よれよれ日記

谷晃うろうろ雑記

遠く、近く、遠く。

2010年01月16日 | Weblog
昭和46年に亡くなった父方の祖母の40年祭があった。

身内の中でも祖母を覚えている人は少なくなった。
子も孫も欠けてしまった。

その頃の火葬場の待合場所はガラス戸の小屋のようなもので、炭火で震えながら骨を拾う順番を待っていたことを思い出した。

祖母は東北出身北海道育ちの人で、南国土佐の我々には味付けがなんでも濃かった。
若い頃は東京で声楽を教えていたそうだが、私が知っている祖母は割烹着を来て、屋地にある梅と植えたシソの葉で梅干を漬け、柿を晒して干し柿を作り、火鉢でもちを焼き、白黒テレビで大鵬と柏戸のお相撲を見ていた。

同い年の祖父は昭和60年に亡くなった。

その前後に私の子らが生まれた。

居た人はいなくなり、居なかった子が現れ、今あちこちに散らばっている。

祖母が健在の頃は若嫁だったわが母も80歳になる。

精進落の後、50年祭は誰がするだろうね、と話した。

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高速をゆっくり走る、?

2010年01月11日 | Weblog
高知から丸亀駅前の猪熊源一郎美術館まで車で往復した。

以前に朝早く行き、美術館も近くの店も開いていなくて往生した事があったので、今回はゆっくり出発。

高速道路でも「早く着かないよう」にゆっくり運転したが、予想外にこれが快適。

「高知道」は高知インターからの上りは二車線化していて、迷惑にならない程度に「走行車線」を走っていれば、早い車はどんどん「追い越し車線」を走り抜ける。

走行車線で団子になるほどの低速で走っている鈍足車両には出会わなかったので、往復とも「追い越しなし」で帰って来た。初めての経験。

工事関係の器具を荷台に積んだトラックの他に、私と同じようにゆっくり走っている車はみかけず、勝手に追い抜いて行く車はたくさんあるが、私の前後の空間はいつも空いている。

かえってこのほうが、疲れずに走る事が出来る。

今回は「早く着かないように」が前提なのでこうなったが、普通高速を使うのは「早く着くため」なので、いつもこうなるとは限らないが、ちょっとした発見だった。

ゆうっくりはしろう、どこまでも。

というCMソングがあった。

こんどは、どこまでも、に挑戦。


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