蒼生

風のふくまま気の向くまま自然にまかせて生きたいねえ

ゴンパ(僧院)

2011-08-26 21:57:30 | Weblog
ラダック観光といえば、ゴンパ。
ラダックでは、個人旅行をしている人はともかく、
グループには案内人がつくようだ。
今回私たちのグループを案内してくれたのは26歳(だったかな?)の僧侶。
8歳の時に得度したそうだ。



最近、ラダックの僧たちも俗化してきているようで、彼もかるういノリの青年。
僧衣の下はトレーナー。
そして、常に携帯を持ち歩き、よくしゃべっていた。
このガイド料は彼自身の収入になるのか、ゴンパの収入になるのかはよくわからない。
ある意味、托鉢か??
托鉢といえば、あるゴンパに行ったときに、サングラスを掛けて、バイクにさっそうと乗って出かけたかっこいい僧侶がいた。
彼は托鉢に行くと言っていた。
本当かどうかは定かではない・・

さて、この観光、何度も言うが私は半分くらいしか行けていない。
まず、

サンカール・ゴンパ。







暗いお堂の中に静かに佇む千手観音。
日本や韓国、中国の仏像とは千手の雰囲気がかなり違う。
でも、顔はアルカイック・スマイル。飛鳥仏と似ているか?



これはお経が納めてある棚。



ティクセ僧院のラダックで最大の弥勒菩薩像。
見たかったなあ。



僧院の庭では灯明のお皿を僧が掃除していたらしい。
この綺麗に並べられた皿の美しいこと。
そういえば、チベットはバター灯明というが、私が訪れた僧院の灯明は植物油(サラダ油??)だった。
外に、油のポリ容器がおいてあったっけ。これも現代的?

もうひとつ見たかったのが、これ。



砂絵曼荼羅を描いていたという。
あああああ、うらやましい!!!
これはぜひ見たかったものだったのに!
なんでも、写真集を見ながら若い僧侶が4人で描いていたらしい。

実は今回の旅行で、アルチ・チョスコル・ゴンパという、美しい曼荼羅で有名な僧院に行こうということになった。
ホテルから2時間かかるという。
その日も午前中は元気に観光していたのだが、また、昼から調子が悪くなっていた。
でも、その曼荼羅は是非見たい。
気分が悪いのを我慢して車に揺られること1時間半。
インダス川に沿って草木のない砂漠地帯を走る。
突然車が止まってしまった。
どうやら、道路の拡幅工事中で、仕掛けた発破が中途半端だったらしく、崖に崩れかけの岩が残ってしまったらしい。そのために、道路は通行止め。
すると、困った見物人が石をその崖めがけて投げ出したという。
冗談だろうと思っていたら、その石が当たって、崩れかけの岩がガラガラと音を立てて崩れたとか・・
「いやあ、いいもの見たわ」と旦那。
私はそれどころではなかったが。
ただ、その先も長いことだし、先にも同じように通行止めになっている場所があるらしいということで、
残念ながらアルチ行きは中止に。
次の機会に、ぜひ!!と添乗員とガイドさん。
私に次は、ある・・・のかな?