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Linux/Ubuntu 10.04 LTS Beta 1へのアップグレードのポイント

2010-03-30 20:20:33 | Linux/Ubuntu
匠技術研究所
Linux/Ubuntu 10.04 LTS Beta 1へのアップグレードのポイント


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
Linux/Ubuntu 10.04 LTS Beta 1のダウンロードが始まっています。当方では9.10からバージョンアップをしてみました。


Ubuntu 10.04 LTS Beta 1へのアップグレード手順(英文)へ


気になっていたATOKはそのまま使うことができました。右下の方にATOKが出ています。今のところ、不自由もなく使っています。

前回8.10から9.04へのアップグレードには失敗しましたが、今回は根気で成功しました。ポイントは以下の通りです。

1)グラフィクスドライバーだけ後回しにする
アップグレード途中や再起動後にグラフィクス周りのドライバーの不整合を指摘されます。とりあえず、不整合なドライバを使わず標準のドライバを選択し、アップグレードを進めます。

2)アップグレード中のワーニングはとにかく肯定適に答える
いろいろ出てきますが「とにかく続ける方向」で。

3)「何かおかしい」といわれてもとにかく前向きに進める
「こんなモジュールがない」「あんなモジュールがない」「モジュールが不整合」何でもありです。でもとにかくすすめます。止めてはいけません。愚直に進んでください。

4)アップグレードを不完全ながらも完了する
アップグレードは不完全な状況で完了します。それで良いのです。アップグレードが完了したら、再起動し、新しい環境で起動します。このときに画面の解像度に変化がありますが、後で修正されます。

5)アップデートを繰り返す
再起動後、アップデートマネージャでアップデートをかけます。アップデートが完了したら再起動し、さらにアップデートマネージャでアップデートをかけ、完全にアップデートがなくなるまで繰り返します。

6)画面周りのドライバーを専用ドライバーに切り替える
標準の画面表示ドライバーからグラフィックチップに依存する専用のドライバーに切り替えます。

途中での警告が多いので「アップグレードに失敗した」と信じ切っていましたが、原始的ですがどんどん前に進んで、どんどんアップデートしたら、ちゃんと動いています。

アップグレードすると、基本的に以前の環境が引き継がれるので、ATOKは何も調整することなく、起動し動作しています。この文章はまさにUbuntu 10,04 LTS Beta 1上のATOK X3を使って作成しています。

アップグレードに700MB程度ダウンロードし、さらに何度もアップデートをかけるので、環境を引き継ぐ必要がなければ「CDからインストール」した方がきっと速くて確実です。

この記事はUbuntu 9.10 日本語DesktopからアップグレードしたUbuntu 10.04 LTS Beta 1日本語Desktop上で作成しました。

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