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体験を生かす就活を◆ニュージーランドの地図を書いた男◆チャーチル

2011-02-25 08:41:03 | 日記
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ニュージーランドのクライストチャーチでは
地震発生による被害者救出が続いています。
(2011.2.25現在)

一人でも多くの救出がなされるよう祈りながら。


ニュージーランドの地図を書いた
チャーチル(イギリス首相)の話から


◆サンドーハーストの受験

※※

ハロウ校の生徒だったころ、チャーチルはサンドハースト王立士官学校への入学試験に二度落ちた。チャーチルは地理に的を絞って受験勉強をすることにした。


地図帳からイギリス自治領をハサミで切り取り、シルクハットの中に入れた。勉強する時間はどれか一つしかなさそうだった。


シルクハットの中の切れ端をかき回してひとつだけ引くと、それはニュージーランドだった。イギリス自治領となっているこの南北の島を、チャーチルは何度も何度もなぞった。

※※※
ジェームズ・ヒュームズ「チャーチルの強運に学ぶ」
渡部昇一/下谷和幸訳 PHP研究所2000年から


試験当日に出された問題は

『ニュージーランドの地図を書け』

この問題で満点を取ったため
チャーチルは合格ラインすれすれで入学を果たしました。


◆俺は、持っている


世界中のイギリス領土から、どれか一箇所しか出題されない。
チャーチルはわずかニュージーランドだけを覚えたので
クジ運(Luck of The Draw)が強かったというエピソードです。



チャーチルのようにクジ運の強い人を指して
The master of his fate(強運の人物)
という言い方もあるようです。


日本語で表現しようとすると、最近のスポーツ選手がよく使う
「俺は、持っている」に近いと思われます。


これだけのことならば
チャーチルのエピソードはあまり役にたたない。
「持ってなければ」どうしようもないのだから。


◆逆境から学ぶと、持てることがある


前掲書からヒントになるチャーチルの言葉を紹介しますね。

※※※

■危機・CRISIS

多くの危機が同時に発生したからといって、必ずしもそれらに対する対処がいっそう難しくなるわけではない。ひとつの逆境が他の逆境を相殺したり、解消させてしまうこともあるのだ。

■危険・DANGER

困難や危険は目をふさいでも消えはしない。

実際の経験の中から生まれた考えは、手綱となるか、拍車となるかのいずれかになる。

※※※


チャーチルはサンドハーストの受験に「二度落ちている」ので
その時点での彼は不運の連続でした。

『実際の経験の中から生まれた考え』というのは

たとえば受験で得点比率が高い地理に集中して勉強することを
決意して、諦めずに受験にチャレンジしようとした態度でもあるのでしょう。
そこに強運を持つ秘訣があったように思うのです。



現実に諦めず、そこから学んで立ち上がることは
強運を持つことにつながる、ということを信じてみよう。



◆経験は役に立つ、そして役に立たせよう。


ニュージーランド地震の被災地には日本からも
緊急援助隊が派遣されています。

これはもちろん日本が阪神大震災以降、
近代都市の地震被害の教訓から学んだ
経験と知恵があるからです。



就活生は
ニュージーランド地震よりも
目先の就活のほうが
自分にとって大変な危機であり

『誰かに助けてもらいたい』
という心理状態なのでしょう。


たしかにそうだ。
今は目の前に集中してほしい。
しかしそのときに

もし将来
後輩が同じような状況で
『誰かに助けてもらいたい』としたら
当然自分の経験を知恵として

アドバイスできるよう
今の危機から必死で学んでおこう。



学んだものは必ず後で役に立つもので
また他人の役に立たせるものでなければ
運を持つことはできまい。



ニュージーランド地震の被災地に
日本の救出の知恵が役立つよう願う。



就活生にも覚えておいて欲しい。
自分のことばかりで他人のことに共感を失ったら
キャリアや人生で大切な強運は「持てない」のだ。


このことをよく知っておき、それから
その上でフェアプレーで勝ち抜いていこう。


他人をただ蹴落とすのではなくて

他人を助けられる力をつけるために
他人より秀でた自分の勝ち方を学ぶのが
本当の就活内定だと思うよ。
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ではまた。