よれよれ日記

谷晃うろうろ雑記

図書館で借りた本

2005年09月20日 | Weblog
図書館で借りた本2冊を返そうと思い立ったが、1冊が見当たらない。

仕事場のこの山にあるはず、と思い込んでいるのにそこにない。仕事場では読めないと思い自宅に持ち帰ったかもしれない。

家で読みかけの本を置きそうな場所をいくらひっくり返しても出てこない。それに自宅でも本を開いた覚えがない。さて、と。

ふとファックス電話を置いてある棚の、電話帳や家電製品の取扱説明書などを置いてあるところに、「そこにあるべきでない」と思わせる何かがはさまっているのが目に止まった。引っぱり出すと目当ての本だった。

おそらく持ち帰ったものの、読まずにそこら辺に放り出しているのを家人が片付けたものと思われ、自分ではそんな場所に置くはずもなく、そう思っているからそこを探すべき場所とも思っていなかった。

それが探すつもりではなく見てみたら、「そこにあるべきでない」異物として思わず手にとってしまった。

かっかして「探す目」で見ていたら決して見つからなかったに違いない。図書館で借りた本を返すことは今回出来たが、すぐ近くにあるけれど、見失って久しい、死ぬまで、いや死んでも思い出さないような大切なことがたくさんあるのではないか。

図書館で借りた本を、返すことの出来る幸せ。

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