出版屋の仕事

知識も経験もコネもないのに出版社になった。おまけに、すべての業務をたった一人でこなす私。汗と涙と苦笑いの細腕苦労記。

見本の数

2006年11月08日 | 発売前
本日は見本納品。

以前どなたかに、部決ともいうと教わったが、違いがわかった。見せに行くのが「見本納品」。搬入日の前に電話して配本数の確認をするのが「部決」。なるほど。

うちは、「献本が返って来た」事件以降、「献本」というハンコまで作ってそれを押して持っていく。前回もそうだったんだが、何にも言われなかった。今回、日販では前回と同じくコメントなし。トーハンに持ってったら、「献本なら1冊だけでいい」と言われた。

どういうことなんだろう。これまでも「献本です」と言って、4冊置いてきた。最近変わったんだろうか?

本日、日販の返本おじさんが、訂正した伝票を持ってきた。ひと月ほど前に「献本が入ってるから違う」と言って突っ返した伝票である。で、伝票は直ってたし問題ないんだが、おじさんが「あちこちの出版社で問題になっているようだ」と言っていた。「私も、最初は他の版元さんから聞いたんですよ」と答えておいた。

「あちこちで問題になっている」プラス「今後は1冊でいい」・・・。これが何か新しい動きだったらいいなと思うのは、期待のしすぎか。。。

2 コメント

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Unknown (アリタロ)
2006-11-09 11:10:52
はじめまして
これから取次と取引を開始するものです。
ここでのお話しが大変参考になりました。
うちは、トーハンが×、その他はだいたいOKというパタンですが。

ところで、献本(見本)の返品(?)の話は私もよそで聞きました。
どこの取次かは申しませんが、意図的にやっているのでは(?)ということです。

ですから私も献本のハンコを用意しようと思いました。

これからもよろしくお願いします。
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アリタロさん、はじめまして (タミオ)
2006-11-09 17:22:37
献本の返本は、ハンコ対策もあるし実際突っ返せるし、(騒いでるわりには)実害はないです(笑)

ところで最近は、「トーハンが×、その他はだいたいOK」というパターン、多いようですね。お互い頑張りましょう♪
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