よれよれ日記

谷晃うろうろ雑記

数字があれば怖くなる

2004年12月28日 | Weblog
スマトラ地震による津波の映像には震えてしまいます。

どんな地震なのか検索していて、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
』「最近の出来事」というものに出会いました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/

地震、津波も恐ろしいけれど、
このページで「ウクライナ大統領選」に関連して、ウクライナという国の歴史を見てびっくり。

民族の大移動・国の興亡、戦争と飢饉の際限のない繰り返し。こちとらの島国根性、ウクライナ
という土地で生き死にした1000万人単位の人たちの運命から見れば、随分甘えた話だろうと思えます。
ダイオキシン食らっても死なないはず。

さて、次の南海地震は2035年の前後10年ずつの間ですって。
2035年には80歳だけど、それまで生きていていいのか、悪いのか。
またみみっちい話に逆戻り。

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数学があれば怖くない

2004年12月25日 | Weblog
2004年12月22日付の、asahi.com 「ニュースの本棚」より
http://book.asahi.com/news/

このコラムによれば、小泉首相の「自衛隊のいるところは戦闘地域ではない。」という発言も、すぐれて数学的な言辞。なぜなら法で「戦闘地域には行かない」としているから。他にもおなじような論理がパレードしているような感じがする。

哲学者の田中美知太郎先生は、「憲法で戦争がなくなるなら、台風禁止と書けばよい。」とおっしゃたと聞く。人間の言葉など、そのていどの重みで、言葉だけでは漬け物一つつけることが出来ない。

人の捨てたものに価値を見いだす私がたまらなく愛おしい、というのも、自分の値打ちというものは自分だけではわからないところから必然的に行き着くひとつの居場所なのかもしれない。

いよいよ、堕落論から絶望論へ、か。
高知の図書館においてあるか絶望的、なんてね。

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堕落論から絶望論へ

2004年12月25日 | Weblog
坂口安吾「堕落論」から、清田友則「絶望論」へ

 ラジオ番組「武田鉄也の今朝の三枚おろし」で聞いた話。

 清田友則「絶望論」(晶文社)によれば、現在の爛熟した消費社会の原動力となる欲望は、「他者が手放したものを独占する」幻想に集中している、とのこと。

 ジーンズや腕時計など古物ブームや、なぜか日本で大ヒットの韓国ドラマも行き着くところ、他者が手放した価値あるいは成り立たなかった恋愛ドラマに、自分が関与できる余地を実態がないのに夢想して、勝手に首をつっこんでいるのでは、という指摘。

マイブームというが、本当にマイ・ブームなのか。

待てよ、これも、本当に、自分の言葉なのか、、、?

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絵、本のある生活。

2004年12月21日 | Weblog
絵本展の話の続き。

 コールデコット賞はすでに70年近い歴史があり、その間の世の中の移り変わりもあれば、同じ絵本といっても作風もさまざま。絵だけで充分力が伝わってくるものもあれば、おとぎ話・伝承に挿絵をつけたようなもの、子どもだけでなく大人の中の子ども心に訴えるようなもの。それほど大きな展示会場ではないけれど、絵本をひとつひとつ手に取っていると、無限に時間が尽きず、あの世に昇天しそうなめまいがしてくる。ちと大げさだけど。

 ときどき絵本を手に取ることが出来る暮らし、が出来そうで出来ていないのが寂しい。

 絵本は夫婦で作っていることが、他のジャンルより多いように思う。絵本を作ることを生活にすると、それなりにつらくなるかもしれないが、素人見にはうらやましい技(わざ)だと思ったこと。

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え、本のある生活?

2004年12月20日 | Weblog
妻と高知県立文学館に「すてきな絵本の世界展」を見に行った。
http://kochi-bunkazaidan.or.jp/~bungaku/ehonten.htm

サブタイトルは「コールデコット賞受賞作品を中心に」。
http://www.yamaneko.org/bookdb/award/us/caldecot/

 これは1938年よりアメリカで実施されている絵本の賞で、前年出版された絵本のうち、もっともすぐれた作品の画家に対して贈られる。絵本のアカデミー賞といったところか。
 賞の名前は、イギリスで活躍した絵本画家・ランドルフ・コールデコット(1846-1886)にちなんでいる。コールデコットは、近代絵本の父とも呼ばれ、絵本の歴史上もっとも重要な画家のひとり。躍動感のある絵と、奥行きのある世界観で、絵本の世界の可能性をひろげた。39才で夭折したが、のちの絵本画家たちに大きな影響を与えた、とのこと。展示作品の絵本は、青山章子氏(つくし文庫主宰、神戸市在住)所蔵によるもの。

 我々夫婦には子どもが4人あり、彼らが幼い頃には本棚一棹くらいの絵本を買い込んだはずだが、数度の引越で子どもの成長につれ、世話になった幼稚園などに引き取っていただき、手元にはほとんど残っていない。それらの絵本も、この70年近い歴史のある賞に関わる絵本展を観てみると、親の我々の好みで、ピーター・スピアとか安野光雅といった画風に偏っていたのでは、と反省してしまう。もっと親が、いろんな絵本をよく見て、子ども達に案内すべきだったのでは、と思った。

 考えてみれば、自分が子どもの頃、絵本をただ綺麗な楽しいものとだけ見たのではなく、シンデレラの話や不思議の国のアリスの登場人物に違和感というか恐れを抱いたはずなのに、そのような本を自分の子どもに与えた記憶がない。この70年近い歴史のある、いろいろな作風の絵本を見渡すと、今になって子ども達の成長にはいいことではなかったのではないか、と急に思えてきた。

 企画展としての「すてきな絵本の世界展」を見た後、常設展の「土佐日記から宮尾登美子まで」も見た。
 古里高知に、これほどたくさんの文学者が関わっていたことには素直に驚いた。寺田寅彦、安岡章太郎、大町桂月、など読んでみたいものと思う。いつになるかしれないけれど。

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包括的職業能力評価制度

2004年12月17日 | Weblog
各人の仕事をする能力を評価する基準を、業種・職種別に開発していくという話。すこし驚きました。
http://www.hyouka.javada.or.jp/

 このような物差しを次々にあててゆき、将来的には外国人労働者にも日本で働くなら、これこれの基準を充たすように、ということになるのでしょうか。
 確かコンピュータ会社デルの日本法人の社長は、「顧客のためを考えたら、日本人は雇えない」旨の発言をしていました。

日本の子どもたちに、この先「働く場」「生きる場」があるのでしょうか。

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一度妻を背負いたい

2004年12月16日 | Weblog
NHK障害福祉賞で佳作となったドキュメンタリー「一度妻を背負いたい」を見ました。
http://www.nhk.or.jp/fnet/koho/412wed.html
http://www.npwo.or.jp/topics/

進行性筋萎縮症のある齋藤尭さんの詩集からこのタイトルはとられています。
神様が一度でいいからこの体を動かしてくれたら、私は妻を背負って歩きたい、という哀切な詩

齋藤さんは自分の不自由な体は奥さんの介護を受けながら、なんとか動かすことの出来る両手を使って、視覚障害者のために点字翻訳のボランティアを続けています。

目の不自由な子どものために、毎日の授業に間に合うよう教科書の点字を打ち続け、その子が長じてプロのピアニストになったという話には感動しました。誰にでも足らないところはあるものですが、必ず他の人の役に立つことも出来る。障害のある人だけでなくこの息詰まった世相の全ての人に前向きな前途をひらくお話だと思います。

ただし私の場合、一度妻を背負ったら、、、、、。

盲目のピアニスト、梯(かけはし)剛之氏のホームページ
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/4019/index.html

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高知市こども劇場

2004年12月14日 | Weblog
高校の同期生、北村絵理さんは「高知市こども劇場」の会長をしている。
今週、コミュニティラジオの番組に出演中。
http://www.nc-21.co.jp/dokodemo/whatnew1/kitamura/kitamura1.html

子どもにいいものを見せる。いい仕事に巡り会って、よかったと思う。
自分もそうなりたいもの。

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竹切り作業の2、後かたづけに半日

2004年12月11日 | Weblog
顔なじみの森林ボランティアグループがチェーンソーで竹を倒し、竹筒は電気鋸で成形する。

使わない竹の枝の部分は、幹と枝葉に分けて、処分しなくてはならない。出来上がった竹筒より、ゴミになる方がボリュームが大きい。必要な竹の量は午前中に切り出し、午後は後かたづけに終始した。

山仕事に慣れたメンバーがいて、自分のところでも竹を切る作業の段取りの勉強にもなった。一石二鳥。

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竹切り作業

2004年12月11日 | Weblog
NPO高知市民会議は、阪神淡路大震災などの災害を風化させないよう、毎年1月17日の未明にかけて、中央公園で「高知からKOBEに灯りを」というイベントを行っている。

 そのイベントで短い竹筒にろうそくを入れて灯りをともすために、春野町西分というところへ竹切りの作業に行った。

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