Linux/Ubuntuのバージョン確認方法とLSB標準化
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
Linux/Ubuntuのバージョンは以下のファイルに記録されています。どのファイルか直ぐに忘れてしまいます。
takumi@ubuntu:~$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=8.04
DISTRIB_CODENAME=hardy
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 8.04.1"
takumi@ubuntu:~$
ちなみに、redhat Enterprise Linux、CentOSは以下のファイルです。
[taniyama@picasso ~]$ cat /etc/redhat-release
CentOS release 5.2 (Final)
[taniyama@picasso ~]$
リリース情報の保存先が配布仕様毎に違うのは判りにくいので将来は以下のコマンドに統合されると思います。「lsb」はLinux Standard Baseの略で、Linuxの仕様の標準化が進んでいます。
◇Ubuntuの結果
takumi@ubuntu:~$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description: Ubuntu 8.04.1
Release: 8.04
Codename: hardy
takumi@ubuntu:~$
◇CentOSの結果
[taniyama@picasso ~]$ lsb_release -a
LSB Version: :core-3.1-ia32:core-3.1-noarch:graphics-3.1-ia32:graphics-3.1-noarch
Distributor ID: CentOS
Description: CentOS release 5.2 (Final)
Release: 5.2
Codename: Final
[taniyama@picasso ~]$
LSBへの各Linuxディストリビューションの対応状況はまちまちです。Ubuntuの出力にはLSBのバージョン表示がありません。このバージョンでは、まだLSBへの対応がなされていないのでしょう。
LSB準拠のLinuxであれば、このようにコマンドの互換性が保たれます。さらに、コンパイル済みバイナリーソフトウエアが、将来リリースされるLSBでも動作するようになります。ソフト開発者は、LSBを意識して開発することだけで良く、配布仕様間の差への配慮が少なくてすみます。ちょうどUNIXがSingle UNIX specificationやPOSIXで互換性の向上が進んだのと似た流れです。
Linuxの標準化を進める「リナックスファウンデーション・ジャパン」のページへ
Ubuntu日本語版の公式ホームページへ
Ubuntuの公式ホームページ(英語)へ
このブログのUbuntu 8.10の記事へ
(*)この記事の作成・投稿はWindowsXPとFirefox3で行いました。
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takumi@ubuntu:~$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=8.04
DISTRIB_CODENAME=hardy
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 8.04.1"
takumi@ubuntu:~$
ちなみに、redhat Enterprise Linux、CentOSは以下のファイルです。
[taniyama@picasso ~]$ cat /etc/redhat-release
CentOS release 5.2 (Final)
[taniyama@picasso ~]$
リリース情報の保存先が配布仕様毎に違うのは判りにくいので将来は以下のコマンドに統合されると思います。「lsb」はLinux Standard Baseの略で、Linuxの仕様の標準化が進んでいます。
◇Ubuntuの結果
takumi@ubuntu:~$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description: Ubuntu 8.04.1
Release: 8.04
Codename: hardy
takumi@ubuntu:~$
◇CentOSの結果
[taniyama@picasso ~]$ lsb_release -a
LSB Version: :core-3.1-ia32:core-3.1-noarch:graphics-3.1-ia32:graphics-3.1-noarch
Distributor ID: CentOS
Description: CentOS release 5.2 (Final)
Release: 5.2
Codename: Final
[taniyama@picasso ~]$
LSBへの各Linuxディストリビューションの対応状況はまちまちです。Ubuntuの出力にはLSBのバージョン表示がありません。このバージョンでは、まだLSBへの対応がなされていないのでしょう。
LSB準拠のLinuxであれば、このようにコマンドの互換性が保たれます。さらに、コンパイル済みバイナリーソフトウエアが、将来リリースされるLSBでも動作するようになります。ソフト開発者は、LSBを意識して開発することだけで良く、配布仕様間の差への配慮が少なくてすみます。ちょうどUNIXがSingle UNIX specificationやPOSIXで互換性の向上が進んだのと似た流れです。
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(*)この記事の作成・投稿はWindowsXPとFirefox3で行いました。


