峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

中山寺古墳

2008年01月23日 | お出かけ
 北摂には、調べてみると古墳がたくさん見つかる。わが五月丘団地の敷地内にもある。かつて古墳があったところに、建物がつくられ住宅地となったのだ。少し足を伸ばせば、宝塚市の中山寺の境内にも「中山寺古墳」があって、石棺が残っている。ちょっと気づきにくいが、本堂に向かって左手。横穴のそばに、説明板も設けられている。

 「寺伝によれば、第14代仲哀天皇の后(きさき)大仲姫の墳墓とされています。古墳洞内の大きさは、横幅2.5㍍、奥行き3.6㍍、高さ3.2㍍です。石窟内には、石棺が安置されています。上代の陵墓制であることは明らかで、貴重な史跡といえます」

 後期古墳時代(6世紀)ごろの横穴式とみられている。石棺は家型。入り口から玄室までの通路(羨道)は自由に入れるが、石棺付近は立ち入り禁止の柵がある。誰の墓かについては、大仲姫説は時代が合わないとして疑問視され、確定していない。

 もちろん、ここも時代的には古墳が先だ。そのあとに寺が建ち、聖徳太子が創建したと伝えられている。今の本堂は1603年、豊臣秀頼の再建。中山寺は真言宗中山寺派の総本山。境内には墓地がある。古墳も墓だから、寺の中にあってもおかしくはないが…。 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 阪急の“花” | トップ | 閉店 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

お出かけ」カテゴリの最新記事