こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
ヤマハRT58iにはFusion IP Phoneなど050ではじまるIP電話を接続する機能があります。また、INS64やアナログ一般電話回線を接続することもできます。
ただ、RT58i一台には、2台までの電話機しか接続できません。より多くの電話機を接続するには、RT58iを「カスケード接続」して電話機を増やすポートを作ります。
このカスケード接続を使って、IPネットワーク上に電話機を分散して置くことができます。同一セグメントであれば、自動的に他のRT58iやRT57iなどをMACアドレスを使って検出します。異なるセグメントでもIPアドレスを使ってカスケード接続することができます。
音声電話回線をIP化する便利な方法として重宝しています。ポイントは、RT58iの電話ポートを離して繫ぐことができるということです。
これまでに、以下の事例があります。
1.ISDN電話・アナログ一般回線をIP化して異なる階に着信させる
新たに宅内電話配線回線工事をすることなく、既設のLAN配線とヤマハRT58iを使うことで宅内の回線を延長します。階が異なりかつ、余線がなかったのでこの形をとりました。RT58iはアナログ一般回線も収容できるので、ISDNでもアナログ回線でも延長することができます。また、カスケード接続した電話ポートにダイヤルイン着信したり、050番号を着信させることもできます。
2.VPNを通して、他の場所に着信する
1.同様、カスケードはIPアドレスでも設定できるので、セグメントの異なるLANや、VPNで結んだ先を接続することができます。VPNの場合はネットワークの状況により、途切れることも多くなりがちです。
これまでの経験では、同一建屋の場合は問題なく使っています。無線LANで結んだ建屋間でも問題を感じたことはありません。これらはFAXも通しています。
VPNで結んだ場合、音声通話とファイル転送やメール取得等が重なると音声が途切れがちです。頻繁に途切れるときは、音声用IPパケットの優先設定をすると、多くの場合は改善することができます。
ヤマハRT58iにはFusion IP Phoneなど050ではじまるIP電話を接続する機能があります。また、INS64やアナログ一般電話回線を接続することもできます。
ただ、RT58i一台には、2台までの電話機しか接続できません。より多くの電話機を接続するには、RT58iを「カスケード接続」して電話機を増やすポートを作ります。
このカスケード接続を使って、IPネットワーク上に電話機を分散して置くことができます。同一セグメントであれば、自動的に他のRT58iやRT57iなどをMACアドレスを使って検出します。異なるセグメントでもIPアドレスを使ってカスケード接続することができます。
音声電話回線をIP化する便利な方法として重宝しています。ポイントは、RT58iの電話ポートを離して繫ぐことができるということです。
これまでに、以下の事例があります。
1.ISDN電話・アナログ一般回線をIP化して異なる階に着信させる
新たに宅内電話配線回線工事をすることなく、既設のLAN配線とヤマハRT58iを使うことで宅内の回線を延長します。階が異なりかつ、余線がなかったのでこの形をとりました。RT58iはアナログ一般回線も収容できるので、ISDNでもアナログ回線でも延長することができます。また、カスケード接続した電話ポートにダイヤルイン着信したり、050番号を着信させることもできます。
2.VPNを通して、他の場所に着信する
1.同様、カスケードはIPアドレスでも設定できるので、セグメントの異なるLANや、VPNで結んだ先を接続することができます。VPNの場合はネットワークの状況により、途切れることも多くなりがちです。
これまでの経験では、同一建屋の場合は問題なく使っています。無線LANで結んだ建屋間でも問題を感じたことはありません。これらはFAXも通しています。
VPNで結んだ場合、音声通話とファイル転送やメール取得等が重なると音声が途切れがちです。頻繁に途切れるときは、音声用IPパケットの優先設定をすると、多くの場合は改善することができます。
「1.ISDN電話・アナログ一般回線をIP化して異なる階に着信させる」
とお書きになってますが、
http://netvolante.jp/products/rt58i/index.html
こちらに
「・カスケード接続機能(※6)
(※6) 本機能は、アナログ回線使用時には利用できません。
とありますがいかがでしょう?」
ヤマハのサポートよりいかの回答を得ました。
「弊社にてRT58iのカスケード接続が"使用できない"としているのは
RT58iの取扱説明書の121ページの下記の記述が理由になります。
---
アナログ子機に接続した電話機からカスケード
接続機能で外線通話すると、エコー(自分の話
した声が遅れて聞こえてくる)が発生する場合が
あります。通話に支障があるような場合は、ア
ナログ親機に接続された電話機で通話してくだ
さい。
---
このエコーの大きさはアナログ回線とRT58iとのインピーダンス整合に
よるもので、実際に使用して頂き、お客様のご使用に際して耐えられる
レベルであればカスケード接続をご利用頂くことは可能です。
機能として制限はしておりませんが、通話品質の保証ができず、
実運用に耐えられるかは不鮮明となります。
※ご利用のネットワークの通信量などの環境にも依存致します。
アナログ回線をカスケード接続してご利用する際は、
予め上記ご了承の上、ご利用頂けますでしょうか。」
失礼しました。
ヤマハのサポートからの回答のご提供ありがとうございます。
当方でも検証の準備をしています。もともと設定でき、動作することは確認していましたので「機能が無くなる」のかと心配してしまいした。
アナログ回線の場合は「エコー対策」が難しいようですね。
当方では、日常的に事務所の044で始まるISDNと、050ではじまるIP電話をカスケード子機2台で発着信させています。経路途中に無線LAN区間を挟んでいます。FAXも発着信しています。
このFAXもメーカーとしてはサポートしないのですが、問題無く使っています。アナログ一般回線も試験して問題なければ、使えばよいだけです。
弊社の自宅にJ:COM経由の一般電話があるので検証結果を、週明けには御紹介できると思います。気づいてみたら、電話局に直接つながっている「アナログ一般回線」がありませんでした。