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・・面接官に切り返すほどの余裕を心がけよう・・
真夏の就活お疲れさまです。
猛暑の時期と就活スタートが重なり
また今年は
特に戦後７０年目の政治的な話題が
多感な大学生の心を揺り動かす季節でもあります。
先日亡くなられた作家・阿川弘之さんのエッセイを紹介しつつ
どんな状況でもユーモアを忘れずに
余裕を持って対処するワザを考えてみたいと思います。
★★★定期更新は★★★
原則週１回（土）＋増刊で予定です。
初夏まっしぐら
★★★☆☆☆☆★★☆☆
■■■吉田茂の英国流・切り返しワザ■■
政治家・吉田茂のエピソードからどうぞ。
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敗戦の年、幣原内閣の外務大臣吉田茂がマッカーサーを煙に巻いている。
この冬、アメリカから食料何千万トンとかの緊急輸入をしてもらわなくては餓死者が続出すると、日本政府はＧＨＱに訴えつづけていたのだが、春になってみたら、その何分の一かの輸入で、別段飢え死にした人もいなかった。
少々頭へ来たマッカーサーは、吉田外務大臣を司令部に呼びつけた。
「まるきり数字が違うじゃないか」
吉田茂が、葉巻を吹かしながら平然として答えた。
「いや。わが国の統計がそんなに正確なら、今度の戦争に負けてませんよ」
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阿川弘之「海軍こぼれ話」知恵の森文庫版から
欧米流のウイットとユーモアのある切り返しに関し
阿川弘之は別の本で次のように紹介しています。
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（帝国）海軍が英国から学ぼうとし、学んで活用しようとしたものの一つにユーモアがあります。
数学者にしてエッセイストの藤原正彦さんが、その著『遥かなるケンブリッジ』の中で、「英国人にとってユーモアは、危機的状況に置かれた時最も大きな価値を発揮する、つらい時にこそ光を放つ」という意味のことを書いていますが、ただの滑稽感覚でなしに、その種のエレメントとしてのユーモアを、海軍も亦重視しようとした傾向がある。
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阿川弘之「海軍を語る」中央公論社版から
■■■■面接前にコモンプレイスを予習しておこう■■■■
面接官の質問に臨機応変な受け答えができれば一番ベストですね。
欧米流のウィットとユーモアを応用する場合のヒントをどうぞ。
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笑いを生む重要な要素に「コモンプレイス」があります。これは笑いをとりたいときだけでなく、人とコミュニケーションをとる際に、とても大切です。
では、コモンプレイスとは何かというと、これを日本語に訳すのが少々難しい。
「その場にいるみんながもち合わせている情報、知識、感覚」とでも言えばいいでしょうか。
地域、会社、部署、学校などコミュニティによって、それぞれ異なるコモンプレイスが存在します。
国によっても価値観が異なります。日本では「安全・安心・元気・マナー」、米国では「自由・自主性・独立心・実力主義」などが心に響くコモンプレイスになります。
たとえ同じテーマを話すにしても、話す相手が誰かを考えて、その人の価値観にあわせた言葉を選べば、それだけで相手との距離も縮まるというわけです。
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ハーバード式「頭がよく見えるジョークの技術」
～プレジデント 2014.12.15記事から抜粋
就活の面接で言えば
相手の会社のコモンプレイスを事前に調べておくという
面接準備のための会社研究です。
それぞれの会社には社風・社訓・モットーがあり
その雰囲気に沿った受け答えを心がけておくとベターです。
就活生、応援しますね。
未来を夢見て
2015.8.8
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