よれよれ日記

谷晃うろうろ雑記

ここは何処、私は誰、、、。

2008年03月10日 | Weblog
大阪を一目で見渡す場所に立ったことを書いた。

帰ってきて、実家の裏山、五台山に登ると、土佐の高知の北山・香長平野、土佐湾が一望できた。

前にもどこかでこのような大きな景色を観たことある、と思い返してみると、それは12年前に次男と登った比叡山からの、東に琵琶湖、南に大阪方向、西に京都をながめるパノラマだった。

伝教大師から始まりたくさんの先達があの山に登り、大空の下に広がる日の本を観て何を思ったろう。

ちっぽけな私は五台山を下りて、浦戸湾内の船着き場に行った。

魚はいないかと岸壁から見下ろすと、小魚のかわりに、私の陰を見つけた。

まっすぐ私の頭の後ろに太陽があり、水面に写る陰の回りにゆらゆらと炎のような光が踊っている。

もし隣に誰か立っていても、こうは見えない。
また私がもう少し早くここに来ても、遅く来てもこの角度に陰は写らない。

陰ごと自分が燃え尽きてしまえばいいのに、と思った。


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