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こんにちは
増刊テーマは、リアルな現実からいこう。
6月中旬のこの時期、就活で無事に内定が取れた学生と、まだ取れていない学生が半分半分なんだ。
二人が友人同士だとして、お互いに気まずくなる時期です。
大学生から社会人になる過程で、友人関係が少しづつ変化していくことを
肌で感じはじめるのが就職活動の「通過儀礼」としての側面なんだ。
人生の船出~イメージ
この時期から始まる人間関係の変化には、大切な成長のヒントがあるよ。
そんなことを書いていこう。
★★★定期更新は★★★
6月も週2回(水・日)予定です。
★★★☆☆☆★★★
◆タマゴとヒナのたとえ話
以前、大学生にこういう話をしたことがあるんです。
※過去記事に書いたこともあれば、親しい友人にメールを送ったこともあるので
改めて紹介しますね。
~・~・
「学生時代の付き合いというのは鳥のタマゴ同士の付き合いなんだ」
「色やサイズが違っても、タマゴなのでお互いが同じように思えるんだ」
「卒業すると、それぞれのタマゴからヒナが孵ることになるんです」
「だからニワトリもいれば、白鳥もいれば、鷲もいる」
「ダチョウと白鳥と鷲では、‘お互いが同じ’とは思わないよね」
「自分も、相手も、どんな鳥のヒナなのかは、タマゴ時代にはわからないんだ」
「社会人になったら、自分と同じ鳥のヒナを見つけて付き合うのが大人への成長だよ」
学生時代はお互いが「自分と同じレベル」に見えるんですが、社会人になったら社会経験でタマゴの殻が割れて鷲や白鳥のような、その人の本当の個性や才能がでてくる。
鷲や白鳥と、ダチョウでは本質が違うから自然に同じ付き合いができなくなる。これが社会人の付き合いになる。
(tarebon)
~・~・~
◆鳥のヒナの違いを、お互いが認識していこう。
ダチョウやあひると、鷲や鷹が友人同士だとしてみよう。
たしかにタマゴ時代には友人だったに違いない。
けれど、成長しても一緒には飛べないことに気がつくと
お互いが気まずくなってしまう。
「お互いが自然に離れてしまう」ことがあるんだ。
こういうときに
「相手の態度が急に変わった」「付き合いづらくなった」
と思うならば、違うことのほうが多いと思うんだ。
相手が変わったのではなくて
もともとが違う鳥のヒナだったので、その違いが出てきただけかもしれない。
そのことに気がつかず
「あいつと俺は同じタマゴだったはずなのに!」
とずっと思い込んでいたら、お互いの成長もなくなってしまうと思うよ。
◆社会人になって必要な「大人同士の距離感」
これから必要になる「大人同士の距離感」を保つセンスを磨いていきましょ。
※※※
若いときに親しかった友人と自分とのテンポが違ってしまうのは、自然のなりゆきです。
自分が遅れるのならまだしも、友人のほうが遅れて差がつくと、付き合い方に困ってしまいます。
友人と適当な距離をどうとるかは、結局、人生経験によります。
(谷沢永一)
※※※
谷沢永一/渡部昇一「人生は論語に窮まる」PHP文庫から
自分がダチョウやあひるのヒナとしたら
相手は鷲や鷹かもしれない
(あるいはその逆もある)
就活をきっかけに、お互いにヒナの本質の違いが見えてくる瞬間から
友人関係には一定の距離感を持って、お互いにレベルアップさせていこう。
★★
6月の更新予定も原則として毎週水・日です。
★★
ではまた☆
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増刊テーマは、リアルな現実からいこう。
6月中旬のこの時期、就活で無事に内定が取れた学生と、まだ取れていない学生が半分半分なんだ。
二人が友人同士だとして、お互いに気まずくなる時期です。
大学生から社会人になる過程で、友人関係が少しづつ変化していくことを
肌で感じはじめるのが就職活動の「通過儀礼」としての側面なんだ。
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この時期から始まる人間関係の変化には、大切な成長のヒントがあるよ。
そんなことを書いていこう。
★★★定期更新は★★★
6月も週2回(水・日)予定です。
★★★☆☆☆★★★
◆タマゴとヒナのたとえ話
以前、大学生にこういう話をしたことがあるんです。
※過去記事に書いたこともあれば、親しい友人にメールを送ったこともあるので
改めて紹介しますね。
~・~・
「学生時代の付き合いというのは鳥のタマゴ同士の付き合いなんだ」
「色やサイズが違っても、タマゴなのでお互いが同じように思えるんだ」
「卒業すると、それぞれのタマゴからヒナが孵ることになるんです」
「だからニワトリもいれば、白鳥もいれば、鷲もいる」
「ダチョウと白鳥と鷲では、‘お互いが同じ’とは思わないよね」
「自分も、相手も、どんな鳥のヒナなのかは、タマゴ時代にはわからないんだ」
「社会人になったら、自分と同じ鳥のヒナを見つけて付き合うのが大人への成長だよ」
学生時代はお互いが「自分と同じレベル」に見えるんですが、社会人になったら社会経験でタマゴの殻が割れて鷲や白鳥のような、その人の本当の個性や才能がでてくる。
鷲や白鳥と、ダチョウでは本質が違うから自然に同じ付き合いができなくなる。これが社会人の付き合いになる。
(tarebon)
~・~・~
◆鳥のヒナの違いを、お互いが認識していこう。
ダチョウやあひると、鷲や鷹が友人同士だとしてみよう。
たしかにタマゴ時代には友人だったに違いない。
けれど、成長しても一緒には飛べないことに気がつくと
お互いが気まずくなってしまう。
「お互いが自然に離れてしまう」ことがあるんだ。
こういうときに
「相手の態度が急に変わった」「付き合いづらくなった」
と思うならば、違うことのほうが多いと思うんだ。
相手が変わったのではなくて
もともとが違う鳥のヒナだったので、その違いが出てきただけかもしれない。
そのことに気がつかず
「あいつと俺は同じタマゴだったはずなのに!」
とずっと思い込んでいたら、お互いの成長もなくなってしまうと思うよ。
◆社会人になって必要な「大人同士の距離感」
これから必要になる「大人同士の距離感」を保つセンスを磨いていきましょ。
※※※
若いときに親しかった友人と自分とのテンポが違ってしまうのは、自然のなりゆきです。
自分が遅れるのならまだしも、友人のほうが遅れて差がつくと、付き合い方に困ってしまいます。
友人と適当な距離をどうとるかは、結局、人生経験によります。
(谷沢永一)
※※※
谷沢永一/渡部昇一「人生は論語に窮まる」PHP文庫から
自分がダチョウやあひるのヒナとしたら
相手は鷲や鷹かもしれない
(あるいはその逆もある)
就活をきっかけに、お互いにヒナの本質の違いが見えてくる瞬間から
友人関係には一定の距離感を持って、お互いにレベルアップさせていこう。
★★
6月の更新予定も原則として毎週水・日です。
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~人間関係のヒントを得るなら古典は最適な教科書ですね。
谷沢さんの解説ダイジェストから
※※※
付き合い方について孔子は二つの方面から言っている。
一つはかなり冷静に、相手の人物を認めて、自分と付き合うことが相応しくなければ切れ、といい、一方では、古くからの友人に冷淡であってはいけない。
適当な距離感の測定を間違うな、ということではないかと思います。
※※※
人間関係の悩みの大半は「相手との距離感の測定をを間違った」という感じですね。
相手を全部受け入れるか、全部拒絶するか、というどちらかの極端ではなくて
「ここまでは受け入れて、ここからは受け入れない」という自分の基準をはっきり打ち立てて、自分と相手に「スマートにさりげなく」ルールを示すのがベターだと思うよ。
学生時代の人間関係は濃密なので、友人との小さな差や比較が、ずっと心にのしかかることがあります。
特に女子学生は、友人の悩みをまったく自分の悩みとして共感するうちに
いつしか友人の悩みが自分の悩みにすり替わっていくことも多いんです。
こういうときは医者の立場になってみよう。
患者さんを治療するとき、患者さんの病気の痛みを気遣うことは大切だけど、その痛みを引き受けた自分まで病気になってしまったら誰が治療するのだろう?
自分の心の領域をきちんと守る態度も、医者として患者に接する立場のように、必要なプロフェッショナルの仕事の態度だと考えてみよう。
ウォーム(温かい)なハートを、クールな態度で相手に伝えるのがステキな大人だと思うよ★★
生まれつきで全然違う・・、というように過大に解釈してしまうと、ただの運命論になってしまうから注意しよう。
生まれつきの部分が、そのまま何もせずに育つということはない。
ここから先はまた別のたとえ話をしよう。
仮に白鳥のヒナが2羽育つとしよう。
一方は白鳥として同じ仲間と競い合って立派に羽ばたいた。
一方は自分が白鳥だということを忘れてダチョウの仲間に引きづられ、飛ぶ技術が退化してしまった。
こういうこともある。
このたとえ話は「自己分析」のポイントでもあるので、また別の機会に書いてみるね。
ある程度、自分の本質や傾向性を把握したら、その本質をより良く活かすための知恵や努力を考えて実行していこう。
だれもが白鳥ではないけど、だれもがダチョウなのでもない。白鳥のようなダチョウもいればダチョウのような白鳥もいる。
本質を見つめる自己分析をしてみよう。ただし就活ではラフな下書き程度でいいと思うよ。大切なのは「自分を見つめる態度を養う」ことなのだからね★