よれよれ日記

谷晃うろうろ雑記

ともにいくる

2012年01月05日 | 迷走痕
正月休みが終わって、
舞い上がった血糖値を下げるために、
高知市五台山の頂上まで歩いてみた。

小学校の大先輩
濱口雄幸像





 県外に出て働いている子供たちが年末帰ってきて、正月早々また出て行った。

 長男が残った夜、夫婦ふたりと長男の三人だけ、親として初心の日々を思い出す。

 まだはいはいをするのがやっとの子と妻を残し、一週間ほど出張することがあった。

 雨の中、市ヶ谷駐屯地バス亭あたりで、急に思いついた。

 あの子をこの世に生まれさせるために、私の命はあったのか。

 親からもらった自分の命は、へこんだ部分と突き出た部分のある、レゴブロックのひとこまのようなもので、それだけでは不完全、意味も値打もない代物のように思えていた。

 しかし、親から子、子から孫へつながる「何か」の一部分としてなら納得がいく。

 そんなことがあった。

 長男は来春29歳になる。

 私と同じように見て、感じたり、考えたりするかはわからないが、親子の順の分だけずれて、いろいろなことを経験して行くのだろう。

 そう考えると、おなじような道を前後に離れて歩く、おなじようなひと。

 子供ではなく、子という友、なのかもしれない。

 なんだか楽しくなってきた。

 子友を肴に、また妻と酒が飲める。

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