パリより愛をこめて
2010年/フランス
何が‘愛’だったのか?
総合 80点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
リュック・ベッソンの脚本の酷さは『トランスポーター3 アンリミテッド』のレビューで既に述べた通りで、この作品においても例えばラストシーンで主人公のジェームズ・リースがフィアンセだったキャロリンを撃ち殺した後に、彼女がスパイであったとしても何も心にしこりが残っていないかのように相棒のチャーリー・ワックスと優雅にチェスなどしている有様を見てしまうと、そのホモソーシャルぶりに辟易してしまう。
しかしそれにもかかわらずこの作品が高評価である理由はタイトルと主人公の名前がジェームズ・ボンドが主役の007映画シリーズのパロディーだからである。全く役に立たない‘ジェームズ’が唯一果した仕事が‘ヒロイン’を撃ち殺すことで、明らかに悪役にしか見えないジョン・トラボルタが主人公の代わりに巨体を酷使して活躍するという‘ギャグ映画’として観るならば結構面白く観れたからである。
宝くじ、現職知事らが仕分けに反発 異例の展開、ヤジも(朝日新聞) - goo ニュース
久しぶりに“イタい”発言を聞いた。仕分け人である寺田学衆院議員の「天下りの
理事長らが二千万円もの給与をもらうのは適正なのか?」という当たり前の疑問
に対して、総務省OBの伊藤祐一郎鹿児島県知事は「給与が高い理由は役員の
人数が少ないから」と平気な顔をしてほざいていた。つまり伊藤祐一郎の理屈では
仕事の内容に応じて給与が決められるのではなくて最初から2000万円という給与
が用意されていて、それを役員の人数で等分するということである。さすが官僚出身
の知事だけあってお金は稼ぐものではなく最初からあるものだという感覚が染み
ついてしまっているようである。自分が鹿児島県民ではないことはラッキーだった。
もちろん宝くじは“廃止”されるのではなく問題が解決されて当選金への配率を80%
くらいまでにして、一等の当選者が倍に増えるまで“停止”されるべきであろう。