『タキ10450』のタンク車を追いかけて

専貨がほぼ全滅した今、2004年頃から撮り始めたタンク車の型式写真を紹介していきます。

本巣拠点CT車の常備駅アラカルト

2011年11月28日 | タンク車のパーツ
土曜に叔父さんが亡くなり急遽関西へ帰省していたので2日間アップ出来ませんでした。関西では葬儀の合間をぬって日本橋のキッズランドへ行き、トラムウェイのオハ35を仕入れてきました。鉄道模型ショウで中々の出来栄えだったのを見て欲しくなり、青15号を購入してきました。年明け発売のDD54(造形村製)に牽かせるのが今から楽しみです。

さて、今回は本巣駅で見掛けたCT車の常備駅のアラカルトです。
この時は6駅分見ることが出来ました。ですが、三ヶ尻駅だけは記録を漏らしたようです。また、残念ながら車番は控えていないので、どの車か特定は出来ませんがご勘弁のほどを。






(CT車の常備駅アラカルト(車番不明) いずれも2006年1月9日 本巣駅にて)

本巣とはおよそ関係無い離れた場所の車が居たことが分かります。馴染みがあるのは西浜松駅だけで、他は北陸・関東・東北から追われるようにして本巣にたどり着いたのだと思われます。
同じCT車ですが、自重がバラバラです。同じ図面で同じように作っても、出来上がりに少しづつ差が生じるのですね。青海駅常備の車だけ他車より大分軽いです。

西浜松:13.9t タンク受台方向への溶接継目無 妻面鏡板上下溶接継目有?(薄っすら見えるか?)
倉賀野:13.9t タンク受台方向への溶接継目有 妻面鏡板上下溶接継目有 手ブレーキ側(タンク体への手摺取付無い…)
郡山タ:14.0t タンク受台方向への溶接継目無 妻面鏡板上下溶接継目無 手ブレーキ側(タンク体への手摺取付有)
糸魚川:13.8t タンク受台方向への溶接継目無 妻面鏡板上下溶接継目無
青 海:13.1t タンク受台方向への溶接継目有 妻面鏡板上下溶接継目有 非手ブレーキ側だが鏡板に手摺無し

どうも、倉賀野と青海の車の作り方が同じように見えますが、自重は0.8t(800kg)も違いますね。

各車、タンク受台の右側のカバー(?)の処理の仕方も微妙に違いがあります。糸魚川車はパッチ当て的に小さな板が溶接されてますね。


次回はデンカのタキ112145のアップ画像です。


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CT車の積出口廻りのアップ画像

2011年11月26日 | タンク車のパーツ
いよいよ今年も残り1ヶ月となりました。そろそろ年賀状の準備もしないといけませんね。

さて、今回は予告通り積出口周辺のアップ画像です。
よく見ると2枚目と3枚目は同じ車のようですが、1枚目は別の車のようです。




(車番不明(CT車) 2006年1月9日 本巣駅にて)

小野田車やデンカ車はタンク体も床下も黒一色で分からないのですが、CT車だと車体扱いは薄緑色で、床下が黒色としてあり、判別がつき易くなってます。
エアスライド用の配管がタンク体にT字状で突き刺さってます。T字配管には分岐以降に手動バルブが各1個づつ取り付けられてます。T字配管の手元側は台枠でクランクし、積出口の左上のところでエア送り配管との接続口になってます。
正面から見ると分かり辛いのですが、2枚目の画像で斜めから見ると、積出ダクトは車体中央から外側に向けて傾斜がついてます。
積出口の開閉用丸ハンドルは4本バーで、右上側に何やらストッパーのような機構が見えます。ハンドル上部の台枠には、開閉方向を示す小さなプレートが貼り付けられており、反時計回り「開」/時計回り「止」と表示されてます。
ハシゴは、台枠から取ったサポートにボルト止めされてます。
ハシゴの向こう側には、ブレーキシリンダー、渦巻きチリコシ、締切コックが見え、これらブレーキ系統の配管は黒く塗られています。

この辺を模型化するには、結構配管やら機構が複雑で、どの程度省略してそれらしく見せれるかが課題ですね。私の場合は、真横から見てそれらしく見える程度で、ほどほどの配管作り込みにしています。

次回は、本巣拠点のCT車の常備駅のアラカルトをご覧頂きます。
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本巣拠点のCT車の車票と臨時常備駅標示

2011年11月24日 | タンク車のパーツ
NHKドラマ「坂の上の雲」の第3部が、12月4日(日)から4週に亘り放映されますね。これに先立ち11月27日(日)に第1部(5話分)の再放送を一気に放映し、11月29日(火)~12月2日(金)に第2部の4話分を毎日1話づつ再放送します。見損なった方はチャンスです。
3年越しの放映で、ようやく完結を迎えます。今から楽しみです。

さて、予告通り、今回からタキ1900のアップ画像のご紹介です。
まずは、本巣駅で出発までの間、構内留置のCT車のアップ画像です。記録が悪く車番不明で、タキ1120**では無いかも知れませんがご勘弁下さい。


(車番不明(CT車) 2006年1月9日 本巣駅にて)

社紋板の下方にあるプレート挿しですが、臨時常備駅のプレートを掲示している画像を見つけました。秩父鉄道内の三ヶ尻駅臨時常備の掲示です。元々の車両がどこの駅の常備かが不明ですが、本巣を拠点にしている時点で、既に三ヶ尻駅も臨時常備で無い状態です。
臨時常備駅の掲示は、その斜め右下の台枠にある引っ掛け部に掲示しても良さそうですが…。


(車番不明(CT車) 2006年1月9日 本巣駅にて)

こちらは車票です。
本巣駅から西浜松駅への積車です。2006年3月末のダイヤ改正で本巣からの発送が終焉を迎え、西浜松行きの発送は東藤原駅に引き継がれます。これも長くは続かず1年後には運用自体が終焉を迎えます。
車票の運用ですが、大垣経由稲沢まで行き稲沢で夜間係留、翌早朝稲沢から西浜松へ向かう工程でした。当時は名古屋に勤務しており、早朝6:30頃、車通勤の道中に枇杷島駅付近で何度もCTタキを見掛けたことを思い出します。
チラりと見える台車ですが、形式が「TR41F」と読めます。吉岡心平さんのHPの解説「タキ112078(特別編1142)」によれば、タキ112000番台だけが試用したレジンシューを装備した形式だそうです。

次回は、CT車の足廻りのアップ画像をご覧頂きます。
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タキ112196

2011年11月23日 | セメント車
今日は勤労感謝の日ですが、我が家では10ン年目の結婚記念日です。タンク車の趣味を何も言わずに続けさせてくれた嫁に感謝です。

長かった小野田車の紹介は一先ず終わりました。今回は住友セメントのタキ112196です。


(タキ112196 2005年11月20日 青海駅にて)

青海駅の貨物ホーム/コンテナ荷捌き線にCT車とともに押し込まれていました。検査か何かでコキ車とともに検車場へ向かう前(後)の編成待ち状態なのかも知れません。

小生が撮影した唯一の住友セメント車です。社紋が黄色で、黒い車体とのコントラストが効いてますね。
小野田車と見比べると、踏み板の位置がだいぶ低めですね。タンク体中央には操作用の空気導入口があります。住友車は、荷卸しは真下です。小野田車やCT車は、左右横取出しです。

セメント製造工場が統廃合で各地で廃止となり、そこに常備されていた住友車がデンカの工場を間借りして拠点としていました。青海から磐越西線の広田駅にあった住友セメントのストックポイントへ運用されていました。台枠左側に臨時常備の白いプレートが見えますね。(CT車は塩川まで)

次回から、タキ1120**~21**の車のアップ画像をお送りします。
明星セメントや秩父セメントから台車供出で遠く東海の地までやってきた車のご紹介は、ちょっと先になります。しばしお待ちを。
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タキ112175

2011年11月20日 | セメント車
今年の日本シリーズはソフトバンクの優勝で幕を閉じました。どの試合も結構競った試合で、中々見応えがあったようです。今頃、博多ではドンチャン騒ぎなのでしょうね。

前回、急遽アップ忘れを1車挟みましたが、今回は元に戻って続きから、タキ112175です。


(タキ112175 2010年9月19日 四日市駅にて)

名臨構内/東亜合成⇔三洋化成間のカセイソーダ液輸送が終了してから、タンク車追い掛けての出撃がめっきり減りましたが、この画像は出撃機会が減った以降に捉えた画像です。

この日は、祖父の墓参りが奈良市内であり、たまには関西線でディーゼル車に揺られながらのんびり行こうと思い立ち、早朝名古屋を出発して行きがけの駄賃で撮影したものです。

台車はTR225に履き替えられ、社紋板も社名と一体型に付け替えられてます。やはり、社名の文字は大きく感じられ、バランス悪く見えますね。これも毎日見ていたら目が慣れてくるのかも知れませんが…。

次回は私が記録したタキ1121**の最後、青海拠点に運用されていた住友セメント車をお送りします。
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タキ112160

2011年11月20日 | セメント車
タキ1120**~1121**のセメント車のアップ画像をデータから物色していたところ、1車抜けているのが発覚したので、急遽割り込みでご紹介します。

小野田車のタキ112160です。


(タキ112160 2006年9月3日 伊勢治田駅にて)

伊勢治田駅の留置線の、駅ホームから一番離れた線に留置されていたものを、駅を出て踏切を渡って撮影しに行ったものです。

この車は、このまま廃車になったのかと思いきや、昨年9月に富田駅で見掛けましたので、台車をTR225へ履き替えのための一時疎開だったのかも知れません。短いインターバルでチェックしてませんので確証はありませんが…。
尚、昨年9月に見掛けた時の画像はあるにはあるのですが、早朝に差し込んだ朝日が逆光で真っ黒に近くなり、ピントもブレており、とても掲載出来るシロモノでは無かったのでご容赦下さい。

タキ1120**~1121**のご紹介では、掲載画像サイズを小さくし過ぎたようですので、この車は元の掲載サイズに戻しました。

1車割り込みましたが、次回で1121**の小野田車は終了です。
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タキ112174

2011年11月19日 | セメント車
女子バレーは4位となり、惜しくもメダルに届きませんでしたが、昨夜のアメリカ戦は実に見応えのあるよい試合でした。昨日は残業もそこそこに帰宅し、テレビにかじり付いて見てました。

さて、今回はタキ112174です。


(タキ112174 2007年1月27日 四日市駅にて)

ずっと同じような形態を見てきましたので特段コメントも無いのですが、検査類標記のプレートに何やら黄色い札が挿し込まれてますね。廃回だと白票が挿されるのですが、黄色とは…?
以前、濃硝酸車では、取り扱いの注意事項が記載された黄色っぽい札が挿し込まれているのを見たことがありますが、セメント車ですから危険品でもありませんし、何なのでしょう?残念ながら黄色札のアップ画像は撮り損ねているので、今更確認のしようがありません。

次回でひとまず小野田車は終了です。次々回は私が記録した唯一の住友セメント車です。
このままセメント車を続けようと思ってましたが、まだしばらく続いてしまい記事に片寄りが出来てしまうので、ひとまずはここでご紹介したセメント車のアップ画像をお送りしようと思っています。
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タキ112172

2011年11月18日 | セメント車




(タキ112172 2008年4月6日 東藤原駅にて)

先日、三岐鉄道車輌大図鑑を運営されている南野さんからご指摘頂きました渡り板ですが、この車は前回ご紹介のタキ112171と同じ高さ位置に取り付けられてます。
TOMIXのタキ1900(HO)の渡り板取付位置は、手摺の形状から見ても、この車の位置とほぼ同じように見えます。

少々角度が悪いですが、同じ日に逆サイドからも撮影してますので、こちらもご覧頂きましょう。


(タキ112172 2008年4月6日 東藤原駅にて)

光線の当たり具合だと思いますが、タキ1900のタンク形状(すそ絞り的なところ)がお分かり頂けると思います。


撮影日の2008年4月6日は日曜日で、皆さんお察しのとおり、この日は貨物鉄道博物館に出掛けたついでに東藤原駅に立ち寄って、構内に留置のタキ1900を撮影してます。
別途、いつの日かアップ画像でご紹介しますが、この日は電気化学工業㈱青海工場さまからご好意で譲って頂いた軍配マークの社紋板と社名板を、貨鉄博に寄贈させて頂いた日でした。軍配マークの社紋板は、皆さんも貨鉄博でご覧になってませんか?
あの日から、もう3年半も過ぎてしまいました、時が経つのは実に早いものです。

小野田車も残り2車まできました。
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タキ112171

2011年11月16日 | セメント車
昨日、仕事で籠原(高崎線)にあるお客様のところへ行きましたが、その道中、タキ43000を含んだガソリン輸送編成や安中へ向かう東邦亜鉛のタキ15600とすれ違ったり、熊谷貨物ターミナルに停車中の太平洋セメントのホキ10000を通りすがりに見たりと、プチ貨鉄をしてきました。もっとも、デジカメを持っていなかったので何も記録出来ませんが…。

さて、今回はタキ112171です。
決して逆光ではなかったのですが、被写体が暗くお見苦しくしくて恐縮です。


(タキ112171 2007年1月27日 四日市駅にて)

全検明けでしょうか、タンク体に艶があります。
台車はTR225に履き替えています。
同じタキ1121**で、同じ東藤原オリジナル車でも、ロット差なのでしょうか?踏み板の取付高さ位置が違いますね。
前回のタキ112169や今回のタキ112171は踏み板が少し下側にあります。
タキ112156の踏み板は少し上側にあります。画像を見比べてみて下さい。

次回も小野田車です。
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タキ112169

2011年11月13日 | セメント車
ちょっと古新聞ですが、先月久しぶりに川崎方面へタンク車を見に行ってきました。
米タンは依然タキ38000が使われているようで、久々に黒タキが見れてホッとしました。川崎貨物には、青タキばかりで、カメラで狙えない位置に黒タキがチラリと見えました。扇町では石炭ホキの空返到着と積車発送も見てきました。
専貨が健在なのは嬉しいのですが、化成品タキが運用されなくなってからは、「今日は何が留置されているかなぁ」の期待感(ラッキーとガッカリ)が楽しめませんね。

今回はタキ112169です。


(タキ112169 2006年9月3日 東藤原駅にて)

ご存知の通り、東藤原駅常備の車は、真ん中のハッチが大型化改造(いわゆるデカハッチ)されてますが、その位置から見るとハッチ蓋の機構(締め付けハンドル(+状のもの)とバー)が見えますね。
左右の従来のハッチは、バーは線路と平行の方向にあり蓋も平行方向に開きますが、デカハッチのバーは垂直方向にあり蓋は垂直方向に向こう側に開きます。

画面右隅に見えているパンタは、東藤原駅の入換機:デキ200のものです。南野さんのHPによるとデキ200は構内入換に活躍してましたが今年3月に廃車となったようです。前回ご紹介の伊勢治田駅に留置されているみたいですね。

次回も小野田車が続きます。
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