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情報技術の四方山話

AI、IoT、ヤマハルータ、VPN、無線LAN、Linux、クラウド、仮想サーバと情報セキュリティのよもやま話

住友電気工業(住友電工)がOpenOfficeの活用を公式発表

2008-05-21 12:25:57 | 中小企業のIT戦略
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。

住友電気工業(住友電工)がOpenOfficeの活用を発表しました。

住友電工の発表へ

住友電工は、連結対象を含めると154,000人も従業員がいる巨大企業です。本体だけで、3,800人ほどです。

その他の報道によると、住友電工のOpenOffice.orgの導入を支援しているのは情報システムサービスで著名な「アシスト」です。アシストは、2007年に社内の700台のPCをOpenOffice化しています。

アシストのOpenOffice導入事例のページへ

OpenOffice.orgの日本語サイトへ


OpenOfficeは、OpenOffice.orgがオープンソース・ソフトウエアとして開発する一般事務用ソフトウエアです。Microsoft Office Proffessional相当の機能を備え、Word、Excel、PowerPointとの高い互換性があります。ISO標準のODF(Open Document Format)の原動力となったソフトウエアです。SunのSun StarOffice開発プロジェクトの成果をオープンソースとして公開したものが基になっています。

日本語ドキュメント特有の表現に対する機能追加・修正に「かもめの開発2007 プロジェクト」が取り組んでいます。これはIPAの事業の一環として実施、結果が公開され、このプロジェクトの成果はダウンロード等で入手できます。将来的にOpenOffice本体の機能追加・修正として反映されます。

かもめの開発2007 プロジェクトのサイトへ

OpenOffice.orgのソフトを基に、メーカーブランドとして配布されているものに

□Sun StarSuite
(*)日本では商標の関係でSun StarSuite、海外ではSun StarOffice。
Sun StarSuiteのページへ

□IBM Lotus Symphony
現在ベータ版で、無償で配布されています。正式リリースは近そうです。
IBM Lotus Symphonyのページ(英語)へ

があります。Sun StarSuite8は有償ですが、Googleの「Googleパック」のソフトウエアの一つとして選定され、Googleから無償ダウンロードすることができます。但し、Sunのサポート対象外です。

Googleパックのページへ

OpenOfficeは、Windowsだけでなく、MacOS XやLinux上でも動作します。Microsoft Officeの互換ソフトウエアの面だけでなく、幅広い基本ソフト上で動作することも特徴です。

OpenOffice.orgを検討するときには、先のアシストの事例ページの情報を先ず読み、加えてOpenOfficeの利用ガイドを参照する方がイメージを捕らえやすいと思います。

Office2007の導入を考えるのであれば、OpenOfficeの導入も選択肢に入れたほうが良いと思います。

☆オープンソース・ソフトウエアの活用に関する、ご質問・ご相談はお気軽にどうぞ!
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都心高輪白金と川崎新百合ヶ丘でもEeePCとEMobileは快調です!

2008-05-14 06:01:26 | 中小企業のIT戦略
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。

以下、昨日の話です。

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EeePCとEMobileで都心・白金高輪で接続をしています。訪問先のIT企業様の会議室です。インターネット経由でPPTP-VPNを事務所のRTX1500との間で接続し、事務所内に接続しています。これも問題ありません。

打ち合わせに入るときに、皆様実機をご覧になりしばし談笑しました。IT企業様ということもあり、皆様EeePCのことは良くご存知でした。

PPTPでつないだ事務所内のPCにつないで、打ち合わせ、メモを取りました。この様な使い方が気楽にできると、PCを持ち歩いても良いと感じています。メモもEeePCには残りませんから。

---

ここからは川崎市の北部「新百合ヶ丘」のホテルロビーで書いています。
ついこの間まで、メールをWebベースで見れると良いと思っていましたが、このようなモバイルVPN環境であれば、事務所内のPCにアクセスしたほうが、SSLの仕組みを考え構築するより、簡単です。モバイルVPNが普及しますね。どこでもつながることは、考え方を変えます。私にとっては、インターネットの再来のような体験になっています。

仕事柄、低速携帯通信もずいぶん使ってきましたが一旦高速通信を知ると戻れません。ちょうどISDNインターネット接続がDSLなどで高速化した時のようです。WiMAXを待つまでもなく高速携帯によるモバイルVPNは実用的です。

私は持ち物を忘れやすくなったので、パソコンを持ち歩く事を止めていましたが、EeePCとEMobileの登場で、安心してパソコンを持ち歩けるようになりました。

大手が情報セキュリティでがちがちになっている一方で、中小企業はモバイルVPNで機動力抜群です。

☆モバイルVPNに関する、ご質問・ご相談はお気軽にどうぞ!
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一週間でホームページリニューアル

2008-04-17 09:59:47 | 中小企業のIT戦略
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。

一週間で教育事業のビジネスホームページ「きらりきっず」をリニューアルしました。
「きらりきっず」のホームページは、従来の作り方で3月中旬より制作し、4月3日に、公開しました。しかしながら、事業の立ち上げ時期は、内容の変更も頻繁なので「はるきゃべつとおがりん」ではじめる、ビジネスホームページのクイック制作を使って作り直すことにしたのです。

「きらりきっず」のホームページは4月11日より再制作を始め、本日17日に公開となりました。新サイトの特徴は、

1.改訂がタイムリー
 改訂が速い。細かな改訂は、午前中依頼すれば、当日に更新することができます。
 小学生低学年、幼児教室の立ち上げ期なので、コンテンツの追加変更が頻繁に発生します。
 更新が速いことで、教室の状況をタイムリーに公開することができます。

2.改訂をRSS配信可能
 ブログ等と同様、ページ更新をRSSで配信することができます。
 教室に興味を持っていただいた方にRSSブックマークをしていただくことで、
 ホームページの更新をほぼリアルタイムに知ることができます。

3.教室の利用者様だけのページの作成
 教室から利用者様への連絡に使います。

です。ホームページの情報を積極的に配信する仕組みが備わっています。また、特定利用者向けのページを備え、情報伝達の範囲を限定することもできます。

「はるきゃべつとおがりん」のサイトも同様に一週間で立ち上げることを目標に制作が進んでおり、制作過程を公開中です。「はるきゃべつとおがりん」には、筆者が技術的な支援をしていますが、女性経営者向けのIT支援のために、女性スタッフが事業を始めます。

このようにホームページの立ち上げや、リニューアルが一週間でできることは、時代の変化を感じます。

一週間弱でリニューアルした「きらりきっず」ホームページへ
「きらりきっず」のブログへ

リニューアルを担当した「はるきゃべつとおがりん」のブログへ

ヤマハルーターと仮想サーバで作るネットワーク入門開催!(4/19,5/12)詳細はこちら
RSS配信付きホームページのご質問・ご相談はこちら
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RSS配信機能付きビジネスホームページ

2008-04-16 07:40:18 | 中小企業のIT戦略
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。

この数年、中小企業様のホームページ立ち上げの仕事をしてきました。これまでのホームページは、更新したことを積極的に知らせる機能がありませんでした。更新は検索エンジンの表示順位にも影響します。これまでの更新は、検索エンジン対策に繋がり、結果的にアクセスが増えるという構図です。

一方、ニュースサイトやブログで広く普及したRSS配信を利用することで、サイト内に記事が追加されるなど、サイトの更新状況をタイムリーに把握することができます。

同様に、RSS配信機能を自社ホームページに付けると、自社ホームページが更新されていることを、RSSブックマークした方に知らせることができます。

SEO対策として、ページの更新が必要なことは、これまで同様ですが、興味を持っていただいた方に、情報更新をタイムリーにお知らせすることが、ビジネスホームページとして大切な機能です。

ブログには、この配信機能が備わっているので、配信機能のないホームページよりも多くの来訪を戴くことができます。これからのビジネスホームページは、ブログと自社ページからのRSS配信両方を使うことで、来訪者とタイムリーに情報交換ができるようになります。

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KDDIがSaaSサービスでOutlookを提供

2008-03-31 07:31:23 | 中小企業のIT戦略
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。

KDDIがSaaSサービスでKDDI Business Outlookの提供を4月25日に開始すると発表しました。メールクソフトのMicrosoft Office Outlook 2007を月額980円で提供します。

auの携帯電話からは、Outlookで使うメールアドレスや、Outlook上のスケジュール、アドレス帳等にアクセスできるとのことです。Exchange Server、Share Point Serverが含まれているので、この契約をすることでメールとグループウエア(情報共有)ができあがります。

月額980円であれば、小規模での運用には適しています。また、安価に携帯電話からのアクセスが可能であれば利便性は高まります。

メールを含むグループウエアのホスティングサービスですが、auに特化した(?)携帯電話からの機能を付加しているように見えます。

現在のメールサーバーの外部委託のみならず、グループウエアの外部委託が可能になるので、IT関連の設備に疎い中小企業には便利です。

OutlookのSaaSサービスのイメージ図(KDDI資料より)と発表資料へのリンク

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u-Kanagawa協議会「ITで神奈川の地域活性化を目指そう!」に出席して

2008-03-27 21:41:03 | 中小企業のIT戦略
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。

u-Kanagawa推進協議会シンポジウム「ITで神奈川の地域活性化を目指そう!」に出席してきました。

u-Kanagawa推進協議会の「u」は「ユビキタス」を表しており、「ユビキタス社会の実現にむけて」活動をしている、神奈川県の団体です。私も個人会員になっています。

シンポジュームは、全般に現在のIT基盤政策や活用のモデルケースを知るにはとても良い機会でした。幾つかの活用事例は、たいへん参考になります。

もう少し、中小企業の現場からみた、実践的な話しがあればと思いました。

ASPやSaaSは、これから中小企業が「社内ITをどう作るか」には関係ありません。例えば、今や中小企業で必ず必要となる、電子メールを見てみましょう。

サーバーが何処にあるかを考えて選ぶ企業には、情報処理部門があります。もちろん、サーバーの設置条件を細かく見て選択した方が良いのですが、少数のメールアドレスであれば「インターネット的に通信条件が良いか。安全な場所に置いてあるか」を検討するより「事業者として安心か」のほうが優先する判断です。

殆どの企業が「電子メールサーバー」を借りて使っています。ホームページも同様です。これは典型的で、最も身近な「サービス借り」です。ASPやSaaS等と言いません。ASPやSaaSは技術的な言葉に見えますが「ホスティング」や「ハウジング」を言い換えた営業的な言葉です。

ASPもSaaSも、利用企業にとっては、単に「アウトソーシング」なのです。インターネットが高速化したことと、サーバーに遠隔接続する方法が安価になってきたことで、社外にサーバーがあっても、複雑な動きのソフトウエアを使うことができるようになりました。その基盤を中小企業が企業活動の中でどう活用するかが大切です。

弊社では、小さな規模ではありますが、在宅勤務者が事務所にいることとほぼ同じ勤務環境を作ってきています。中小企業が今、本当に必要なことはASPやSaaSではないと実感しています。

ネットワーク基盤が整備されて、中小企業がその基盤を利用できるようになりました。しかし、活用するには大企業並みの知識が必要になります。新しいものに移行するときに何が必要なのか、どうやって繫ぐのか、どうやってセキュリティを確保するのか、その費用はどうなるのか....

小さいながらも大企業並みの悩みの要素があることが問題なのです。
それを解決するのが「ASP」や「SaaS」でしょうか?
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社内情報の集約と集中管理

2008-03-27 10:07:27 | 中小企業のIT戦略
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。

中小企業のITシステム選択のご相談を受けるときのポイントは「社内情報の集約と集中管理」です。

これまでのようにPC側にアプリケーション(例えば、電子メールや、Microsoft Office)を入れた場合、電子データをサーバー側に置くためには、机上のパソコン一台、一台に細かな設定を施す必要があります。

何らかの理由で、アプリケーションの更新を行う場合も、自動配布ツール等があるにしても、各パソコン一台、一台にインストールする必要があります。導入後の試験まで考えると、更新に相当の時間を考える必要があります。

このようなシステムの作りをすると、システムの調整の度に何かと人手がかかります。費用も掛かるので、システムを最適の状態に維持しておくことが難しくなります。

一方、PCにアプリケーションを置いたときに、電子データをサーバーに置く設定が十分にされていないときは、一部の電子ファイルがPC側に保管されます。PCの故障が発生したときには、電子メールも見ることができなくなります。PCは故障するものですから、その備えは考えておく必要があります。

これまでに、大規模な会社では、社内情報の集約と集中管理を積極的に進めてきました。しかしながら、大企業でも、多くの場合一般的なPCの使い方を前提としています。

中小企業では、情報の集約と集中管理の必要性が高まっています。それを現実的な費用で解決することが必要です。

この背景から、これからの中小企業のシステム構築にこそ「仮想サーバ、シンクライアント」が必要になります。

仮想サーバーはサーバーハードウエアを減らすことができるだけではありません。シンクライアントと組み合わせることで、PCの中身を社内のサーバーラックやデータセンターに置くことができます。

こうすると、自然と社内情報はサーバーラックやデータセンターに集中することになり、情報保護の見通しが高まります。

携帯系接続の高速化により、モバイルパソコンからの情報漏洩対策も大切な問題です。これから組むシステムは、ネットワークの専門家とサーバーシステム、PCシステムの専門家が組まないと、システムの基盤を実現することができません。システムは理屈だけでは動かないからです。

もともと情報漏洩に強い仕組みを最初から計画することがシステム選択の要です。「パソコンがこちらの方が安い」だけでシステムを選んでいませんか?
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中小企業のIT戦略をはじめます

2008-03-18 08:06:30 | 中小企業のIT戦略
おはようございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。


「中小企業のIT戦略」をはじめます。このカテゴリーでは、中小企業の為のITに関する情報を集めていきます。世の中の大部分が中小企業です。

中小企業向けのIT活用は、いつの時代にも話題になります。「IT」が「ICT」になるといわれて実感できている方がどれほどいらっしゃるでしょうか。

「IT」や「ICT」など省略言葉が多いので「何のことだかわからない...」と「理解できないこと」としている方も多いと思います。

これは、所謂IT系の技術者でも同じことです。殆どのIT技術者は、要素技術に詳しくても、体系的なシステム構築は苦手です。このことは、ホームページを作る際に、「地図のデザインを考える」人に「ホームページの内容を考える」ことを求めることと同じです。これでは上手くいきません。

ところが、お客様はその分類も判りません。分類があることすら知らないのですから。「専門家に頼んでいる」と安心しても、結果的に困ったことが起こります。起こるのが当たり前なのです。「専門家」が「何の専門家か」を踏み込んで理解していないのですから当然です。

では、中小企業はITとどう向かい合えばよいのでしょうか。また、中小企業にITを提案する側は何を考えれば良いのでしょうか。そのヒントを読者の皆様と一緒に考えることができればと思います。
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