『タキ10450』のタンク車を追いかけて

専貨がほぼ全滅した今、2004年頃から撮り始めたタンク車の型式写真を紹介していきます。

タキ18702

2023年07月04日 | 酢酸車
7月になりました。いよいよ夏本番です。
湿気もそれなりに多くて家でもクーラーをつける日が増えています。

タキ18700も今回で終わりです。タキ18702です。


(タキ18702 2007年10月15日 稲沢駅にて)

現役で唯一見れた… と前回お話ししましたが、よく見ると白票が刺さっているように見えます。
とは言え、この編成は早朝に稲沢を立ち安治川口へ向かうので、半田埠頭へ廃回される前に安治川口でタンク内の洗浄でもしたのかも知れません。
踏み板は保安強化されており、手摺りの形状もタキ18700や18701とは違いますね。
台車もTR225を履いていますし、側ブレーキでは無く手ブレーキです。

半田埠頭で解体を待つところも捉えていますので、こちらもどうぞ。


(タキ18702 2007年12月16日 半田埠頭駅にて(許可を得て構内にて撮影))

この車は、社名板がタンク体中央にはなくて、手前側に取り付けられています。
なので、社紋は更に車端側に追いやられています。社紋はキセに直書きされているようです。

次回も少数派のご紹介です。
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タキ18701

2023年06月30日 | 酢酸車
早いもので今年も半分が過ぎてしまいます。
いよいよ夏本番を迎え、ニイニイゼミの鳴き声が聞こえ始めました。

今回はタキ18701です。


(タキ18701 2007年12月16日 半田埠頭駅にて(許可を得て構内にて撮影))

形態は、前回ご紹介のタキ18700と同じです。
同じダイセル化学の酢酸専用車は、より車歴の古いタキ3700が使われることが多かったのですが、
タキ18700の荷重35tは必要とする量としては少し多かったのかも知れません。
あるいは、35系の形態が現場では使い辛いとの評価だったのかも。
いずれにせよ、撮影当時、新井から稲沢を経由して安治川口への輸送でタキ18700を見たのは一度だけでした。

次回はその一度だけ現役で出会えたタキ18702のご紹介です。
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タキ18700

2023年06月17日 | 酢酸車
昨日今日と梅雨の合間の晴れの日となっていますが、多湿でややジメっとした暑さです。
そろそろ、扇風機やエアコンが必要な時期がやってきましたねー

少数派のご紹介、今回から3車だけタキ18700のご紹介です。
まずはトップナンバーのタキ18700です。


(タキ18700 2007年12月16日 半田埠頭駅にて(許可を得て構内にて撮影))

35系に属するようですが、タンク体はステンレス製でキセ付きとなっています。
積荷は「酢酸及び無水酢酸専用」となっています。
ダイセル化学の社紋板の下部のキセの継ぎ目から、何やら細い配管が垂れていますね。
ただ配管の先は地面に向かって垂れているだけでバルブ類は見当たらないので、荷役用の配管では無いのかも知れません。
タンク長はタキ45000とほぼ同じ寸法で、色も黒いのでパッと見はタキ45000と思ってしまいます。

残念ながら、半田埠頭に廃回され解体を待つ日を送っておりました。

次回もタキ18700です。
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タキ8702

2023年06月11日 | 酢酸車
ジメジメした梅雨の季節となりました。
ここのところ週末に雨が降ることが多く、毎週日曜にやっている草野球が中止となることが増えています。
今日の東京も未明から雨です。

今回はタキ8700の続きで、タキ8702のご紹介です。


(タキ8702 2007年12月22日 笠寺駅にて)

酢酸車はキセにダメージを受けている車が多いのですが、タキ8702は比較的キレイな状態を保っています。
車長が長いので、台車はコイルばねのTR41Dへの履き替えは行われず板バネのTR41Cのままです。
撮影時は、これから半田埠頭へ廃回されるところで、本線最後の姿です。

駅を出て、反対側も撮影しているのでこちらもどうぞ。


(タキ8702 撮影日撮影場所同じ)

さらにサイドぎみに撮ると、車長の長さが強調されますねー。

次回は少数派の別の車のご紹介です。
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タキ8701

2023年05月21日 | 酢酸車
タキ5450のご紹介が終わり、今回から撮影当時は少数派だった車を何車かご紹介してゆきます。
まずは酢酸ビニル専用のタキ8700のご紹介から。


(タキ8701 2007年12月22日 笠寺駅にて)

比較的長い車長が特徴的です。
キセ付きなのでタンク体を窺い知ることは出来ませんが、タンク体は帯金で固定されています。
ドームも大型で、かなり古典的なスタイルです。
タキ8701は1960年(昭和35年)製造とのことで、撮影時は製造から47年経過していたことになります。
荷役用のS字管はありません。

ダイセルの社紋板は無く、社紋章がキセに直書きされています。社名も直書きです。
ダイセルの社紋章の左側に菱形のようにボルト跡が4本見えています。
これは、元の所有者が電気化学工業のためで、あの軍配印の社紋板を取り外した跡となります。

現役で運用されているところは一度も見ることはありませんでしたが、半田埠頭で解体されたので廃回の途中で捉えることが出来ました。
半田埠頭ででも撮影していますのでこちらもどうぞ。


(タキ8701 2008年1月27日 半田埠頭駅にて(許可を得て構内で撮影))

尚、稚拙ブログにおいては、カテゴリーは酢酸車に分類しております。

次回もタキ8700のご紹介です。
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タキ3775

2013年02月02日 | 酢酸車
今日の東京はあいにくの雨模様ですが、気温は高くて生温い感じがします。

タキ3700のご紹介もラストです、今回はタキ3775です。


(タキ3775 2007年2月18日 半田埠頭駅にて(許可を得て撮影))

この車は半田埠頭に来てから長らく留置されていた車で、キセのみならず車体全体に錆びが廻ってます。標記類も、車番や積荷標記は茶色に変色しながらも判別出来ますが、それ以外は消えかかってます。
手前側の端梁部には、加温管が見えてます。加温管廻りのアップ画像は他の車とあわせて後日ご紹介する予定です。

次回からはタキ3700のアップ画像をいくつかに分けてご紹介してゆきます、お楽しみに。


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タキ3774

2013年01月30日 | 酢酸車
インフルエンザは潜伏期間があるので、平熱になってからもしばらく出勤出来ずに今日まで自宅待機です。

今回はタキ3774です。


(タキ3774 2007年2月18日 半田埠頭駅にて(許可を得て撮影))

引きが十分に取れなくて、全容が見辛い画像で恐縮です。
前回のタキ3772と同じロットですが、電気化学工業(デンカ)から移籍した時期の差でしょうか?社紋板がやや大きく、掲示位置も下目にあります。社名の大きさや字体もちょっと違うように見えます。

実は、この車の社名板は、解体請負業者にお願いしてスクラップ価格で買い取りをし、三岐鉄道/丹生川駅に隣接の貨物鉄道博物館に寄贈してあります。本当は社紋板も寄贈したかったところですが、いかんせんタンク体に直書きされているためキセを剥ぎ取りせねばならず、残念ながら当方にその技量が無くて断念してしまいました。
この時、同時に廃回留置されていた旭化成のタキ29100の社紋板と社名板も解体業者から買い取りし、貨物鉄道博物館に寄贈してありますので、目にした方も居られるかと思います。社紋板を取り外すために、衣浦臨海鉄道に入構許可を頂き、その時に廃回車を沢山画像に収めたのです。

タキ3774の運用現役の頃の画像もありましたのでこちらもどうぞ。但し、雨降りの日に撮影してアンダーな出来なうえ、初期のデジカメなので画素数が少なくて粗い画像で恐縮です。


(タキ3774 2004年9月 新井駅にて)

尚、タキ3774は、吉岡心平御大のHPにデンカ時代の画像で解説されてますので、詳しくは参照にして下さい。

次回でタキ3700のご紹介も最後です。


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タキ3772

2013年01月28日 | 酢酸車
皆さん気を付けましょうね、と言った本人がインフルエンザになってしまいました。25日(金)が出張だったので24日(木)は少し無理して深夜残業したのですが、出張中から余り調子が良く無く出張を早めに切り上げましたが26日(土)に遂に発熱し、医者行ったら即インフルエンザと診断されました。で、土日はほぼ寝てましたのでブログもお休みしてました。
なってから言うのはなんですが、皆さんインフルエンザには気を付けて下さいね。

今回はタキ3772です。


(タキ3772 2007年2月18日 半田埠頭駅にて(許可を得て撮影))

今回は真横から撮った画像にしてみました。
この車もご多聞に漏れずキセは継ぎはぎだらけです。踏み板の脚は6本で、ハシゴ位置も踏み板脚位置も左右対称に配されてます。
車番3772と酢酸専用は、同じ幅になっているようで、車番の方が若干文字間隔が詰まっているようにも見えます。タキは本来なら77の真上に位置するのでしょうが、ホンの少し右側に寄ってます。

次回もタキ3700です。


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タキ3771

2013年01月25日 | 酢酸車
バリエーション豊富なタキ3700はスイスイとご紹介してきて、気が付けば今回を入れて残り4車です。

今回はタキ3771です。


(タキ3771 2007年2月18日 半田埠頭駅にて(許可を得て撮影))

本来はキセの継目の無いスタイルですが、キセの腐食であちこちでパッチ当てしており痛々しいです。特に車番標記の左側は、踏み板の脚部あたりからタンク下部へ向かって長いパッチ当てがしてあります。
キセが腐食していては、全検時にキセをバラすのも大変でしょうね。バラした後に再組立することが出来なければ、パッチ当て等をするよりほかないのでしょう。

次回もタキ3700です。


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タキ3770

2013年01月23日 | 酢酸車
昨日今日とで、職場で4名ものインフルエンザ患者が出て、突然の戦力ダウンと明日は我が身かとの思いですぐれない一日でした。皆さんもインフルエンザやノロには気を付けましょう。

今回はタキ3770です。


(タキ3770 2005年11月20日 直江津駅にて)

前回のタキ3768と同じロットで元々は電気化学工業(デンカ)所有車ですが、タキ3770はダイセルへ移籍した車です。
元の所有者は同じでロットも同じなので、タキ3768と形態は同じです。が、デンカの軍配をかたどった社紋板は外されていて、キセに直接社紋が書かれています。

光の加減で、踏み板の影がキセに映ってますが、影が網目状になっていることから、踏み板は網目だったことが分かります。デンカ(青海)もダイセル(新井)も同じ北陸に工場がありますが、網目の方が積雪時に雪が積もり辛く、水も抜けが良いことから、日本海側に運用拠点がある車は網目踏み板が重宝がられたようです。

同じ日の同じ列車にタキ3745も編成されていて、既に弊ブログでご紹介済みですが、形態等を見比べてみて下さい。

次回もタキ3700です。


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