Dave Dee, Dozy, Beaky, Mick & Tich - The Legend Of Xanadu (1968)
イギリスのバンドであるデイブ・ディー・グループが1968年にリリースした
「ザ・レジェンド・オブ・ザナドゥ」は日本においてザ・ジャガーズによってカヴァー
された際に、「キサナドゥーの伝説」というタイトルにされている。何故「ザナドゥ」が
「キサナドゥー」にされたのか勘案するならば、繰り返し歌われる「イン・ザナドゥ(in Xanadou)」
というフレーズを「キサナドゥー」と聞き間違えたのである。因みに訳詞を担ったのは
なかにし礼である。以下、和訳。
「The Legend Of Xanadu」 Dave Dee, Dozy, Beaky, Mick & Tich 日本語訳
もしも君がザナドゥという名前の
あの不毛で暗黒な土地に戻るのならば
君は砂漠を通って吹いてくる風に乗った僕の声を聞いたのだろう
僕が求めていた愛は
希望を失くして呪われていた
端からつまずいた果し合いは
ザナドゥの心を勝ち取るために戦われた
今彼らの足跡は消え去り
かつて僕たちが辿って行った場所には
影だけが蠢き
建物はどれも空高くそびえ立ち
コンドルたちの泣き声が
これ見よがしにこだまする
ザナドゥにおいては
僕たちの愛は束の間のもので
一日経てば消え去る運命なのである
人が君の愛のために一命をなげうつことは
君にとってどんな意味を持つのか?
君の澄んだ瞳に悲嘆の痛みや涙で
溢れることがあっただろうか?
今までこの広い世界において
君が誰かに身を捧げたことがあっただろうか?
それとも君は僕を愛してくれたが故に
いつかザナドゥに戻って来てくれるのだろうか?
もしも君がザナドゥという名前の
あの不毛で暗黒な土地に戻るのならば
君は砂漠を通って吹いてくる風に乗った僕の声を聞いたのだろう
ザナドゥに
ザナドゥに
ザナドゥに