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◆山中伸弥教授のノーベル医学・生理学賞受賞おめでとうございます!◆
※※※
ノーベル賞に山中伸弥教授
2012.10.8 19:05
スウェーデンのカロリンスカ研究所は8日、2012年のノーベル医学・生理学賞を、あらゆる細胞に分化する能力があるiPS細胞(人工多能性幹細胞)を開発した京都大の山中伸弥教授(50)と英ケンブリッジ大のジョン・ガードン教授の2氏に授与すると発表した。
※※※
(MSN産経ニュースから:画像)
増刊テーマはノーベル賞インスパイア。
フランスのノーベル医学・生理学賞受賞者アレクシス・カレル(Alexis Carrel 1873-1944)について紹介しながら就活の話題につなげていきますね。
(ja.wikipedia.org/wiki/アレクシス・カレル画像)
★★★定期更新は★★★
10月も原則週2回(水・日)+増刊で予定です。
★★★☆☆☆☆★★★
◆カレルの洞察から「全体としての人間の機能」
世界的外科医のアレクシス・カレルがノーベル賞受賞後に書いた著書についての、渡部昇一教授の解説です。
※※※
カレルは『人間ーこの未知なるもの』の第二章で、これからは科学が「人間の科学」として進展しなければならないとした上で、その方法は「分析から総合へ」取り組み方を変えなければならないと主張しています。
「(科学は)人間の肉体と意識を研究しようと努力するあまり、人間をほとんど無数の部分に分けてしまった」
「人間の感情や精神の形態、内面生活や美や宗教を求める心、肉体的、心理的行為の一般的基盤や、人間とその知的、精神的環境との密接な関連などに、大きな注意を払っていかなければならない・・・」
「それには、人間の肉体と専門的知識を求めて研究に励んでいる科学者と、そういう専門家の発見したことを、全体としての人間の機能という点から総合することができる科学者との、両方の力が必要である。」
彼が注意を払えと喚起している部分の大半は、まさしく近代科学が見落としてきたプラトン的な世界(tarenbon注)と言えるでしょう。
「分けてものごとを見る」「客観的なものだけが正しい」とする囚われた近代思考から自由になることが求められていることを、まずもって知ってもらいたいものです。
※※※
渡部昇一編著「近代科学思考からの自由」より抜粋(『人生観・歴史観を高める事典』から)PHP研究所
tarebon注:プラトン的な世界
ものごとを細かく分析する考え方に対して、全体を捉える考え方を言っています。アナリシス(分析)に対するアナロジー(類比)
◆データ分析で、会社のすべてがわかるとは限らない。
就活にたとえて話を置き換えてみますね。
たとえば大学や企業主催の就活セミナーでは就活の企業研究の方法として
・会社四季報を調べたり
・財務諸表を読んだり
会社に関する細かいデータを分析するようにアドバイスされていることも多いと思います。
カレル教授の表現を借りると
「(人間の肉体と意識を)研究しようと努力するあまり、(人間を)ほとんど無数の部分に分けてしまった」
→人間を会社と置き換えてみてもいいよね。
~・~・~
財務諸表の分析が無意味とは言わないまでも、その分析だけで「会社のすべて」がわかるわけではない。
たとえ健全な財務体質で優良な大企業であっても、経営者の不祥事や突然の天変地異での株価急落・経営破たんということは分析予測できません。
データ分析には限界があるものだ、ということを醒めた目で知っておかないとね。
細かいデータにあまり囚われず、会社全体を空から俯瞰するような企業研究を目指してみよう。
~・~・~
◆就活の奇跡も信じてみよう。
フランスのルルドの泉を訪れたアレクシス・カレルは
重病患者がルルドの泉を訪れたことで奇跡的な回復をしたことを目の当たりにして
医学的にありえない奇跡が世の中にあることを素直に認めています。
ルルドの泉の成分分析では絶対にわからないはずの「人間の自己治癒能力の奇跡」です。
就活の奇跡だって「ありうる」と信じることから
将来の夢や希望も泉のごとく湧き出てくるものだよ。
ノーベル賞級の就活の奇跡も信じて、前に進んでいきましょ☆
ではまたね。
★★
10月も原則週2回(水・日)+増刊で予定です。
☆アメブロユーザーは就活の息抜きとコミュニケーションにどうぞ☆
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ノーベル賞に山中伸弥教授
2012.10.8 19:05
スウェーデンのカロリンスカ研究所は8日、2012年のノーベル医学・生理学賞を、あらゆる細胞に分化する能力があるiPS細胞(人工多能性幹細胞)を開発した京都大の山中伸弥教授(50)と英ケンブリッジ大のジョン・ガードン教授の2氏に授与すると発表した。
※※※
(MSN産経ニュースから:画像)
増刊テーマはノーベル賞インスパイア。
フランスのノーベル医学・生理学賞受賞者アレクシス・カレル(Alexis Carrel 1873-1944)について紹介しながら就活の話題につなげていきますね。
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◆カレルの洞察から「全体としての人間の機能」
世界的外科医のアレクシス・カレルがノーベル賞受賞後に書いた著書についての、渡部昇一教授の解説です。
※※※
カレルは『人間ーこの未知なるもの』の第二章で、これからは科学が「人間の科学」として進展しなければならないとした上で、その方法は「分析から総合へ」取り組み方を変えなければならないと主張しています。
「(科学は)人間の肉体と意識を研究しようと努力するあまり、人間をほとんど無数の部分に分けてしまった」
「人間の感情や精神の形態、内面生活や美や宗教を求める心、肉体的、心理的行為の一般的基盤や、人間とその知的、精神的環境との密接な関連などに、大きな注意を払っていかなければならない・・・」
「それには、人間の肉体と専門的知識を求めて研究に励んでいる科学者と、そういう専門家の発見したことを、全体としての人間の機能という点から総合することができる科学者との、両方の力が必要である。」
彼が注意を払えと喚起している部分の大半は、まさしく近代科学が見落としてきたプラトン的な世界(tarenbon注)と言えるでしょう。
「分けてものごとを見る」「客観的なものだけが正しい」とする囚われた近代思考から自由になることが求められていることを、まずもって知ってもらいたいものです。
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渡部昇一編著「近代科学思考からの自由」より抜粋(『人生観・歴史観を高める事典』から)PHP研究所
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ものごとを細かく分析する考え方に対して、全体を捉える考え方を言っています。アナリシス(分析)に対するアナロジー(類比)
◆データ分析で、会社のすべてがわかるとは限らない。
就活にたとえて話を置き換えてみますね。
たとえば大学や企業主催の就活セミナーでは就活の企業研究の方法として
・会社四季報を調べたり
・財務諸表を読んだり
会社に関する細かいデータを分析するようにアドバイスされていることも多いと思います。
カレル教授の表現を借りると
「(人間の肉体と意識を)研究しようと努力するあまり、(人間を)ほとんど無数の部分に分けてしまった」
→人間を会社と置き換えてみてもいいよね。
~・~・~
財務諸表の分析が無意味とは言わないまでも、その分析だけで「会社のすべて」がわかるわけではない。
たとえ健全な財務体質で優良な大企業であっても、経営者の不祥事や突然の天変地異での株価急落・経営破たんということは分析予測できません。
データ分析には限界があるものだ、ということを醒めた目で知っておかないとね。
細かいデータにあまり囚われず、会社全体を空から俯瞰するような企業研究を目指してみよう。
~・~・~
◆就活の奇跡も信じてみよう。
フランスのルルドの泉を訪れたアレクシス・カレルは
重病患者がルルドの泉を訪れたことで奇跡的な回復をしたことを目の当たりにして
医学的にありえない奇跡が世の中にあることを素直に認めています。
ルルドの泉の成分分析では絶対にわからないはずの「人間の自己治癒能力の奇跡」です。
就活の奇跡だって「ありうる」と信じることから
将来の夢や希望も泉のごとく湧き出てくるものだよ。
ノーベル賞級の就活の奇跡も信じて、前に進んでいきましょ☆
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今回はAlexis Carrel
アレクシス・カレルについて調べて検索する人にブログ記事を参照してもらえたら、というわけです。
「アレクシス・カレルについて渡部昇一教授が紹介した本の内容」のブログ記事を探したのですが、どうも見つけられなかったのです。
この記事をきっかけに、アレクシス・カレルについてブログを書く人が増えてくだされば幸いです☆
山中伸弥教授とアレクシス・カレル博士の顔が何となく似ているようなイメージも不思議な気分です。
渡部昇一教授は「近代科学の分析主義」が社会の仕組みや思想にまで幅を利かせていることに疑問を持っていて、カレル博士の言葉を紹介しています。
渡部昇一教授は別のところで日本史のこんな例え話をしていたと記憶してます。
「もし奈良の正倉院が消滅し、正倉院宝物が地中に埋もれてしまったとする。それを考古学者が発見して分析した結果「これは日本が古代ペルシャに征服された証拠だ」と考えても不思議ではなくなる。つまり考古学の分析だけで歴史がわかるものではない」
歴史の場合には考古学による発掘という分析のほかに伝承や伝説といった全体を俯瞰する研究も大切なのだということです。
就活でいえば、会社研究には財務諸表のような分析のほかに社風・雰囲気といった直感的な洞察もまた大切になってくるということです。
直観力には個人差もあるのですが、就活にかける努力・姿勢という精神的な取り組みから磨かれていく度合いが高いものです。がんばっていきましょう☆☆