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【訃報】渡部昇一・上智大学名誉教授~就活生へのヒント。2017.4.22

2017-04-22 22:31:29 | 日記
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■渡部昇一さんの訃報■

上智大学名誉教授の渡部昇一さんが今月17日に亡くなられました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。


当ブログ管理人も渡部昇一さんの著作に影響を受けていますので
今回はその中から就活生・大学生に関係する事柄をまとめてみます。
どうぞよろしくお願いいたします。





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管理人tarebonはアメブロもやってますので、就活の息抜きでよろしければ、そちらもぜひご参照ください。(不定期更新)

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■渡部昇一の本を読んで、大学時代の謎が解けた■


管理人が青山学院大学に在籍していたころ
文系の学部は※厚木キャンパスへ通学していました。


今の大学生は知らないと思うので説明しますね。
1982年~2003年まで存在したキャンパスです。
小田急線の本厚木駅からバスで30分の場所にありました。



高校までの付属校は渋谷にあるのに
なぜ大学の1、2年生だけ


都内の自宅から電車で2時間かけて
神奈川の厚木まで通学しなきゃいけないのか


「なんでこんな不便な場所にキャンパスを作ったのだろう??」
というのが在学中の謎でした。



この謎が解けたのは
社会人になって渡部昇一さんの本を読んだ時です。



長い文章ですが紹介します。
※※※※※※※※※※※※


たとえば、学校の敷地面積に関する規定がある。学生一人当たりに対してこれこれの面積の敷地がなければならないとあるわけだが、その指針の根拠を調べてみると、なんのことはない、要するにそのときに存在していた大学の平均値にすぎないのである。合理性などどこにもないのだ。


ひところ、都心の大学が相次いで東京郊外に移転した時期があったが、それもこの設置基準ゆえであった。大学への進学者数が増えたことに対応するために学生数を増やそうとしたら文部省※の設置基準に従って大学の敷地を広げなければならない。ところが都心では基準どおりに面積を広げることができない。そこで、泣く泣く二十三区の外に移転せねばならなくなったのである。


文部省の指導に即して郊外に移転した大学はどうなったかというと、キャンパスにタヌキやキツネやマムシが出るような大学は敬遠され、学生の質も相対的に下がってしまった。このような事態に陥ってしまったのも、要するに、学生やその親が大学に求めているものは何か文部省の担当官にはまったく見えていなかったということにほかならない。


学生たちが求めているのは、教育の質や通学の便利さであって、校舎やグラウンドの面積ではなかったのである。


※文中の文部省は現在の文部科学省
※※※※※※※※※※※※
渡部昇一「国民の教育」産経出版社2001年初版より





「学生たちが求めているのは、教育の質や通学の便利さであって、校舎やグラウンドの面積ではなかったのである。」


そうか(!)
これこそ管理人が実際に学生時代に体験して、疑問に感じていた事柄だったわけです。


そしてここから
就活中の学生の皆さんにも読んでもらいたい内容が続きます。


■正解のない事柄に立ち向かうのが本当の仕事■

たとえば文部科学省などの省庁、官庁に入って仕事をする人というのは優秀な人かもしれないけど、その優秀さはどういうことか。


※※※※※※※※※※※※

大蔵省※や日銀に入る人というのはたしかに学力は高いわけだが、その学力がどのようにして計測されるかというと、それは学校のテストや入試によってである。そのテストや入試におけるテクニックの第一は、まずもってやさしい問題から解いていき、難しい問題は後回しにする。それに、学校のテストや入試には必ず正しい答えがあり、それはたった一つである。またその正解は、必ず先生がわかっている範囲内にあるわけだ。

つまり学校のテストや入試というのは、程度と範囲が決まっている問題について出題者が隠している答えを当てるゲームでしかないのだ。

※現在の財務省



(中略)


基本を教えておいて、テストで応用問題を出すと、途端に「先生、ずるいです」という声があがる。


ところが、実社会に入ると、ほんとうに大事な問題というのは、その「先生、ずるいです」という範囲から出題される。それまでになかったことに直面したときに、どのように判断をし、どのように行動するかが、その人の真価であるともいえるだろう。学生の諸君は、そのときに「先生、ずるいです」ではけっしてすまされないということを、今から胆に銘じておく必要がある。

※※※※※※※※※※※※
渡部昇一「国民の教育」産経出版社2001年初版より




今ようやく、青学でもほかの大学でも
4年間ずっと都心のキャンパスで学べるような体制になりつつあります。
また大学入試センター試験も数年後に廃止されて新しいテストになる予定です。




渡部昇一さんの著作には未来を予測させるヒントがたくさんありそう。
これを機会に、いろいろと読んでみるのもいいかも。






4月後半
2017.4.22



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