『タキ10450』のタンク車を追いかけて

専貨がほぼ全滅した今、2004年頃から撮り始めたタンク車の型式写真を紹介していきます。

タキ10453以外の標記

2011年05月29日 | タンク車のパーツ
台風が徐々に近づいて次第に風雨が強くなってきました。昼前に近所の王将へギョーザを食べに行きましたが、片道ホンの10分ほどだけで太ももまで雨に濡れてしまいました。今は横殴りの大雨です。

さて、前回はタキ10453の標記をご覧頂きましたが、今回はキャノピの無いタキ10453以外の標記もご覧頂きましょう。

三菱化学のタキ10465と日産化学のタキ10452の車番廻りの標記です。


(タキ10465 2007年8月17日 大牟田駅にて)


(タキ10452 2007年9月1日 速星駅にて)

タキ10452は純アルミ標記がちょこっとだけしか見えてなくて全容がご覧頂けず恐縮です。

車番・積荷・危険種別までは標記位置は同じですが、純アルミと連結注意の位置に差がありますね。形態だけで無く標記にすら個体差がある私有タンク車は、非常に奥深いものと思わざるを得ませんね。

≪タキ10453≫
    アコタキ
   1 0 4 5 3
   濃硝酸専用   純アルミ 連結注意
   侵(禁水)84

≪タキ10465≫
    純アルミ 連結注意
    アコタキ
   1 0 4 6 5
   濃硝酸専用
   侵(禁水)84

≪タキ10452≫
       純アルミ
       連結注意
    アコタキ
   1 0 4 5 2
   濃硝酸専用
   侵(禁水)84

標記の画像を探していたら、タキ10452の車票のアップ画像がありましたので、こちらをご覧頂きます。速星駅からの積車の車票です。
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タキ10453の標記

2011年05月28日 | タンク車のパーツ
日曜から月曜に掛けて台風2号が名古屋に近づくようで、貴重な引越し作業の日に荒れ模様で残念です。台風の影響を受けそうな太平洋側にお住まいの方々は、突風や大雨に注意しましょう。

さて、今回はタキ10453の標記のアップ画像です。

まずは車番と積荷標記から。

「タキ」の前に小さく「ア」と「コ」とありますが、「ア」はタンク体がアルミ製であることを指してます。アルミは硝酸に対しての腐食には強いのですが、鉄やステンレスに比べると柔らかくて強度が弱く、「ア」の標記もさることながら「純アルミ」と「連結注意」の標記が別に大きく書かれてます。強い衝撃を与えるとタンク体が歪んだり割れたりするため、注意を促しています。
「コ」は小型車を指してます。

にしても、国鉄時代から続く鉄道車両の字体は特徴的ですね。特に「濃硝酸」の3文字はそれぞれに画数が多いので、より特徴的に見えますね。


(タキ10453 車番積荷標記 2006年7月9日 速星駅にて)

(タキ10453 純アルミ連結注意標記 2006年4月15日 速星駅にて)

タキ10453はキャノピ付きに改造されてますが、キャノピを止めている鋲が見えます。

次回はキャノピ無し車の標記のアップ画像をお送りします。
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タキ10453の2分割画像

2011年05月26日 | タンク車のパーツ
ここのところ雨の日が続いてますね。まだ5月と言うのに梅雨前線が南の海上に居座り、更に台風が来ているそうな。来週月火は台風が太平洋側を縦断するようです。

さて、今回は日産化学のタキ10453の2分割画像をお送りします。

画像は名臨の東港駅で捉えたものですが、当時は中越震災の影響で上越線の輸送がダメになって、東海道線から米原経由で北陸線を迂回輸送していた時の画像です。東港駅で中継していました。


(タキ10453 2004年11月27日 名臨東港駅にて)

全検上がりでキレイですね。足廻りは黒光りしています。タンク体もキャノピを含め銀色にツヤがあります。日産化学のタキ10450ですが、キャノピ付きに改造されたのはタキ10453だけでした。後年まで残ったタキ7500は全車キャノピ付きに改造されたのですが、タキ10450と10452はキャノピ付きに改造されませんでした。

もう1枚、右側の画像もご覧頂きます。

キャノピの上には渡板が見えます。妻面側のキャノピには手摺が取り付けられています。


(タキ10453 2004年11月27日 名臨東港駅にて)

次回はタキ10453の標記のアップをご覧頂きます。
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タキ10472の上から画像

2011年05月22日 | タンク車のパーツ

(タキ10472 2008年7月5日 黒崎駅にて)

私事ですが、6月1日付けで転勤することになりました。
名古屋には7年8ヶ月過ごしましたが、その間東海地区の専貨を沢山見ることが出来、趣味的には大変充実した日々を送ることが出来ました。転勤先は東京、単身赴任が解消されようやく家族と一緒になれます。

さて、今回からタキ10450のアップ画像を数回に分けてお送りする予定です。
今回はアップ画像とは言いがたいですが、上から撮った画像です。タキ10472の上から画像です。

三菱化学に引き込まれるところを、黒崎駅の跨線橋の上から撮影したものです。動いていて画像が流れてしまい見辛い画像で恐縮です。

手前側はタンク体の溶接ビード(ライン)がハッキリと見えます。帯金も点々で溶接されています。
踏板はS字管が通る箇所は、かまぼこ状に切り欠きになっています。
手摺ですが、タンク体中央側の支持棒は1本棒です。よく見掛ける支持棒は、踏板の幅に合わせて両端に1本づつ計2本で支持されてます。

次回もタキ10450のアップ画像をお送りします。
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タキ10473

2011年05月21日 | 硝酸車
今日は天気も良く、むしろ暑いくらいでした。昼間の強い日差しは少し和らいで、今の時間帯はすがすがしい感じです。

タキ10450もいよいよラストナンバーです。前回・前々回から連番ですがタキ10473です。
前回ご紹介のタキ10472と同じロットの車ですが、ローアングルだからでしょうか、車長が長く感じます。
旭化成時代の社名板取付跡(タンク体中央の6箇所のボルト取付跡)の下に、何やらほんの僅かな段差が見えますね。更に下方にはセンターアンカがありますが、センターアンカを取り付けるための当て板なのかも知れません。
同じ段差は、タンク受台のところにもあります。


(タキ10473 2008年7月5日 黒崎駅にて)

日本化成からの移籍車であるタキ10471は、ドーム上に安全弁がありましたが、タキ10472と473はドーム側面に取り付けた配管を90°に曲げて安全弁を取り付けてあります。


この車も反対側の画像がありますのでご覧頂きましょう。


(タキ10473 2008年7月5日 黒崎駅にて)

タキ10450は、日産化学車と三菱化学車と2回に分けてご紹介してきました。
次回からは、タキ10450のアップ画像をお送りします。特に日産化学のタキ10450は沢山アップ画像がありますので、数回に分けてご紹介します。乞うご期待!
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タキ10472

2011年05月17日 | 硝酸車
プロ野球は今日からセパ交流戦が始まりました。セパ交流戦ってもう5年目なんだそうな。

さて、今回はタキ10472です。
この車は旭化成からの移籍車です。旭化成時代の画像は吉岡心平さんのHPでご覧になれますが、当時はタンク受台も銀色だったようです。
踏板の脚部ですが、覆いがあって保安対策車のようです。製造が昭和49年ですが、時期的にも保安対策をしてあってもおかしくありません。
1枚目の画像、空気管と液出管の間のタンク体に、6箇所のボルト取付跡が見えるかと思いますが、これは旭化成時代に取り付けてあった社名板の名残です。


(タキ10472 2008年7月5日 原田駅にて)

この車も反対側の画像を撮ってますので、こちらもどうぞ。


(タキ10472 2008年7月5日 黒崎駅にて)

黒崎駅も大牟田駅も、両サイドの画像を撮ることが出来ましたが、残念ながら原田駅はホームから一方向しか撮ることが出来ませんでした。
原田駅では旅客列車の通過待ちで退避するのですが、ご覧の通り一番奥側の線で退避します。線路の向こう側は民家と若干の空き地があるようですが、その空き地からでは引きが足らずキレイな形式写真は撮れないと思います。

次回はタキ10450のラストナンバー、タキ10473です。
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タキ10471

2011年05月15日 | 硝酸車
昨日は中部電力浜岡原発が運転停止しました。中部電力は1割強を原子力発電に頼ってますが、これが無くなるので中部東海地区でも節電をしなければなりません。まだ5月中旬なのに気温は25℃を超える日があり、今年の夏は暑いのでしょうか?

今回はタキ10471です。
この車も日本化成からの移籍車です。


(タキ10471 2008年7月5日 黒崎駅にて)

前回のタキ10469と比べて感じるのは、やはり標記ひとつで印象が全然違うこと。

画像手前側の液出管(太管の方)ですが、タンクより大分高い位置から左右に分岐しています。荷役口(フランジ部)の上方にはバルブが取り付けられてます。日産化学車や旭化成移籍車では、タンク上部の左右分岐したところにバルブを取り付けられてます。車によってバルブ位置が違っては、普通現場では困るハズですが、このバルブは普通は使用しないからなのでしょうか?取付位置がこんなに違っても支障が無いのかもしれません。
細管の方の空気管ですが、中央側へ寄せるため踏板を越えてから斜めに配管を曲げてます。

折角なので反対側の画像もご覧頂きましょう。


(タキ10471 2008年7月5日 黒崎駅にて)

3年前に訪問して以降は黒崎駅に行っていないので最近はどうなのか不明ですが、1枚目の画像はホームから、2枚目の画像は駅の外の線路端から撮ってます。
黒崎駅はホーム長がわりと長いので、ホームからもほぼ全車撮影出来るのですが、反対側も線路端からほぼ全車撮影することが出来ました。
画像からは分かり辛いですが、この時、三菱化学側の公道ではバイパス工事が建設中だったので、線路端の歩道も整備されてしまったかも。どなたか現状ご存知ないですか?
尚、宮坂さんのHP「タメさんの貨物操車場」に黒崎駅の撮影ガイドがあり、訪問前にはこちらで下調べして出掛けました。

タキ10450のご紹介もあと2車で終わりです。
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タキ10469

2011年05月14日 | 硝酸車

(タキ10469 2007年8月17日 大牟田駅にて)

今日はカラッと晴れてすがすがしい一日でした。が、今日は休日出勤したので、どこにも出掛けず先ほど戻ってきました。絶好のドライブ日和だったのに…!

さて、今回はタキ10469です。

踏板の足をご覧の通り日本化成から移籍してきた車です。
ですが、同じ日本化成からの移籍車であるタキ10467(前回ご紹介)と比べ違和感を感じます。
純アルミの標記を残して、車番や積荷の標記の文字が小さく、更に字体も丸ゴシックっぽくなってます。
おまけに、標記を書き直すため?か、標記周辺だけタンク体が銀色になってます。これはアルミの地肌を出すために研磨したからでしょうか?銀色に塗ったようには見えませんが…。
三菱化学の社紋も半分消えてますね。

次回も日本化成からの移籍車をお送りします。
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タキ10467

2011年05月12日 | 硝酸車

(タキ10467 2008年7月5日 大牟田駅にて)

今日も名古屋は雨雨雨々々…の一日でした。

さて、今回はタキ10467です。
この車も踏板の足の形状を見ての通り、日本化成からの移籍車です。

ただ、三菱化学の社紋と社名が見えません。消えてしまったのか?元々書かれていないのか?と思ったら、ushiyanさんの炭鉄別館にタキ10467の画像がありました。2005年撮影ではキレイに社紋と社名がタンク体に直書きされてました。社紋と社名はカッティングシートなのでしょうか?汚くなって剥がしたのかも知れません。

常備駅は日本化成時代と変わらず福島臨海鉄道の宮下駅のままです。


(タキ10467 2008年7月5日 大牟田駅にて)

三菱化学のタキ10450はまだ続きます。
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タキ10465

2011年05月11日 | 硝酸車

(タキ10465 2008年7月5日 黒崎駅にて)

今週は前線が停滞して全国的に雨が続くようです。毎日じとじとして心地悪いですね。

さて今回はタキ10465です。タキ10465も移籍車で、こちらは元旭化成所有です。

センターアンカはだいぶ大型です。アルミの板厚も分厚いように見えます。
三菱化成の社紋と社名ですが、タンク体に直に描かれてます。元社名の三菱化成工業のオリジナル車は、スリーダイヤに合わせた三角形の社紋板を使用していましたが、合併や社名変更を経て、社紋板と社名板は取り外されてしまいました。
この車の社名と社紋は、タンク体を磨いた?時に右側半分が消えてしまってます。

タキ10465もタキ10464と同様に踏板の足の本数が多く7本足ですが、足が細いのでタキ10464ほど足が多いように見えませんね。

次回も三菱化学のタキ10450をお送りします。
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