんの手術を受けた叔母に転移が見つかり、緩和ケア病棟に入ったと言うので父を連れて福井へ行ってきた。
手術を受けた時点では早期発見、病巣は取りきったと聞いていたのでこちらも本人もまったく心配していなかったのだが、2年経ったところで腫瘍マーカーがあがり、脳と首の脊椎への転移がわかったと言う。
首の脊椎への転移ではいつ何が起こるかわからない、余命は1年未満と宣告されたそうで、楽観していたおばにはさぞショックだったろうと思う。
それにしても最近のお医者さんはそんなにはっきり本人に告知するんだ、とそのことにもびっくり。
すでに連れ合いを亡くし、子供もいない叔母はその時点で抗がん剤治療を断り、緩和ケア病棟への入院を決めた。
一人暮らしの身としてはもっともな決断だと思う。
行ってみれば病棟はまだできたばかりでピカピカ、落ち着いた内装で病院臭さがない。
病人も痛み止めのための放射線治療の影響でのどを痛め、味覚障害が出ていたもののまだかなり元気。
脊椎転移にもかかわらずさほど痛みが出ていないのは医者も不思議がっているそうで、手足の麻痺なども起こっていないのでちょっと安心。
というわけで朝晩に顔を見に寄りながら、ちゃっかり親子で福井観光。
いまや福井を代表する観光地となった恐竜博物館は連休で激混みだというので駅前の恐竜だけ眺めて
渋く一乗谷の朝倉氏遺跡へ。朝倉の館はもちろん織田信長に徹底的に破壊されてしまったので何も残っていないが、戦国時代の街並みがちょっと復元されていたり、資料館があったりで、歴史をちょっと知っていればなかなか楽しめる。
その合間には
ヨーロッパ軒のソースカツ丼を食べ
おろしそばを食べ
福井が日本一消費量が多いと言う油揚げも食べて福井グルメを網羅。
今回はすっかり足の弱った父のために携帯用車いすを持って行ったが、たった一万円で買えるこれが大いに役立ってくれた。
飛行機に乗る時もこれがあると優先搭乗させてもらえるし、CAのお姉さんにつきっきりでお世話してもらえて年寄りはご満悦。
しかしこれから寒くなる福井、冬の間にまたお見舞いに行くことはかなり難しそう。
「長生きして医者をびっくりさせてやりたい」と言う叔母にはがんばっていただきたい。
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手術を受けた時点では早期発見、病巣は取りきったと聞いていたのでこちらも本人もまったく心配していなかったのだが、2年経ったところで腫瘍マーカーがあがり、脳と首の脊椎への転移がわかったと言う。
首の脊椎への転移ではいつ何が起こるかわからない、余命は1年未満と宣告されたそうで、楽観していたおばにはさぞショックだったろうと思う。
それにしても最近のお医者さんはそんなにはっきり本人に告知するんだ、とそのことにもびっくり。
すでに連れ合いを亡くし、子供もいない叔母はその時点で抗がん剤治療を断り、緩和ケア病棟への入院を決めた。
一人暮らしの身としてはもっともな決断だと思う。
行ってみれば病棟はまだできたばかりでピカピカ、落ち着いた内装で病院臭さがない。
病人も痛み止めのための放射線治療の影響でのどを痛め、味覚障害が出ていたもののまだかなり元気。
脊椎転移にもかかわらずさほど痛みが出ていないのは医者も不思議がっているそうで、手足の麻痺なども起こっていないのでちょっと安心。
というわけで朝晩に顔を見に寄りながら、ちゃっかり親子で福井観光。
いまや福井を代表する観光地となった恐竜博物館は連休で激混みだというので駅前の恐竜だけ眺めて
渋く一乗谷の朝倉氏遺跡へ。朝倉の館はもちろん織田信長に徹底的に破壊されてしまったので何も残っていないが、戦国時代の街並みがちょっと復元されていたり、資料館があったりで、歴史をちょっと知っていればなかなか楽しめる。
その合間には
ヨーロッパ軒のソースカツ丼を食べ
おろしそばを食べ
福井が日本一消費量が多いと言う油揚げも食べて福井グルメを網羅。
今回はすっかり足の弱った父のために携帯用車いすを持って行ったが、たった一万円で買えるこれが大いに役立ってくれた。
飛行機に乗る時もこれがあると優先搭乗させてもらえるし、CAのお姉さんにつきっきりでお世話してもらえて年寄りはご満悦。
しかしこれから寒くなる福井、冬の間にまたお見舞いに行くことはかなり難しそう。
「長生きして医者をびっくりさせてやりたい」と言う叔母にはがんばっていただきたい。
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