『タキ10450』のタンク車を追いかけて

専貨がほぼ全滅した今、2004年頃から撮り始めたタンク車の型式写真を紹介していきます。

小坂鉄道 DD13-556

2016年07月23日 | スイッチャー・機関車
12年以上乗ってきた我が家の車を、このたび買い替えることとなりましたが、次の車ははじめて中古車を導入することになりました。
新車だと、メーカーや扱いディーラーが違うと、そのたびに販売店を移動して車選びも大変でしたが、大きな中古車だと気になる車がメーカーや車種を問わず一箇所で見ることが出来、案外効率的でした。中古車屋で車を買うのも有りですね。

小坂鉄道レールパークのディーゼル機関車は今回で最後です。DD13-556です。


(小坂鉄道 DD13-556 2016年5月3日 小坂鉄道レールパークにて)

岡山の片上鉄道から移籍してきた車です。片上も小坂も企業母体は同じ同和鉱業ですね。

カラーリングは、国鉄色と同じですが、正面の処理が角張っていて鉄仮面のような印象です。
鉄仮面は、ボルトで固定されていて、点検蓋にはガラリがあって、武骨さが強調されています。この鉄仮面も個人的には好きです。

DD13-556は、重連総括制御機能は持っていないようで、冬季に単機でキ115ラッセル車の運転に使われることが多かったそうです。


こちらも銘板の画像をどうぞ。DD13-556は汽車会社ではなくて日車製でした。


(撮影場所、撮影日は同じ)


スイッチャーや専用線、臨海線の機関車のご紹介は以上です。次回からはいつものタンク車のご紹介に戻ります。



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小坂鉄道 DD133

2016年07月15日 | スイッチャー・機関車
つい先日選挙が終わったばかりですが、東京は引き続き都知事選が始まっています。21名も立候補しているとのことですが、ちょっと多くないですか?

さて、小坂鉄道の続きです、DD133です。


(小坂鉄道 DD133 2016年5月3日 小坂鉄道レールパークにて)

小坂鉄道レールパークでは、機関庫内に置いてあるディーゼル機関車も動態保存されているのですが、DD132とDD133は運転台が解放されていて見学自由でした。

各地の公園で静態保存されている蒸気機関車も、運転席が解放されているものも多いですが、ディーゼル機関車の運転台が解放されているのは珍しく、しかも動態保存車両であることに驚きです。
小坂鉄道レールパークの意気込みや保存・展示の考え方に賛同です。
如何せん東京からはかなりの遠隔地にあり、多くの来場者がドッと押し寄せることも少ないから出来ることかも知れません。

当日の来場者は圧倒的に親子連れが多かったのですが、解放された運転台に登って、物珍しそうにはしゃぐ子供たちが印象的でした。
小中学生の鉄ファンは、普段撮影出来ない足廻りやらのディテールを接写していました。

この車は、乗務員扉とその横の窓はHゴムが白色で、国鉄時代を彷彿させるようないでたちです。私にとっては、Hゴムって白色(薄いグレー)と相場が決まっていて、今の黒いHゴムは未だに少々違和感があります。

排気筒の左側には、無線機の発信機のようなものが取り付けられています。


(撮影日、撮影場所同じ)

こちらも銘板をパチリ。同じ汽車会社製です。
DD132の製造の翌年の製造ですが、製番が3306から3354となり48台進んでいますね。
この頃は、機関車の需要はまだまだ旺盛だったのですね。



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小坂鉄道 DD132

2016年07月07日 | スイッチャー・機関車
小坂鉄道の続きです。DD132です。


(小坂鉄道 DD132 2016年5月3日 小坂鉄道レールパークにて)

前回ご紹介したDD131の僚機です。

庫内展示でしたので、全体像がつかみ辛いです。
外装は、塗装が所々剥げたり、上塗りしてあったりで、結構痛々しく見えます。

DD132は、運転台が解放されており、運転席が見れる状態になっていました。動態保存車にしては珍しいことかと思います。




(撮影日、撮影場所は同じ)

国鉄DD13は、入換を主としていたことから、運転席は横向きに配置されていましたが、小坂鉄道では本線走行するため、運転席は正面向きとなっていました。

内壁は薄い黄緑色、機器類は濃い緑色と、国鉄と同じ塗り分けになっています。
計器類は、ボタンやらレバーやらゲージ類やら全てアナログなものしか取り付いていません。

それもそのはず、この車は車歴49年の大ベテランです。銘板の画像もどうぞ。


(撮影日、撮影場所は同じ)

昭和42年汽車会社製 製番3306  おおっ、私と同い年です。
この頃の国鉄では、既に製造者銘板は大きさが指定された長方形になっていましたが、私鉄向けには従来の楕円型が使われたようです。
尚、前回ご紹介のDD131は、製番3305でした。



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小坂鉄道 DD131

2016年07月02日 | スイッチャー・機関車
つい最近のネタになりますが、今年のGWに東北旅行をした際に訪れた小坂鉄道レールパークの保存車のご紹介です。

まずはDD131から。


(小坂鉄道 DD131 2016年5月3日 小坂鉄道レールパークにて)

現役時代に激走する小坂鉄道を見ることは叶わなかったのですが、小坂鉄道レールパークでは、小坂駅と機関庫とその周辺の設備がそのまま残され、当時の機関車も動態保存されていて、その雄姿を見ることが出来ます。

小坂鉄道レールパークでは、ディーゼル機関車の体験運転をすることが出来、折角の機会なのでGWに運転してきました。

小坂駅構内の100mを往復運転、所用時間は約15分で5,000円/人と決して安くはないのですが、全国でもディーゼル機関車を体験運転させてもらえるところは少ないので、申込みました。

3ノッチまで加速して、即減速するのですが、エアブレーキの効きにタイムラグがあって、操縦は結構難しいものでした。
体験運転は、まず逆転機ハンドルとブレーキハンドルを手渡され、運転台に入ってからヒューズBOXを開けて電源ONにして、スタートボタンを押して2基のエンジンを起動させます。
運転の後は、エンジンOFFのボタンを押して、電源OFFにして、逆転機ハンドルとブレーキハンドルを抜くところまでやらせてもらえるので、短時間ながらも楽しめました。

かみさんは決して鉄子では無いのですが、好奇心旺盛なので、かみさんの分も申込みをして体験運転しました。中々体験出来ないことをしてきたってことで、仲間内でちょこっと話題になったとか。


次回も小坂鉄道の動態保存車両です。



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三岐鉄道 デキ203

2016年06月22日 | スイッチャー・機関車
今月発売のRM誌は、客レの特集だったので、思わず購入してしまいました。
80年代のカラー写真があって、懐かしの夜行急行や団臨列車が掲載されていて興味深いです。

今回も三岐鉄道の機関車です。


(三岐鉄道 デキ203 2007年1月27日 富田駅にて)

前回のデキ202の僚機で、秩父鉄道から移籍してきました。
デキ203は富田駅に居たようですが、構内で入換とかに使われていたのでしょうか?訪問時には駅裏の留置線の片隅で、パンタをたたんでお休み中でした。

デキ202と同様に、ブルーはくすんでいます。
前回、南野さまからコメント頂きましたが、秩父から移籍して以降、一度も塗装されずに廃車解体となったそうです。

前照灯は、元々は白熱灯2灯だったそうで、この画像は後年シールドビーム化された姿です。
白熱灯時代は、ライトケースいっぱいいっぱいに大きなライトが2個取り付けられていたようです。シールドビームの周辺に一回り大きな丸い板状になっているのは、白熱灯を撤去した後に蓋したものだと思われます。

尾灯は、デッキ上にちょこんと載せられている感じです。ボディに埋め込まれてはいません。昔の輸入古典電機が如くです。


次回は、極最近のネタですが、このGWに東北旅行で訪れた小坂鉄道の動態保存機関車のご紹介です。



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三岐鉄道 デキ202

2016年06月15日 | スイッチャー・機関車
時の流れるのは早いもので、名古屋で単身赴任して、三岐鉄道に初めて訪れてから10年が経とうとしています。

今回は10年前に訪れた三岐鉄道で捉えたデキ200です。


(三岐鉄道デキ202 2006年9月3日 東藤原駅にて)


デキ202は、デキ203とともに秩父鉄道から移籍してきた車だそうで、秩父時代から塗装変更されずブルーのままでした。但し、かなり退色していて薄い水色になっています。

台車は、L型軸梁式と言う特殊な構造だそうで、見た目から異様なスタイルをしています。

車体側面、運転台下部に楕円の製造銘板があり、日立製であることが分かります。こんなD軸機関車ながら、デッキ付きです。
正面窓は、以外に小さく、特に高さ方向に小さいです。小振りながら、ヒサシも付いています。
屋根上には、ホイッスルカバーが見えています。

東藤原では、構内の入換専用機だったようで、片パンで操車掛の方がデッキに乗って入換中でした。

三岐鉄道車輛大図鑑のHPによると、デキ202は既に廃車となり3年前に解体されたそうです。


次回はデキ202の僚機、デキ203です。


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三井化学専用線 18号機

2016年06月11日 | スイッチャー・機関車
タンク車の撮影には、スイッチャーやディーゼル機関車がつきものですが、今回は電気機関車です。

三井化学の専用線の機関車18号機です。



(三井化学専用線 18号機 2007年8月17日 宮浦駅にて)

9年前の夏休みに、嫁の実家を拠点に家族旅行で九州へ出掛けた時に撮影しました。

朝日を浴びて輝いている三井化学専用線の18号機です。

架線柱や架線の陰が少し写り込んでいますが、足廻りもきちんと写っていて自己満足の形式写真です。
ここの廻りには、高いフェンスが張り巡らされていますが、フェンスの合間から無理矢理レンズを突っ込んで撮影しています。

18号機は、1936年製だそうで車歴80年です。戦前の昭和11年に東芝で作られた45t機です。
いまだに現役で、三井化学からの入出荷の際に活躍しています。

ボンネットには、小さく丸い社紋が見えています。三井のマークです。

運転台窓上に、小さな前照灯が2ツついています。
パンタは青く塗られていて、目立つ色合いです。


次回は、三岐鉄道の電気機関車をご覧頂きましょう。



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東邦亜鉛小名浜精錬所のスイッチャー(番号不明)

2016年06月05日 | スイッチャー・機関車
我が社は田町の芝浦地区にあり、東京モノレールや新幹線や東海道線・京浜東北線が見えるのですが、先日偶然にもドクターイエローが走っているのが見えました。
ちょっと気になってネットでいろいろと検索すると、ダイヤや運転日を予測する方が何人もおられて、別の日に再度見ることが出来ました。
ある限られた世界を極める方って凄いですね!

今回は東邦亜鉛小名浜の構内にいるスイッチャーです。


(東邦亜鉛小名浜のスイッチャー(番号不明) 2009年5月4日 東邦亜鉛小名浜精錬所にて(構外より撮影))

グリルに日車マークがあるように日本車両の25t機のようです。

見る限りでは、車番らしきプレートは無く、ボディに直書きもされていません。

日車のスイッチャーの特徴のようですが、台枠と運転台の間は少し凹んだになっていて、日車製の車である識別点になっています。
以前、デンカセメントの越中大門SPの日車15t機をご覧頂いてますが、運転台なんかはかなりのパーツが共通になっているようです。固定窓や稼働窓の処理は全く一緒です。

余り稼働はしていないのでしょうか?塗装はカサカサになって色褪せてます。

後方にはタキ15600(亜鉛焼鉱専用)が居ます。タキ15600も、老朽化とスピードUP対応のためタキ1200に置き換えられています。


デンカセメントの越中大門SPの15t車の画像も再掲しておきます。窓廻りの処理は一緒でしょ?


(デンカセメント越中大門DB1501 2007年11月16日 越中大門駅にて(埼葛))


次回は大牟田の古典電機です。


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水澤化学工業のスイッチャー(車番不明)

2016年06月03日 | スイッチャー・機関車
6月になりました、梅雨の季節がやってきました。ここ数日は湿度も少なくすごしやすい日が続いています。

今回は水澤化学工業に居たスイッチャーです。


(水澤化学工業のスイッチャー 2005年11月19日 羽前水沢にて)

どうやら、水澤化学工業からのコンテナ車による荷役は2年前に終焉を迎えてしまったようで、活性白土のタンクコンテナもトラックで酒田港まで運ばれて鉄道輸送されているそう。

ここのスイッチャーは、最末期は三協の30t車が居たそうですが、10年前に訪れた時は北陸重機製の20t車が現役でした。
ここに到着する濃硫酸タキを撮影したくて、2度訪れていますが、2度とも北陸重機製のスイッチャーでした。

車番がどこにも見当たりません。たとえスイッチャーでも、大抵は車番が書かれているものですが、1両しか居ないので区分する必要もなかったのでしょう。


流石に雪国です、こんな小さなスイッチャーでも立派なスノウプラウを装着しています。

運転台窓もサッシになっていて、気密性もよさそうです。


運転台側から撮った画像もあります。


(撮影日、場所は同じ)

そう言えば、尾灯はどこにあるのでしょう?もしかして無いのかも。

今頃気付きましたが、運転台の中に見えている計器パネルはクリーム色なのですね。濃い緑色と薄いウグイス色の塗り分けでは無かったことに少々驚きです。


次回は東邦亜鉛小名浜のスイッチャーです。



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倉賀野(JR貨物・北関東ロジスティクス)DE10 1102

2016年05月31日 | スイッチャー・機関車
早いもので、今日で5月も終わりです。いよいよ梅雨の時期を迎え、その後には夏到来です。

今回も倉賀野の機関車です。


(倉賀野のDE10 1102 2011年12月2日 倉賀野駅にて)

こちらもDE10 108と同様に、JRの車籍は既に無く、JR貨物・北関東ロジスティクス所有の動力車です。
倉賀野の基地から、ガソリン輸送のタンク車を引き取りに出てきたところです。

この車は、元国鉄→JR貨物を経て、譲渡されているようです。

スカート廻りはスッキリしていますが、やはりDE10はスノウプラウがあった方が精悍ですね。


次回は水澤化学のスイッチャーをご紹介します。



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